令和2年2月28日に「第20回小幡建設日本酒クラブ定例会記念大会」が開催されました。第10回記念大会は屋形船での開催でしたが、今回は美味しい中華料理が食べ放題で、且つシメのラーメンまで頂ける定番の熊八珍です。今回も限定18名の方々に御参加頂き、一人当たり5合見当の9升のお酒でスタートしました。ちょっとした企画も用意し、四千円会費は絶対お得かも‼。
鍋島で乾杯 還暦Tシャツにコメントを
さて、乾杯のお酒は『鍋島純米大吟醸「特A山田錦45%磨き」』で、待ちきれない皆さんの喉を鳴らしました。『鍋島』はもちろん入手困難といわれる日本酒で、本数制限やプレミアもしっかり付いています。佐賀県鹿島市の富久千代大村屋酒造場が醸しており、創業は大正期ですが平成10年にネーミングを一般公募し、江戸期に鍋島藩と呼ばれていた事から『鍋島』という新ブランドになりました。
『鍋島純米大吟醸「特A山田錦45%磨き」』は最強酒造好適米「特A地区山田錦」を45%まで削り、多良岳山系からの良質な地下水で醸しており、日本酒度、酸度は先入観の入らないように非公開にしています。殆ど呑めば分かりますが。酒色は透明で、香りは仄かに酸の香りが。舌にピリ感も無いのですが喉にじわっときます。仄かにフルーティさも感じますが、甘味と酸、辛さのハーモニーが旨味を醸しています。ミラクルジューシーなお酒が続く当会の乾杯酒には適した乾杯酒だと思いました。「おいしー」と声が上がり、瓶を写真に撮る人もいましたよ。
石丸謹製 裏書きをどうぞ
2本目は、愛知県岡崎市で『二兎』がブレイクしている創業元禄三年(1690)の丸石醸造のお酒で、蔵名を冠したブランド『丸石謹製
限定おりがらみ直汲み純米吟醸無濾過生原酒』です。このお酒の特殊なところは、岡崎市の荒川酒店にのみ卸しているお酒なので、一般には流通しておりません。また発売と同時に売り切れるため、ある意味『十四代』より入手困難酒となっているレア酒です。酒米は山田錦を55%まで精米して使い、仕込み水は南アルプス明石山系の伏流水(軟水)、酵母はお酒の種類ごとに水との相性で選んでいるそうです。
開栓すると香りは微かでほんのりとフルーティで、酒色は仄かに濁っています。口に含むとフルーティ&ジューシーですが、舌にピリ感があり喉の奥がじわっと熱くなりました。重厚な旨味でやっぱり『二兎』を醸す丸石酒造のお酒は旨い‼。
こんな夜に 裏書をどうぞ
さて3本目は、ネーミングが奇抜と思われますが、実はジューシーなお酒『こんな夜に 満月 純米大吟醸無濾過生うすにごり』を準備しました。長野県伊那市で創業は慶応2年(1866)の株式会社仙醸が醸しています。信州高遠の城下町に酒蔵を構えており、南アルプスの高峰「仙丈ケ岳」に因んで仙醸としています。
酒名は「こんな夜に」シリーズとして、「鹿」「山椒魚」「満月」「雷鳥」などがあります。酒米は長野県産美山錦を使い酵母も長野D酵母、南アルプスの伏流水を地下より汲み上げて仕込んでおり、日本酒度-3、酸度2.1のお酒です。
うすにごりのネーミングのとおり、酒色は薄っすらと濁っています。立ち香は仄かに果実を思わせるフルーティさを感じます。口に含むとジューシーな旨味があり、甘いがため酸味が吐出した感もありますが、キレの良さに貢献しています。聞いたことのないお酒でしたが、十分すぎるジューシー酒でした。
ここで20回記念イベント『陸奥八仙新春祝い酒直汲み純米吟醸無濾過生原酒』が当たる、当会長とのじゃんけん大会です。2回実施して2名の勝者を決め、その2名が直接じゃんけんをして優勝者を決めました。もちろん事務局の私も参加し、盛り上がりましたが、結局優勝者はKさんで、日頃の行いなのでしょう。祝福の言葉と一緒にお酒が進呈されました。
酔いは未だ 20回参加にI氏
美女と‥ 会長はご満悦
仲良しの二人 初参加Kさん
さて、小幡建設日本酒クラブの前半戦でしたが、後半も『津島屋八反錦純米吟醸無濾過生原酒しぼりたて』や『鍋島 NEWMOON純米吟醸しぼりたて生』『菊乃井純米吟醸かすみにごり酒生原酒』など、驚きの旨さを発揮するお酒が目白押しでした。次週の後半戦に続きますので、来週も是非ご覧下さいね!!。♪
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