11月も半ばとなり、暑かった夏が懐かしく思えます。これから雪が降ってくるのを考えると気持ちは萎えてしまいますが、我が家の朝顔は未だ頑張って咲き、癒しを与えてくれます。でももう少しで終了となるため、寒さに強い「ビオラ」と「プリムラ」を鉢に植えました。
空色の朝顔 ビオラ&朝顔
さて、6月に八戸の老舗デパート三春屋で「京都展」の催しがあり、奥様と娘、私の3人連れで行ってきました。京都らしい「はんなり」した逸品揃いでしたが、私の狙いはチラシで見た『飯櫃(ぼんき)』で有名な丹山酒造のお酒です。
売り場では京都弁の「ゆるふわ」でおっとりした言葉が飛び交い、京都にいる様な錯覚に落ち入ります。しかし、嵐山上流にある丹山酒造からやってきた担当者は売り込みに熱心で、次々とお酒を勧めるためウチの奥様も「せっかくなので買ったら」という事になり、陳列された4種類を1本ずつ4升購入させて頂きました。1本は義兄へのお土産として、あとの3本は私が頂く予定です。
しぼったそのまま 嵐山上流の蔵
裏書をどうぞ 酒色は微かに琥珀色
今回呑ませて頂いたのはその中の1本『丹山純米原酒しぼったそのまま新酒しぼりたて』で、京都府亀岡市にある明治15年創業の丹山酒造が醸しています。当蔵の杜氏は東京農業大でかの発酵学の権威でもある小泉武夫名誉教授より学んだ女性杜氏で、しかも超美人‼(お酒造りに関係ないけど)。美貌だけではなく、女性ならではのいろんなアイデアで商品を変革していきます。それは①ボトルデザイン②シャンパングラスで頂く低アルコール微発泡酒③酒粕から美容と健康に良い商品の開発などを手掛けています。何と素晴らしい‼。
さて、『丹山純米原酒しぼったそのまま新酒しぼりたて』の酒米は、無農薬の自社栽培米を使用し、仕込み水は蔵内にある井戸「寶満吉祥」の軟水を使い、日本酒度+4、酸度1.4に仕上げています。利き猪口に注ぐと色見はやや琥珀色で、仄かに酸の香りが。口に含むと、先ずヒノキやヒバ、杉樽のような旨味を感じます。舌にピリ感はありませんが辛さも少しあり、飲み込むと咽喉にジワジワっときました。あっ、後から辛さがキター‼。総じて旨味たっぷりのお酒でした。
前述の『飯櫃』とは日本酒クラブの会で、会員のA氏が差し入れて下さったお酒で、色合いは紫蘇色、甘酸っぱいワインのような味わいの低アルコール酒でした。当時、一口頂戴した際に驚いたという記憶が蘇りました。♪
\(。・_・。)ノ