たねいち会は、私が二十歳頃に勤めていた会社の名前をとったもので、2年ほどで倒産してしまいましたが、その時お世話になった先輩の現場監督だった方々と、一年に一回集まって旧交を温めております。
厳選酒の揃う棚 吞み放題の棚
今回も居酒屋「海ぼうず」さんでの開催に、心ウキウキワクワクと待ち遠しい日々でした。乾杯はみんながビール、私は福島県河沼郡会津坂町で文政年間創業の、合資会社廣木酒造本店が醸す『
飛露喜特別純米 かすみ酒初しぼり
』です。ズルイでしょ。
飛露喜を注いで グラスが濁って
三十歳で蔵を継いだ九代目が『十四代』を呑み、自分の酒造りの目標と定めて、1999年に『飛露喜』をブレイクさせ、ご存じの通り今では入手困難酒なプレミア酒に育て上げています。阿賀川水系伏流水の軟水を仕込み水に使い、五百万石を酒米に日本酒度+2、酸度1.8に醸しています。グラスにはうっすらと濁りが見え旨味を演出します。立ち香は上品でフルーティ。口に含むと爽やかでフルーティ&ジューシー。甘さを感じますがほんの少しの渋さが甘ったるくならない様な味わいとなるように補正します。『飛露喜』の旨さを充分に実感できる美味しいお酒でした。
奈良の「みむろ杉」 「ちえびじん」うまっ!!
「天明」も旨い!! 秋田の「まんさくの花」
その後、吞み放題のエリアから日本酒をガンガン頂きましたが、その中で『特別純米辰泉ふなまえ辰ラベル№1無濾過中取り生原酒』も『飛露喜』に負けず劣らずの美味しさです。福島県会津若松市で創業明治十年の辰泉酒造が、酒造好適米の夢の香を60%に磨き、磐梯山麓の伏流水を井戸から汲んで醸しており、日本酒度は+3、酸度1.6の辛口です。
辰泉ふなまえ 秋田の「鳥海山」
グラスに注ぐと色合いはほぼ透明ですが、中取りの雰囲気が感じられます。香量が多くフルーティで口に含むとジューシー&フルーティ、後味の酸味と辛さが吞み飽きしないアクセントになっています。本当に旨いなぁ。
ラストオーダーは天壽酒造の『鳥海山初しぼり純米吟醸無濾過即詰生原酒』です。秋田県由利本荘市で明治7年創業の天壽酒造が、秋田酒こまちを55%まで磨き鳥海山の伏流水で醸しており、日本酒度+1、酸度2.0でジューシーさたっぷりのお酒です。裏書きにもありますが、「熟成もろみを搾って即オリが絡んだまま瓶詰めした生原酒」は、片ラベルにあるとおりの即詰生原です。
グラスに注ぐとフルーティで華やかな立ち香が広がり、味わいは期待通りに、とっても重厚なジューシーさの無濾過生原酒でした。今年のランキングに入りそう。
先輩方と楽しく 二次会でも楽しく
先輩方との楽しい語らいは本当に楽しく、二次会でも時間を忘れるほどでした。還暦を目前にして更に先輩方は日々頑張っており、とても真似できそうにありません。先輩方を目指して私も日々研鑽しようと思っています。♪
\(。・_・。)ノ