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毎年カブを漬けています。昨年は5㎏を漬けたのですが評判が良く、夏の少し前に食べ切ってしまったので、今年は7㎏に増量しました。美味しく漬かったらお裾分けしたいと思っています。
のだ塩はブランド 佐藤1㎏
さて、お酒のストックが無くなってしまい、近くの加藤酒店さんに美味しいお酒を探しに行ってきました。連なる数台の大型冷蔵庫に日本各地のお酒がびっしりと林立する中で、購入させて頂いたのが『大観しぼりたて純米吟醸生 Starting
Point』でした。
この酒名は、茨城県日立市川尻町で明治二年創業の森嶋酒造株式会社が醸していますが、酒造設備を一新し且つ杜氏も従来の南部杜氏から、常陸杜氏である森嶋専務が自ら醸すことで、香り控えめで爽やかにキレのある酒質に大改革しました。当然に銘柄も今までの『大観』から、令和元年より蔵名の『森嶋』へ変えています。
今回の『大観しぼりたて純米吟醸生 Starting
Point』は、コロナ禍で消費が急減した日本酒の、その原料となる酒米を造っている農家を支援するため、地元JAからの依頼により特に醸したお酒で、森嶋酒造の原点(スターティングポイント)と云われる「純米吟醸しぼりたて」を、『大観』のラベルを復活させて冠し販売しました。
酒米は茨城県産酒造米とあり銘柄は不明。酵母は酸度が少なく香気の高い協会9号酵母で、吟醸造りに最適な酵母を使っています。仕込水は阿武隈山地のミネラルが豊富な硬質の天然水を使い、日本酒度+5、酸度1.8のお酒です。
しぼりたて生 横山大観の筆
裏書をどうぞ 仄かに琥珀色
蛇の目に注ぐと酒色は仄かに琥珀色で、香りは爽やかにフルーティさも。口に含むと重厚な甘さがあり、呑み込む際にキリッとシャープな辛さを感じます。舌に酸味のジワ感も無く呑みやすいお酒ですが、呑み進むと辛みが徐々に強くなってくるようでした。
因みに協会9号酵母は、元は「熊本酵母」「香露酵母」といい、1953年に『香露』の醸造元である熊本県酒造研究所の醪から分離されました。その後1968年より日本醸造協会より協会9号酵母として頒布され、香気が高く酸の生成が低い吟醸向けの酵母は、吟醸酒の発展に大きく貢献したようです。そして、9号酵母から901号酵母が派生し、ますます美味しいお酒が造られています。♪
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