本当に有難いことに、時々居酒屋に誘って頂いております。場所を変えながら美味しいお酒にお料理で、本当に感謝しております。先日もお誘いを頂き、居酒屋「西や」さんに・・あれ、土木部懇親会で行ったなぁ・・・でも、前回は『越乃寒梅』の持ち込みだったため、店の冷蔵庫の中のお酒を頂戴できずにいましたが、念願叶って乾杯酒に『純米吟醸 麻輝(あさき) 無濾過生原酒直汲み中取り』を頂戴しました。
麻輝無濾過 裏書き
このお酒を醸す長野県長野市川中島町の株式会社酒千蔵野(しゅせんくらの)は、創業が天文9年(1540年)と大変古く、日本全国でも7番目に古い酒蔵で、前にも紹介したジューシーなお酒『幻舞』を造っています。また長野県で初の女性杜氏の千野麻里子さんは酒米の田植えから稲刈りまでをやってのける職人気質で、「心で醸す酒」「心が感じる酒」を守り続けています。そして『純米吟醸 麻輝(あさき) 無濾過生原酒直汲み中取り』の酒米は地元産の「美山錦」を使い、千曲川、犀川の伏流水で醸します。
利き猪口から受け皿に零れるほどに注いでもらうと、酒色は仄かに琥珀色で香りはフルーティ。乾杯ではやっぱりお酒が零れました。勿体ない。口に含むと『幻舞』と同様に、甘さを伴ったジューシーさが際立ち、酸味や辛味はあまり感じません。さすが千野麻里子!。
続いては冷蔵庫の中をガン見して発見した『菊鷹 菊一文字純米無濾過生酒』を店員のお姉さんお願いしました。
菊一文字無濾過 裏書き
菊一文字といえば沖田総司の愛刀、「菊一文字則宗」を思い出しますが、こちらは愛知県稲沢市で創業が明治5年の藤市酒造が醸すお酒です。平成24年に大阪から呼んだ山本杜氏が復刻させたブランドが『菊鷹』で、ラベルもどこか古風さを感じます。
酒米は麹米に「山田錦」、掛け米に「夢錦」を使い、酵母は酸の生成が活発な協会8号を使い、木曽川の伏流水となる硬水で醸したお酒は絶対に辛いに違いないと踏みました。また、純米の無濾過生酒なのにアルコール度数が14%と、えらく低く感じます。
利き猪口の香りを利くと、仄かで穏やかな酸の香りが。口に含むとあれっ?爽やかで甘さも感じるなぁ。しかもフルーティさも。でも後味には酸味と辛さがやってきてしっかりとキレてゆきました。
夜の帝王特純 裏書き
〆の一杯は広島県竹原市の藤井酒造が醸す『夜の帝王特別純米酒』でお開きとなりました。
お腹がはちきれんばかりに御馳走になり、もうこれ以上は呑めません。今夜もそしていつもいつもお気遣い頂き、本当にありがとうございました。またのお誘いをお待ち申し上げます。♪
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