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今年もきれいに咲いた朝顔でしたが、11月初旬まではしっかりと咲き誇っていました。種はこれからが収穫時期となり、また来年に繋げることになりますが、品種改良の花は発芽率が低いのでたくさんの種を収穫する事が大切です。
さて、先日の仕事帰りに三沢市の中居酒店さんより『たかちよ豊醇無盡扁平精米無調整生原酒おりがらみSEVEN黄緑』と共に購入させて頂いたお酒が、今回ご紹介する『東鶴(あずまつる)冬支度おりがらみ純米生』です。
佐賀の銘酒東鶴 多久の山々が
裏書をどうぞ 酒色は濁って
佐賀県は『鍋島』をはじめとして、『東一』や『七田』、『光榮菊』、『天吹』など、旨い酒で有名な県です。佐賀県多久市の東鶴酒造が醸すこの『東鶴』は、1830年から続く老舗の小さな酒蔵でしたが、お酒が売れず平成に入った頃から休業状態となり廃業寸前でした。先代の長男で現在の六代目が、佐賀県内で呑んだ小松酒造の『万齢』に感動し、自分もこんな酒を造りたいとの想いから、『貴』で有名な、山口県の永山本家酒造で修行に励み、平成20年には酒蔵を復活させ、お酒の売り上げも右肩上がりです。
秘密の一つは水で、酒造りの重要要素である仕込み水を、より美味しくなるようにと10mの深さの井戸から更に100mにまで掘り下げ、軟水の水に変えると、酒質が抜群に向上しました。
2019年の九州北部豪雨では蔵の側の川から水が溢れ、蔵全体が浸水するという被害を受けました。しかし、酒販店や多くの方々に支援されて、1ケ月後には酒造りを再開できるまでになりました。
さて、今回の『東鶴冬支度おりがらみ純米生』は、春夏秋冬を飾るシーズン酒のうちの1本です。酒米は富山県の開発した、米粒が大きく心白の大きい「雄山錦」で、酵母は佐賀県で開発を進めている、香りが良くスッキリとした味わいになるSAWA-1。アルコール度数は16%で日本酒度は-1、酸度は1.4と甘口のお酒に醸し、搾りたてを手早く瓶詰めしたフレッシュなお酒です。
グラスに注ぐと酒色はおりがらみらしく滓が舞っており、生酒特有の甘酒のような優しい香りが、湧き上がるように香っています。口に含むとフレッシュで甘さと爽やかで煌めく酸が、口腔の上部に突き刺さります。本当に酸味が心地良い~。こんな美味しいお酒を造っているのですから、酒販店や消費者に支持されるハズです。
以前『東鶴芽吹きうすにごり生』を呑ませて頂き当ブログに載せましたが、やはりジューシーなお酒で、ぜひ女性に呑んで頂きたいと書きました。このお酒も同じに美味しいので、女性の方、騙されたと思って呑んでみて~。♪
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