2022年9月12日月曜日

希少『新政No6X-typeリニューアル瓶純米大吟醸生原酒煌きラベル』

いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

朝晩は肌寒く秋めいて参りましたが、日中はまだ残暑が厳しく、汗まみれで帰宅すると夕方の涼やかな風に癒されています。秋は「読書の秋」とも申しますが、今年もデーリー東北に応募する予定の新春小説が未だ仕上がっておらず、焦るあまりドキドキが止まりません。

さてお盆に呑んで下さいと頂戴した日本酒を、漸く頂く事ができました。その頂戴したお酒とは、何と驚愕の、そしてワンダフル、秀逸、入手困難な『新政NoX-typeリニューアル瓶純米大吟醸生原酒煌きラベル』でした。驚きましたか?。こんな立派なお酒を届けてくれたのは私の前の職場のF君で、冷蔵庫に長期間保管していたため、味の補償は無いとの事でした。‥‥がそんな訳も無く、有難く有難く頂きましたよ。

袋も有難い  新政の立ち姿

高尚な意味が  裏書をどうぞ

酒色は透明  バブルが

新政NoX-typeリニューアル瓶純米大吟醸生原酒煌きラベルは、秋田県秋田市で創業が幕末嘉永5(1852)の新政酒造が醸しており、米問屋だった佐藤卯兵衛が酒造りを始め、「うへい(卯兵衛)の酒」で親しまれたそうです。その後、明治政府が施策の大綱とした「新政厚徳」から『新政』としています。五代目が昭和5年に協会六號酵母の抽出に成功し、造ったお酒が美味しいと評判になり、秋田に『新政』有りと云われるようになりました。

 蔵の再度の転機は平成19年。東大出身の御子息佐藤祐輔氏が酒蔵に入社し、蔵の改革に着手します。翌、平成20年には社員醸造に移行。同22年には原料米を秋田県産に限定。同24年には社長に就任し、全品を純米造りに。同26年には速醸酒母から決別し、生酛系酒母のみに限定した数少ない生酛純米蔵になりました。そしてフレッシュで繊細な味わいを保つため、且つ、酸化に気を遣い、敢えて殆どのお酒を四合瓶で提供しています。

 『新政NoX-typeリニューアル瓶純米大吟醸生原酒煌きラベル』の酒米は秋田県産「改良信交」を3545%に精米した大吟醸。亀の尾の血統を持つ「信交190号」(別名たかね錦)を改良したもので、稲穂は背が高く生育が難しいお米ですが、蛋白質が少ないため芳醇な甘味で、丸みのある味わいのお酒になるようです。酵母は云わずと知れた蔵付きの6号酵母で、同地の伏流水で醸しています。

グラスに注ぐとトロミがあるように思えますが、シュワッとした感じで酒色はほぼ透明、蛇の目に細かなバブルがたくさん張付いています。香りを利くと柑橘系の甘い香りがします。口に含むと果実の甘酸っぱくジューシーで、米と酵母でどうやってこの味わいを造るのか、凄いものだと思いました。

 今回のお酒は『新政№6』の最上級モデルで、『X-type』はexcellent(豪華版)を意味するフラッグシップモデルとされる、蔵人しか味わえないような槽口の味わいのお酒です。もちろん抽選販売か抱き合わせ販売でしか手に入らない貴重なお酒なので、しっかりと味わいながら呑ませて頂きました。そのため2合をすきっ腹でほぼ呑み切ってから肴を頂くという事になり、急激に酔ってしまいましたけど。♪

(。・_・。)ノ