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3月末で退社となる私を元気付けてあげたいという方々のお誘いを受けて、3月は度々居酒屋「海ぼうず」さんに伺っておりました。ここの「二千円呑み放題」は大吟醸や無濾過の生酒などがズラリと並ぶため、もう他所ではお酒が呑めません。
亀齢無濾過生原酒 裏書をどうぞ
今回の乾杯は、店主秘蔵のお酒の『亀齢 山田錦純米吟醸無濾過生原酒』を四次元冷蔵庫から出して頂きました。この酒蔵は信州上田で北国街道の城下町柳町(ムムッ)にあり、その昔には真田氏が築いた難攻不落と云われ、徳川軍を二度も撃退した地でもあります。その長野県上田市にある岡崎酒造の創業は非常に古く、江戸時代初期の寛文5年(1665)で、もちろん真田一族も呑んだお酒だと考えられます。また、現在の杜氏は蔵元の奥様による女性杜氏です。
『亀齢
山田錦純米吟醸無濾過生原酒』は酒米に美味しいお酒の定番「山田錦」を使い、信州の名水菅平水系の良質な水で仕込み、日本酒度や酸度は非公表なのですが、概ね日本酒度は±0、酸度1.4位でしょうか。
香りはフルーティさと無濾過生酒の独特の香りが。口に含むと華やかにフルーティ&ジューシーで吞み口が軽く、呑み込むと仄かな渋味と辛さを感じます。何杯でもイケる旨さでした。さすが店主様のイチオシは違う!。
鳥海山花ラベル 裏書をどうぞ
乾杯後に『鳳凰美田初しぼり無濾過本生純米吟醸酒』、そして『赤武純米酒NEWBORN』と続けざまに頂き、4杯目には秋田県由利本荘市の天寿酒造が醸す『鳥海山純米吟醸生酒花ラベル』を戴きました。鳥海山は秋田県と山形県にまたがり出羽富士とも呼ばれています。肩ラベルの「春宵一刻」は春宵一刻値千金からきており、春の宵の一時は千金に値する貴重なものという意味で、このお酒を呑むときこそが貴重な時間ということでしょうか。また、この酒蔵は花酵母で知られ、マリーゴールドやベゴニア、なでしこなどから酵母を造っています。
『鳥海山純米吟醸生酒花ラベル』の酒米は、秋田が生んだ山田錦にも劣らない「秋田酒こまち」で、酒名のとおり鳥海山の伏流水を使用し専用タンクで小仕込みの春限定酒は、日本酒度+0.5,酸度1.9のお酒です。香りは華やかな吟醸香が。口に含むと華やかにフルーティで、1.9もある酸味がそれ程感じられません。呑み込むと渋味があり、辛さもようやく追いつきます。キレもスッキリで美味しいお酒でした。
特純 雨後の月 加茂金秀桜吹雪
陸奥八仙[赤]ラベル K氏と店主と私
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