2018年4月9日月曜日

『裏篠峯ろくまる純米吟醸無濾過生うすにごり』を投入、日本酒の会の後半


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先週に引き続いて、323日に開催致しました「第16回小幡建設日本酒クラブ定例会」の後半です。参加者18名、10(7)のお酒で、おいしい中華が食べ放題の宴も後半戦。用意した日本酒もギアがトップに入ってきます

裏篠峯は文字が逆   限定流通酒です

さて四番手は、満を持して奈良県御所市の千代酒造が醸す『裏篠峯ろくまる純米吟醸無濾過生うすにごり八反35』です。御所市は天孫降臨伝説のある神話の里で、葛城山からの豊富な伏流水が湧き出る地でもあります。酒米は広島県産八反35号で、酵母は酸味が少なく高い吟醸香を発する明利系酵母。日本酒度は+4、酸度2.0のバリバリ辛口のハズですが・・・。

一升瓶を振ってグラスに濁ったお酒を注ぐと、瓶の中ではゆったりとした滓がフワリと舞い、美味しさのテンションを上げてくれます。上品で少し酸味がかる香量は多く、口に含むと微発泡感が口中に。ピチピチ感が爽やかで優しい甘さと原酒の濃さを感じ、滓がコクやキレを演出しました。今のところ私はこのお酒が本日一番か、とも・・。

入手困難な鍋島の愛山  純米大吟醸です

5番目は前回に続いてやっと入手した、『而今』と並んで入手困難といわれる佐賀県鹿島市の富久千代大村屋酒造場が醸す『鍋島 純米大吟醸 愛山』です。酒名を聞いて、ここでも少しザワメキが起こりました。当然ですがこのお酒は時価で2万円くらいでしょうか。

創業は大正期ですが、平成10年にネーミングを一般公募により、佐賀県の江戸期の呼称、鍋島藩に因み『鍋島』として新ブランドを立ち上げ、平成14年には「国際酒祭り」の純米酒部門で早くも日本一となって人気ブランドの仲間入りをしています。また、平成23年のIWC大吟醸部門で(トロフィー)最優秀賞を取り、入手困難酒に拍車が掛っています。

鍋島 純米大吟醸 愛山 』は幻の酒造好適米「愛山」を50%に削り、多良岳山系からの良質な地下水で醸し、日本酒度-1、酸度1.4のお酒です。香りは華やかフルーティで香量も多く、口に含むと果実のようなジューシーさの中で、僅かな酸味と辛さがバランス良く調和し、参加者の方々からは、さすが『鍋島』と納得の声があがっていました。

  奥の生酒    夢山水で醸すと

トリを飾るお酒は、愛知県西尾市で創業明治36年の山崎合資会社で醸す『 奥 初搾り純米吟醸生原酒 夢山水十割 』です。酒米は奥三河の山間部でごく僅かを契約栽培しており、「山田錦」と「中部44号」を交配させ完成させた希少な酒米「夢山水」を100%使用しています。仕込み水は三ケ根山麓からの軟水の伏流水を使い、日本酒度+2.0、酸度1.8に、そしてアルコール度数は本日1位の18.5%で造っており、この山崎合資会社の新酒第一号は搾り口から流れ出るお酒を瓶詰めした、いわゆる槽口酒となっています。

グラスに注ぐととろみがあるようにも感じますが、かなり濃いお酒のようです。フルーティな香量は多く、口に含むとインパクトのあるフルーティさが口腔内に広がります。酸味はあまり感じませんが、後味にアルコール度数の高い分、強めの辛さがやってきました。みんな、かなり酔ってきているので、分かるかなぁ、この味わい、美味しさが。

   好きな酒はこれだ!     百年蔵最高!

  会長も満足か        おっさんと美女たち

  役得の事務局      全員集合!!

「熊八珍」ではラストオーダーでいろんなラーメンが頂けます。何故こんなにお腹一杯なのにラーメンが食べられるのか不思議に思いますが、私もササッ食べ終わり中締めとなりました。今回も皆様方から「すっごく美味しいお酒ばっかりだったよ」と有難いお声をたくさん掛けて頂き、準備や後始末の疲れが吹っ飛びます。17回目は9月に四千円会費で予定しますので、また御参加下さい。♪

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