いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。
献血を特技のように捉え、二十代より現在まで続けさせて頂いております。自身も含め、輸血で助かる命のために協力するのは健常者の務めだとも考えており、先日もライオンズクラブ主催の献血が八戸市役所で実施されることをメールで知らせて頂き、早速献血に行ってきました。皆さんも誰かのためにとっても役立つ献血に是非いらっしゃいませんか。
記念品のシクラメン
さて、先日江陽二丁目の加藤酒店さんで『醸す森』を購入させていた際に、もう1本「これも美味しいよ」と言われ購入したのが『寒紅梅純米吟醸原酒プロトタイプN火入れ』でした。このお酒は、三重県津市で幕末の安政元年(1854)に創業した寒紅梅酒造が醸しています。創業後は灘などの酒に押されて、低価格でのお酒の販売を余儀なくされていましたが、昭和に入り乳酸菌飲料を使用した梅酒がブレイクします。しかし、原点に立ち返り「旨い日本酒を造りたい」と、2010年に佐賀県の「東一」を醸す五町田酒造の杜氏から酒造りを一から学び、納得のいく日本酒を造り上げ、酒蔵の名前を冠しています。
寒紅梅 プロトタイプN
酒色は透明
『寒紅梅純米吟醸原酒プロトタイプN火入れ』は、プロトタイプなので未だ酒質向上の余地があると酒蔵で判断したのだと思います。また、『N』は使用酵母が7号酵母なので、ローマ字読みでNにしています。また姉妹品に『プロトタイプM』『プロトタイプJ』もあり、同様に明利310号酵母、14号より名付けています。
酒米は絶対王者の山田錦を使い、酵母は前述の香気の高い協会7号酵母。仕込み水は鈴鹿山系の中軟水の伏流水を使い醸しています。スペックは非公開ですが日本酒度は+1~2程度、酸度は1.5位でしょうか。
開栓すると火入れなのに「ボンッ」と音がして生酒のよう。蛇の目に注ぐと酒色は無色透明で、香りは仄かに酸の香り。口に含むと、原酒とは思えないスッキリさで、呑み込む際に爽やかな辛さが咽喉をジワーっとさせます。山田錦の旨さをしっかりと搾り取ったお酒でした。
この日2合を頂き、3日後に残りの2合を頂きましたが、開栓すると再び「ボンッ」と生酒のように音がして、驚きの火入れ酒でした。火入れなのに不思議だなぁ。♪
\(。・_・。)ノ