いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。
四月に入り、凍てつく冬を耐えた水仙や福寿草などの草花が次々に花を付けています。陽気に浮かれグラジオラスやダリヤの球根の植付けを忘れないようにと思っています。
福寿草が咲き 水仙も花を咲かせ
冬越しのガーベラ 芍薬の芽が出て
さて、お酒なら何でも嗜む義兄より、私のお誕生日にと日本酒を頂いておりました。それは、三浦酒造と八食センターのコラボ酒『豊盃×849特別純米直汲み生酒』です。一昨年、八食センターの方と三浦酒造の方が「年末に何か面白い事ができないかなぁ」という何気ない会話から、特別なお酒を造ってみようと云う事になり、2000本限定で誕生したお酒だそうですが、一年目は発売三週間で1500本が売れた人気のお酒です。
この『豊盃×849特別純米直汲み生酒』は弘前市の三浦酒造で醸しており、「849」はハッショクというダジャレで、八食センターでしか購入できない二千本限定の希少なお酒です。時計を模したラベルでは短針が8、長針が4,秒針が9となりハッショクの語呂合わせにもなっています。ラベルの色は昨年が黄色でしたが今年はピンクです。
豊盃直汲み849 8・4・9に針
詳細をどうぞ 酒色は透明
三浦酒造は昭和5年の創業で、年間生産量は約四百石と小さな酒蔵です。わが八戸の祖の南部家と敵対していた陸奥国弘前藩初代藩主の津軽為信が、戦場で兵の士気を鼓舞するために歌ったと云われる男女の求愛の唄「ホウハイ節」から酒名が命名されました。(昨年のブログと一言一句違わず!)
スペックは非公表ですが、ベースになっているお酒は多分昨年同様『豊盃純米吟醸豊盃米55直汲み生原酒』ではないかと思われます。酒米は全国でこの酒蔵だけが唯一契約栽培している酒造好適米の「豊盃米」を55%まで削って使用し、酵母は自社酵母、仕込み水は津軽富士といわれる岩木山の伏流水を蔵の井戸から汲み上げて使用し醸したのでは。日本酒度+3くらいで酸度は1.4くらいでしょうか。
開栓すると香りは爽やかに麹の香りがフルーティさを伴っています。蛇の目に注ぐとお酒の色は透明で、口に含むと重厚でパンチの効いた甘さを感じ、これが豊盃米の旨味かと再確認。呑み込む寸前に酸味が鼻腔に抜けます。穏やかな辛さが舌にピリッときますが、返ってバランスを整えているようで、今年の『豊盃×849特別純米直汲み生酒』は昨年とはケタ違いの旨さのお酒でした。
三浦酒造さんでは、以前八戸で「豊盃の会」を毎年のように開催していましたが、残念な事にここ数年は開催されていません。青森・岩手・秋田、どこの酒蔵さんでもよいのですが、自慢の生酒や無濾過生原、滓がらみ、貴醸酒などを披露し、参加者全員を驚かせてほしいと願っています。♪
\(。・_・。)ノ