2019年5月27日月曜日

愛媛の酒『川亀純米吟醸しずく媛中汲みしぼりたて無濾過生原酒』


 
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昨日の日曜日には八戸も最高気温が32℃まで上昇し、人も犬も花も苗もぐったりしていました。そんな中、会社の保養施設を借りて、同期会の打ち合わせを行ったのですが、あまりの暑さに内容が頭に入りませんでした。

さて、先月のGWに長男が帰省する際に、乗り継ぎの東京駅で長谷川酒店に寄り購入してくれたお酒が『川亀純米吟醸しずく媛中汲みしぼりたて無濾過生原酒』でした。このお酒を造っているのは、四国の愛媛県八幡浜市で創業明治三十二年の川亀酒造合資会社で、年間三百石ほどの小さな酒蔵です。

新聞紙に包まれ  裏書をどうぞ

愛媛県で開発した酒米の「しずく媛」は粒が大きく、心白の発現率の高いお米で「松山三井」を改良しています。酵母は自社酵母を使用し、酒蔵前の五反田川の伏流水を使い日本酒度+4、酸度1.4に仕上げ、冬場に仕込んで氷温熟成しています。遮光のため四合瓶は新聞紙にくるまれ、首掛けラベルとなっており、瓶には何もラベルがありません。

酒色は琥珀色で

利き猪口に注ぐと色合いは琥珀色、香りは超フルーティで香量も多く、口に含むと先ず強い甘味を感じますが、舌はビリビリとして喉に到達する頃には辛さも。でも旨味がたっぷりで「うわ!旨い‼」と唸ってしまいました。

ミニトマト  シシトウ

ズッキーニ  イチゴ

八戸は立夏を過ぎてやっと暖かさを感じる事ができ、GWには野菜の苗を植えました。しかし、キュウリなどは寒さに弱いため、5月終盤か6月に入ってからでも遅くありません。逸る心を抑えて花壇に向かっています。♪

(。・_・。)ノ

2019年5月20日月曜日

寿司料理 大磯で「旬の味覚と八仙の春酒を愉しむ会」


 
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太平洋の大海原を眼下に、風光明媚なうみねこロードを駆け抜ける「第38回八戸うみねこマラソン」でしたが、絵に描いたような晴天で、且つ気温が低く微風という最高のマラソン日和でした。沿道の皆様方の熱い声援をエネルギーに、ハーフを無事完走することができました。翌日は当然のように足の筋肉痛と膝関節痛でしたが‥。


38回大会出走前  市長挨拶


知人のT君と 今回フリーザも参加

さて、先日弊社に、陸奥八仙の駒井専務様から「大磯で(旬の味覚と八仙の春酒を愉しむ会)が予定されており、素晴らしいお酒のラインナップを準備し、お待ちしていますが」と御案内を頂きました。当日は社長に予定が入っており、不肖、この私が参加させて頂く事になりました。


すし大磯  板長と杜氏の駒井氏


スパークリング  レイメイ40

今回の乾杯酒は『陸奥八仙ドライスパークリング』というシャンパンボトルに入ったお酒で、以前呑ませて頂いた『陸奥八仙 MUTSU8000 Brut(ブリュット)2016 o-type』を更に昨年陸奥八仙 MUTSU8000ナチュラルスパークリングSEC』へと進化させ、そして今回の乾杯酒に再度進化させたのでしょうか。酒米は県産の華吹雪で、日本酒度は-22となっています。

グラスに注ぐと細かな泡が無数の筋に立ち上がります。香りは優しく、乾杯の発声と共に口に含むと、ほぼ全員「おいしい~」と声が上がりました。シャンパンのような吞み口ですが、ジューシーな甘さがあり酸味は米の旨味の酸味で、米と麹、酵母でこんなに美味しい発泡酒も造れる事に感動さえ憶えました。

乾杯の後は、ブリュッセル国際ワインコンクールプラチナ賞受賞など大きな賞を複数獲得している陸奥八仙レイメイ40純米大吟醸』です。日本酒度は-1、酸度は1.7に仕上げています。グラスに注ぐと果実のような香り。口に含むとフルーツジュースのような甘さと酸味の共演。昨年のレイメイとは桁違いに進化したような美味しさにビックリです‼。


華想い40生酒  いさり火

美味しさの感動の中、続いては『陸奥八仙華想い40純米大吟醸生酒』でしたが、よく考えると流通しているのは火入れのはず。駒井専務に伺うと、「生酒は非売品で、今日の日のために準備しました」との事。来て良かったー。

酒米はもちろん県産酒造好適米のエース華想い。火入れでさえ感動の旨さなのに、その大吟醸を更に生酒へブラッシュアップさせ、甘さと酸味、辛さの絶妙なバランスの味わいが生酒特有の味わいと合体し感動が止まりません。


【赤】直汲み  blanc


特別純米  貴醸酒

その後も『陸奥八仙いさり火特別純米』『陸奥八仙【赤】特別純米直汲み』『陸奥八仙blanc(ブラン)』『陸奥八仙特別純米』と続きシメはデザートのアイスに『陸奥八仙貴醸酒』でした。通常のお酒は「米・米麹・仕込み水」ですが貴醸酒は「米・米麹・日本酒」と水の代りに日本酒を使って仕込むもので、アルコール分が通常より上がり発酵が抑制されます。そのため分解されるはずだった糖がそのまま多く残ってしまい、結果として甘い濃厚なお酒となりますが、コストの掛かる贅沢なお酒でもあります。香りはあまり感じません。口に含むとフルーティ&ジューシーで、優しい酸味と甘さとが重厚感溢れる味わいとなってシメにピッタリのお酒でした。


駒井専務  前回会ったkさんと

先日「酒蔵に響く本物のジャズ」と銘打った酒蔵ライブで同席させて頂いたKさんと再度お会いしました。日本酒はいろんな縁を繋いでくれて、知人から友人へと変えてくれます。おいしい陸奥八仙に出会って本当に幸せです。♪

(。・_・。)ノ

2019年5月13日月曜日

同期会準備委員会で『会津龍が沢純米大吟醸生原酒』を


 
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長かったGWも終わってしまうと本当にアッという間で、何をしたかを考えると何もしないうちに毎日が過ぎた感もあります。GWは長男が帰省していたため賑やかで、おばあちゃん達はとても喜んでおりました。

ラピアで令和  八戸駅の三社大祭人形

南郷道の駅でブルーベリーカレー

さて、八戸工業高等学校第29(昭和52年度)の同期会の役員会を暁会(あかつきかい)としており、令和元年の10月には同期会の開催を予定しています。段取りが肝心なので、時々役員会を開催し細ごまと打ち合わせを行っています。今回は八日町の「いろはにほへと」で、同窓生への周知方法や開催内容などについて話し合いながら懇親を深めました。

前回の懇親会には『陸奥八仙がんじゃ自然酒倶楽部純米吟醸生原酒』と『特別純米原酒生酒福小町』を持って参加致しましたが、今回は『会津龍が沢純米大吟醸生原酒』の一升瓶を持ち込ませて頂きました。

見た目が派手な  黄金の宝珠

裏書きをどうぞ  出羽桜は友人が

この『会津龍が沢純米大吟醸生原酒』は、福島県耶麻郡磐梯町で明治二年より創業している榮川酒造が醸しており、仕込み水は磐梯西山麓湧水群の清冽な湧き水で、「龍が沢湧水」として名水百選にも選ばれ、霊水としても伝えられている水を使って醸す酒蔵です。

酒米は酒造好適米の美山錦を使い、日本酒度+1.5、酸度1.45に仕上げています。ラベルが斬新で、水の守り神「皇帝龍」が玉を掴んでいます。皇帝なので5本指となっているようですが、玉は「富」を象徴すると言われています。

ぐい呑みに注ぐと立香はややフルーティで、乾杯の発声とともに口に含むと、仄かな甘さを感じますがすぐに苦みがやってきて、生原酒の旨味も感じます。参加者の方々には、とても喜んで頂けました。

私は早生まれなので来年の1月に60歳となり、同窓会ではまだ59歳。嬉しいような、乗り遅れ感も感じています。10月はまだまだと思っていると、お盆が過ぎるとアッという間で、準備委員会もうかうかしていられません。♪

(。・_・。)ノ

2019年5月6日月曜日

『天明冬めく生セメ』暗号のようなネーミング


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3月の日本酒クラブの定例会で、協力会社のN氏が常務に昇進したとの発表を受け、目出度いことは目出度い内にと、主役のN常務、友人のH氏と私の3名で早速昇進祝いの宴を催しました。場所はもちろん「海ぼうず」さんです。

誰よりも先に店に着きましたが、グッと我慢して乾杯の練習はしません。定刻に全員揃い、乾杯は『而今特別純米おりがらみ生』です。やっぱり而今は死ぬほど旨い‼。

而今で乾杯!  天明冬めく生セメ

而今』をしっかりと味わった後は、腕まくりで呑み放題の棚より『天明冬めく生セメ』を選びました。今が旬な酒どころ福島県河沼郡の創業は明治37年の曙酒造合資会社が醸しています。このお酒は中取りを3種類と、純米大吟醸の「責め」をブレンドしたお酒で、酒米も瑞穂黄金、五百万石、美山錦、夢の香がブレンドされています。酵母は福島県が平成3年に開発した「うつくしま夢酵母」で日本酒度+2、酸度1.6のお酒は、フルーティな香りと酸味の少ないお酒に仕上がっています。

二兎生原酒  戦勝正宗

今西朝日米  辰泉うすにごり

グラスに注ぐとフルーティな香りがして、口に含むと甘さを感じます。酸味と辛さ・甘さがバランス良く旨味を醸していました。

その後は、『二兎純米山田錦六十五生原酒』、『特別純米戦勝正宗生酒』を矢継ぎ早に頂いた後、『今西純米吟醸朝日』を頂戴しました。このお酒は、『みむろ杉』で有名な奈良県桜井市で創業万治三年(1660)の今西酒造が醸しており、蔵の名前を冠した限定ブランド酒です。酒米は今話題の「朝日」を100%使用しており、絶対王者「山田錦」にも引けを取らない味わいは、その昔「西の朝日・東の亀の尾」と称えられたほどです。酵母は吟醸香の高い協会901号で仕込み水は蔵内の井戸より湧き上がる三輪山の伏流水を使って醸し、日本酒度±0、酸度1.8となっています。

グラスに注ぐとフルーティで華やかな香り。口に含むとスッキリとした甘さがしますが、後味に酸味もあり甘酸っぱい感じでしょうか。キレも良く食中酒として抜群でした。

辰泉うすにごり生純米しぼりたて』、『純米吟醸一白水成袋吊り生酒』の後に頂いたのが『純米大吟醸 尾瀬の雪どけ 生酒秋田酒こまち』です。

一白水成袋吊り  尾瀬の雪どけ

このお酒は『龍神』でお馴染みの、群馬県館林市の龍神酒造株式会社で醸していますが、創業は私が知る限り一番古く、驚きの南北朝時代(1300年代)の酒蔵です。尾瀬の雪解け水が地中の岩盤を伝って流れ込み、180mの井戸よりそれを汲み上げて仕込み水とし、麹造りは機械を使わない「手磨き洗米」で行われ丁寧に造られています。香量は少なめですがフルーティで、口に含むと柔らかな甘さとフルーティさで、辛さはありません。さすが龍神酒造のお酒と思いました。

加茂錦黄水仙  十四代愛山生詰

呑み足りない3人は「海ぼうず」さんを後にして、同じく六日町の「家庭料理ぼたん」さんに河岸を変えました。頂いたお酒は何と『十四代播州愛山中取り純米吟醸生詰』でした。エミちゃんはどっからこんなお酒を買ってきたのか・・・。私はここで皆さん方と別れて家路へと向かいますが、あとの二人がいつまで呑むのかは、誰も知る由もありません。♪

(。・_・。)ノ