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9月中旬となって暑さもひと段落し、朝晩の冷え込みに秋を感じております。秋と云えば「食欲の秋」。リンゴやブドウが楽しみなので、時々産直に通って様子を見ております。
さて先日、自家用車がだいぶ古くなってきたので買い換えたのですが、その際に骨を折って下さった所長様にお礼にと、江陽二丁目の加藤酒店さんにお邪魔して日本酒を購入して参りました。その際、大型冷蔵庫の中で836円とリーズナブルなお酒を発見し、普通酒かと思いきや純米でしかも無濾過の生原酒。なぜこんなに安価かと店長に伺ったら、容量が500㎖と少ないからとの事でしたが、私が呑むお酒にと購入させて頂きました。
そのお酒が『秀よし 寒しぼり純米生原酒 生一本無調整』で、秋田県大仙市において創業元禄二年(1689年)の鈴木酒造店が醸しています。『秀よし』の酒名は、宝暦年間(1750年代)に秋田藩内で行われたお酒の品評会で、鈴木酒造店のお酒を当時の八代目の藩主佐竹義敦が特に気に入り、「御用酒の『清正』より秀でて良し」と高く評価し、『秀よし』と命名せよと御下命を賜った事から名付けられました。因みにその後、嘉永元年(1848年)には藩の御用酒にも指定されています。
500㎖の瓶です 金賞受賞
肩ラベル 生一本
裏書をどうぞ 仄かに琥珀色
『秀よし 寒しぼり純米生原酒 生一本無調整』は酒米が掛米に食用米の「めんこいな」、麹米に秋田が誇る酒造好適米の雄「秋田酒こまち」を使っており、酵母は香りが爽やかな「秋田流花酵母」と、甘さを醸す「華こまち酵母」をブレンドして使用しています。これを酒蔵内にある深さ45mの井戸から汲み上げたミネラルたっぷりの奥羽山脈の伏流水で仕込んでいます。日本酒度は+3.5、酸度1.7と数字から見ると辛口の日本酒だと思いました。口にする迄は。
蛇の目に注ぐと酒色は仄かに琥珀色で、香りは酸の香りがほんのりと。口に含むと、先ず秒速で重厚な甘さを感じフルーティさもあります。その後直ぐに爽快な酸が鼻腔に抜け甘さが消えました。消えたと同時に舌にピリピリと辛さがやってきます。不思議な酸味とともにスッキリとキレてゆきました。こんなに美味しいお酒が500㎖だなんて、一升瓶で購入したかったお酒でしたよ。
コロナのワクチン接種の1回目がやっと済みました。2回目は10月初旬の予定ですが、ワクチンが済んだら愛知の孫に会ってこの手で抱き上げ「高い高~い」をしたいし、「海ぼうず」さんにも行きたいし、鶴田町のN様や彼を師と仰ぐ皆様方との懇親も心待ちにしております。それにしてもお店が閉まっていないかがとても心配です。♪
\(。・_・。)ノ