先日出張で盛岡市に行ったのですが、時間に余裕があったので岩手県立美術館に立ち寄りました。当日は「ますむらひろし展(アタゴオルと北斎と賢治)」の特別展示を行っており、ますむら氏の精緻で且つ柔らかな線、そして空想力に富んだ作品を時間の許す限り堪能してきましたが、才能は平等では無い事を思い知らされました。
北斎をカスタマイズ
さて、会社の上司が気を遣い、時々居酒屋に誘って下さいます。せっかくのお誘いなので、お断りするのも野暮だと思い、フラフラとお供させて頂いておりますが、本当は大変有難い事で深く感謝しております。
今回は上司の行きつけにしている長横町の「弥次郎」となりました。気になるのは日本酒のお品書きで、美味しいお酒が記載されていますようにと念じてしまいます。そして今回その中から乾杯に選んだお酒は、秋田の誇る銘酒、秋田酒類製造株式会社の『柱造り高清水』でした。この酒蔵の創業は明暦二年(1656年)と老舗で、仕込み水は雄物川、旭川、太平川が集まっている旧秋田藩佐竹公の御用井戸から湧き出る軟水で醸しています。
『柱造り高清水』は酒蔵推薦の「和の酒倶楽部」頒布会使用となっている限定酒です。「柱造り」とは元禄時代に確立された酒造手法で、清酒の醪に自社製の米焼酎を加え、旨味を引き立てる独特の風味があるとの事です。65%精米なので普通酒の仲間に入ります。
『柱造り高清水』をぐい呑みに注ぐと、色合いは無色で香りもそれ程ありません。乾杯の声に合わせ口に含むと、酸味や辛さよりも一瞬甘さが口の中を支配しますが、あっという間に酸味がやってきて、辛さと共にのどにキレてゆきました。「弥次郎」さんのお料理は私には少し濃い味だったので、逆に日本酒が美味しく頂戴できました。
肴は新鮮なお刺身や焼き鳥の盛り合わせ、焼き魚におにぎりまで頂き、お腹もいっぱいになりました。今夜も楽しい時間を過ごさせて頂き、本当にありがとうございました。♪
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