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一月も半ばとなりましたが、温故知新の精神で昨年を総括させて頂きますと、とにかく「超」がつくほどの速さで一年が過ぎました。色々あった中で心に残るベスト3として、第一位:長男に女児誕生で私はおじいさんに。第二位:長引くコロナ禍でマラソンもお酒のイベントも軒並み中止。第三位:家の前に新たな花壇が完成、と以上でした。コロナに感染しなかっただけでも良しとして、健康に留意しつつマイペースで今年も頑張りたいと思っています。
さて先日、長男のお嫁さんの御実家よりお歳暮を頂戴したのですが、箱を開けてビックリ‼。何と『醸し人九平次 純米大吟醸human』が入っているではありませんか‼。超うれしー‼。このお酒は、愛知県名古屋市で創業が安政元年(1789)の萬乗醸造が醸しており、蔵主は代々九平治を名乗っています。お酒は「九平次」で当主は「九平治」って不思議。現在の当主、久野九平治氏は、酒蔵を継ぐ際にフランスのブルゴーニュに渡り、ワイン造りを勉強し日本酒造りに活かす技術を学び、平成9年に若き経営者が同級生を杜氏に据え、何物にも縛られない自由な発想で「醸し人九平次」の銘柄を立ち上げ、フランスのミシュランガイド認定三ツ星レストランのワインリストにも載るような煌めく味わいの日本酒に育て上げました。
純米大吟醸human化粧箱 醸し人九平次
ヒューマン 蓋に九の文字
今回の『醸し人九平次
純米大吟醸human』は、裏書に【男でもなく女でもない、国境や隔たりを越えたい、そんな日本酒になれるように】と記されており、蔵主の高邁な理念が伝わります。酒米は山田錦を45%まで精米して使用し、仕込み水は300年かけて湧き上がる湧水を長野県で汲んで仕込んだ大吟醸酒です。
グラスに注ぐと少しとろみがかっており、酒色はやや琥珀色で白い点々は滓の名残りでしょうか。香りはフルーティな柑橘系。口に含むとスッキリとフルーティで、基調は甘さですが仄かに酸味も感じます。ピリ感は無いのですが、しばらくすると口内にジワーっと辛さと酸味がやってきて、旨味を余韻に残しながらスッと切れてゆきました。愛知県といえば『醸し人九平次』ですが、本当に美味しいお酒を頂戴しありがとうございました。♪
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