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2月末に八戸パークホテルの主催で高善酒店さんがタックを組んだ日本酒イベント「如月美酒で一献」が開催予定でしたが、八戸市のコロナの罹患者が爆発的に多くなったため、止む無く延期となりました。それが4月26日に開催されることになり、私も参加したいなぁと思っております。どうか、またコロナが感染爆発しませんように。
さて、日本酒愛飲家のF君より「柳町さん『天美』って知ってます?」と問われ、「去年の2月頃に海ぼうずさんで呑んだよ」と答えましたが、実は彼の手元には『天美純米吟醸うすにごり生原酒』が2本あるとの事で、1本を譲ってもらえる事になりました。うれしー!ありがとう!。
酒名は天照大神から「天」を、酒を意味する天の美禄から「美」を頂き『天美』としており、山口県下関市で新進気鋭の長州酒造が醸しています。語れば長いのですが、明治4年創業の児玉酒造から、太陽光発電システムを製造する長州産業が、主力酒『長州菊川』と共に平成30年に酒造事業を引き継ぎ、長州酒造として新規の酒蔵を建築し、最新鋭の機器を揃えました。杜氏は藤岡美樹さんで、香川の川鶴酒造で蔵人となり、その後、三重の清水清三郎商店などで杜氏をしていました。若き女性杜氏と3人の新人蔵人で、新たな主力酒『天美』を醸しています。
また、ラベルのマークは酒を醸す過程で醗酵が一番ピークになった瞬間をイメージしたシンボルマークになっています。う~ん、こういうイメージなんですねぇ。今回のお酒は、ラベルの色が桃色の天美なので「桃天」という略称で呼ばれているようです。
桃色の天美 シンボルマーク
裏書をどうぞ 酒色は滓がらみ
『天美純米吟醸うすにごり生原酒』の酒米は酒造好適米の王者「山田錦」を60%に磨いた純米吟醸とし、酵母は香露酵母といわれる酸が少なく香気の高い901号酵母で、仕込み水を蔵内の井戸から汲み醸しています。日本酒度などのスペックは非公開としていますが、日本酒度は-5、酸度1.4くらいのお酒でしょうか。
瓶の底には白く滓が沈んでいます。開栓すると「ドンッ‼」と大きな音が。蛇の目に注ぐと滓がらみでトロミもあり、蛇の目の内側に微炭酸の泡がびっしりと。香りは華やかで米の旨味の香りが。口に含むとフレッシュ&ジューシー&桃ジュースのようなフルーティさで、舌にはピリピリと煌めく酸がサイダーのように刺さります。濃厚な甘さと透明感のある酸で超旨い『桃天』は、ランキング入りは確実です。
前述の高善酒店さんは毎年10月の「日本酒の日」に酒蔵を八戸に集めて独自のイベントを行っていますが、4月だと生酒が揃うかもと期待しています。♪
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