2019年11月25日月曜日

酒造好適米「吟ぎんが」の味わい『桜顔純米大吟醸吟ぎんが40』

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先日、町内会のイベントで侍浜の「きのこ屋」に行ってきました。ご近所の旦那さんと一緒だったので、いろいろお世話になりました。「きのこ屋」は何屋かというと実はお風呂屋さんで、太平洋を一望しながらゆっくりのんびり。お昼ご飯のお膳を頂き、カラオケ大会と定番の流れにどっぷりと浸かって参りました。


ご近所のKさんと   送迎バスで

さて、先日義母より日頃お世話になっているからと日本酒を頂戴したのですが、日本酒に詳しくない母は義兄にチョイスを頼み、購入して下さったのは『桜顔純米大吟醸吟ぎんが40』でした。立派な化粧箱に入ったお酒は、かなりのお値段だったと思います。申し訳なくも感じつつ、せっかく頂戴したので有難く呑ませて頂きました。


立派な化粧箱で  裏書きをどうぞ  


酒色はほぼ透明

このお酒は、岩手県盛岡市にある明治45年創業の桜顔酒造で造られており、酒米はラベルの通り「吟ぎんが」で、出羽燦燦と秋田酒49号から品種改良され、2002年に品種登録されました。大粒なので心白の部分も多く、醸造特性の数値上では「美山錦」に勝るという評価です。仕込み水は盛岡市の東に位置する「たたら山」の麓の豊かな地下水を使って、日本酒度+3、酸度1.5に醸しています。

開栓するとフルーティな香り。利き猪口に注ぐと透明です。口に含むと先ず舌の上で甘さを感じ、呑み込むと喉の奥がギューッとするような酸味。甘さと辛さ、少々の酸味がバランス良く、吟ぎんがの旨味となり上品な味わいとなっています。

私は家呑みの際に、瓶の底に少しお酒を残し、義母に味見と称して届けておりますが、最近は腕が上がって鋭い意見を頂戴するときも。いつまでもお酒を美味しく頂けるように、健康で長生きしてほしいと願っています。♪

(。・_・。)ノ  

2019年11月18日月曜日

女性杜氏が造る『純米吟醸 麻輝 無濾過生原酒直汲み中取り』


 
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本当に有難いことに、時々居酒屋に誘って頂いております。場所を変えながら美味しいお酒にお料理で、本当に感謝しております。先日もお誘いを頂き、居酒屋「西や」さんに・・あれ、土木部懇親会で行ったなぁ・・・でも、前回は『越乃寒梅』の持ち込みだったため、店の冷蔵庫の中のお酒を頂戴できずにいましたが、念願叶って乾杯酒に『純米吟醸 麻輝(あさき) 無濾過生原酒直汲み中取り』を頂戴しました。

 麻輝無濾過  裏書き

このお酒を醸す長野県長野市川中島町の株式会社酒千蔵野(しゅせんくらの)は、創業が天文9(1540)と大変古く、日本全国でも7番目に古い酒蔵で、前にも紹介したジューシーなお酒『幻舞』を造っています。また長野県で初の女性杜氏の千野麻里子さんは酒米の田植えから稲刈りまでをやってのける職人気質で、「心で醸す酒」「心が感じる酒」を守り続けています。そして『純米吟醸 麻輝(あさき) 無濾過生原酒直汲み中取り』の酒米は地元産の「美山錦」を使い、千曲川、犀川の伏流水で醸します。

利き猪口から受け皿に零れるほどに注いでもらうと、酒色は仄かに琥珀色で香りはフルーティ。乾杯ではやっぱりお酒が零れました。勿体ない。口に含むと『幻舞』と同様に、甘さを伴ったジューシーさが際立ち、酸味や辛味はあまり感じません。さすが千野麻里子!。

続いては冷蔵庫の中をガン見して発見した『菊鷹 菊一文字純米無濾過生酒』を店員のお姉さんお願いしました。

 菊一文字無濾過  裏書き

菊一文字といえば沖田総司の愛刀、「菊一文字則宗」を思い出しますが、こちらは愛知県稲沢市で創業が明治5年の藤市酒造が醸すお酒です。平成24年に大阪から呼んだ山本杜氏が復刻させたブランドが『菊鷹』で、ラベルもどこか古風さを感じます。

酒米は麹米に「山田錦」、掛け米に「夢錦」を使い、酵母は酸の生成が活発な協会8号を使い、木曽川の伏流水となる硬水で醸したお酒は絶対に辛いに違いないと踏みました。また、純米の無濾過生酒なのにアルコール度数が14%と、えらく低く感じます。

利き猪口の香りを利くと、仄かで穏やかな酸の香りが。口に含むとあれっ?爽やかで甘さも感じるなぁ。しかもフルーティさも。でも後味には酸味と辛さがやってきてしっかりとキレてゆきました。

 夜の帝王特純  裏書き

〆の一杯は広島県竹原市の藤井酒造が醸す『夜の帝王特別純米酒』でお開きとなりました。

お腹がはちきれんばかりに御馳走になり、もうこれ以上は呑めません。今夜もそしていつもいつもお気遣い頂き、本当にありがとうございました。またのお誘いをお待ち申し上げます。♪

(。・_・。)ノ

2019年11月11日月曜日

『丹山純米原酒しぼったそのまま』京都展で購入

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11月も半ばとなり、暑かった夏が懐かしく思えます。これから雪が降ってくるのを考えると気持ちは萎えてしまいますが、我が家の朝顔は未だ頑張って咲き、癒しを与えてくれます。でももう少しで終了となるため、寒さに強い「ビオラ」と「プリムラ」を鉢に植えました。

空色の朝顔  ビオラ&朝顔


売り場では京都弁の「ゆるふわ」でおっとりした言葉が飛び交い、京都にいる様な錯覚に落ち入ります。しかし、嵐山上流にある丹山酒造からやってきた担当者は売り込みに熱心で、次々とお酒を勧めるためウチの奥様も「せっかくなので買ったら」という事になり、陳列された4種類を1本ずつ4升購入させて頂きました。1本は義兄へのお土産として、あとの3本は私が頂く予定です。

しぼったそのまま  嵐山上流の蔵

裏書をどうぞ  酒色は微かに琥珀色

今回呑ませて頂いたのはその中の1丹山純米原酒しぼったそのまま新酒しぼりたてで、京都府亀岡市にある明治15年創業の丹山酒造が醸しています。当蔵の杜氏は東京農業大でかの発酵学の権威でもある小泉武夫名誉教授より学んだ女性杜氏で、しかも超美人‼(お酒造りに関係ないけど)。美貌だけではなく、女性ならではのいろんなアイデアで商品を変革していきます。それは①ボトルデザイン②シャンパングラスで頂く低アルコール微発泡酒③酒粕から美容と健康に良い商品の開発などを手掛けています。何と素晴らしい‼。

さて、『丹山純米原酒しぼったそのまま新酒しぼりたて』の酒米は、無農薬の自社栽培米を使用し、仕込み水は蔵内にある井戸「寶満吉祥」の軟水を使い、日本酒度+4、酸度1.4に仕上げています。利き猪口に注ぐと色見はやや琥珀色で、仄かに酸の香りが。口に含むと、先ずヒノキやヒバ、杉樽のような旨味を感じます。舌にピリ感はありませんが辛さも少しあり、飲み込むと咽喉にジワジワっときました。あっ、後から辛さがキター‼。総じて旨味たっぷりのお酒でした。

前述の『飯櫃』とは日本酒クラブの会で、会員のA氏が差し入れて下さったお酒で、色合いは紫蘇色、甘酸っぱいワインのような味わいの低アルコール酒でした。当時、一口頂戴した際に驚いたという記憶が蘇りました。♪

(。・_・。)ノ

2019年11月4日月曜日

後半は『十八盛朝日純米大吟醸無濾過生原酒限定直汲み』から


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先週に引き続き「第19回小幡建設日本酒クラブ定例会」の後半のご紹介ですが、驚愕『 十四代 酒未来純米大吟醸 』での乾杯から始まり、『吾有事(わがうじ)純米無濾過生原酒』『天明亀の尾ちょいリッチ純米大吟醸無濾過原酒』、そしてA氏からの差し入れ農口尚彦研究所プレミアムヌーボー無濾過生原酒と、フルーティ&ジューシーな日本酒で進行しています。後半戦も同等以上の美味しいお酒が揃っており、参加者全員の酩酊は必至の後半戦です。

十八盛朝日米  盛り上がる長老

4本目のお酒は岡山県倉敷市で創業天明5(1785)の十八盛酒造が醸す『十八盛朝日純米大吟醸無濾過生原酒限定直汲み』です。十八盛酒造の蔵名は「娘十八番茶も出花」から来ているようで、「乙女の如く純粋無垢に、桜花の如く艶やかに」と解しています。

酒米は酒名の通り岡山県赤磐産の朝日米で、酵母は華やかな香りとまろやかな味わいを醸す協会1801号酵母により、日本酒度は-1.5、酸度1.8と甘口のお酒になっています。香りは果物のようで、口に含むと甘酸っぱく果汁のように口腔を満たします。後味に穏やかな辛さが来てスッと切れてゆきました。白ワインのような酸味のする農口尚彦研究所プレミアムヌーボー無濾過生原酒』の後だったので余計にジューシーに感じる、会長イチオシのお酒でした。

たかちよ  できあがっている人々

5本目は、ラムネ味のお酒『たかちよ豊醇無盡純米吟醸Skyおりがらみ本生』です。豪雪地で知られる新潟県南魚沼市の高千代酒造の酒造りは、先ず酒質の目標を定め、それに向けて酒を設計し、ラムネ風味に近付くように米や酵母、造りを調整する逆転の発想で醸しています。因みに「豊醇無盡」は香り高く良い味わいがいつまでも無尽蔵に尽きないという事だそうです。巻機山から湧き出る仕込み水は超軟水で、フルーティ&ジューシーの『たかちよ』の造りにはピッタリ。

香りは華やかで甘さを予感させます。口に含むとラムネの味わいが見え隠れし、爽やかな甘さを感じます。酸味や辛さはほんのりで、これはもう女性の方々に人気だったと思います。

くどき上手亀仙人  裏書をどうぞ

いよいよ最後となる6本目のお酒は『くどき上手亀仙人純米大吟醸生詰』。『くどき上手』は良く聞く銘柄ですが、このお酒は全国で十数店舗しか取り扱わない、販売店限定のレアものです。山形県鶴岡市で明治8年創業の亀の井酒造が醸しており、酒米は酒名のとおり「亀の尾」を使っています。この酒米は、明治26年に庄内地方の農家で阿部亀治さんが、3本の稲穂から栽培を始めて、4年の歳月を掛け生み出したお米です。

その「亀の尾」を42%まで磨き、香り高く酸の少ない小川10号酵母を使用して、山形県が誇る霊峰月山の伏流水で醸したお酒は、日本酒度-5.0、酸度1.3と、どう考えてもジューシーでしょう。

グラスに注ぐと華やかでフルーティな香り。口に含むと、口当たりはまろやかでジューシーな旨味。酸と辛さと甘さのバランスがバツグンで、最後の最後まで皆様方には美味しく呑んで頂いたものと確信しております。

 なぜ集合?  きれいどころと私

 喫煙所の皆さん さあ全員集合で!

毎度恒例の食べ放題シメのラストオーダーでは、今回も定番のラーメンが人気で、私は辛味噌ラーメンを美味しく頂戴し中締めとなりました。これで4千円は文句無しリーズナブルだと思いますが。さて、次回は3月に20回記念大会を予定しております。どんなお酒が出るのか皆様ご期待下さいませ。♪

(。・_・。)ノ