2017年11月27日月曜日

東京駅地下から『みむろ杉純米吟醸雄町ひやおろし』


 
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先日ご報告致しましたが、私の長男の結婚式が愛知県岡崎市で目出度く行われたのですが、帰りに東京駅で奥様に購入してもらった奈良の『みむろ杉』をやっと呑む事ができました。「やっと」の理由は、飲酒日を週2回と決めており、お酒の会が予定に入ると家吞みの回数が減り、冷蔵庫のお酒が減らないのです。

さて『みむろ杉純米吟醸雄町ひやおろし』は奈良県桜井市の今西酒造が醸しており、創業は万治3(1660)創業で、名前の由来は地元の三輪山を古来より三諸山とも呼んでおり、その山の杉の木には神が宿るとされたことから『みむろ杉』としています。酒米は酒造好適米の元祖ともいわれる「雄町」を使用し、仕込み水は蔵内の井戸より湧き上がる三輪山の伏流水、酵母は真澄酵母とも呼ばれる華やかな香りの協会7号酵母を使い醸し日本酒度+2、酸度1.8のお酒です。

みむろ杉 万葉集?  生詰めのひやおろし

 裏書に秘密が   とろみがあるか?

開栓すると香りは酸が強いように感じます。利き猪口に注ぐと色合いは仄かに琥珀色で微発泡のような泡が何故か見えます。口に含むとスッキとした吞み口でピリ感は無し。ジワジワと酸味と辛さが舌の奥からやって来て、+2の割には辛く感じる酒です。ついに口腔の上にまで辛さが到達しました。御料理が進むお酒です。

 これは何?    と思ったらネクタイ

長男夫婦から、新婚旅行で行ったカナダのお土産を貰いました。箱を見た際に英語での表記のため、始めは一体これは何?・・という感じでしたが、中から取り出すと素敵なネクタイで、早速会社に締めて行きました~。♪

(。・_・。)ノ

2017年11月20日月曜日

後半は『たかちよ豊醇無盡純米大吟醸調整生原酒SummerBlue』から


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先週に引き続き「第15回小幡建設日本酒クラブ定例会」は、『鍋島 純米Harvest Moon Classic 』での乾杯からスタートダッシュよろしく、フルーティ&ジューシーな日本酒がキラ星の如く出て参りましたが、後半戦ではそれに拍車をかけ、参加者全員 酩酊しそうな勢いです。お酒に強い女性陣はまだまだ素面といった感じで侮れず、乞うご期待の後半戦です。


 たかちよ   全員揃って再度乾杯!

さて、4本目のお酒は新潟県南魚沼市で創業明治元年の高千代酒造が醸す『たかちよ豊醇無盡純米大吟醸調整生原酒SummerBlue』です。高千代酒造の酒造りは、先ず酒質の目標を定めます。例えばマスカット風味。それに向けて酒を設計して米や酵母、造りを調整する逆転の発想です。

グラスから香りを利くと華やかな果実のよう。口に含むと甘酸っぱい果実ジュースの様に濃厚な旨味が口中に広がり、呑み込むまで消えませんでした。これを米で造るって・・・いったい。『山城屋 純米吟醸 雄町無濾過生原酒』を本日一のお酒と思っていましたが、『たかちよ豊醇無盡純米大吟醸調整生原酒SummerBlue』の方に個人的軍配が上がりました。


 栄光富士流れ星  裏書をどうぞ

5本目は山形の『栄光富士 純吟無濾過生原酒SHOOTING STAR』。日本酒の名前がSHOOTING STARだなんて。山形県鶴岡市の冨士酒造が日本一のきれいな水道水と言われる鶴岡の地下水を使用し、フルーティな日本酒を造っています。流れ星は人気の食用米「はえぬき」と山形酵母で丁寧に造った日本酒度+3、酸度1.5のお酒です。

グラスに注ぐと仄かにフルーティな香り。甘みと酸味、辛さとバランスよく、無濾過生独特の味わいも相まってスッキリとした旨口です。今までのお酒が特濃フルーティ&ジューシーだったので、軽やかに楽しめたと思います。


 トリだけに鳳凰美田  みんな出来上がって

第十五回日本酒クラブの締めは、栃木県小山市で創業が明治五年の小林酒造が醸す『鳳凰美田 純米大吟醸山田錦 五割磨き生酒』です。ここで来るか『鳳凰美田』。十数年前迄は廃業も考えていたという酒蔵が、麹造りに特段にこだわり上槽方法も「舟搾り」「しずく搾り」に限定し、低温でじっくりと醸すことで、入手困難なほどの超人気銘柄に育て上げました。仕込み水は日光連山の伏流水を使い、酒米は絶対王者の山田錦100%で日本酒度+2、酸度1.4のお酒です。

開栓するとフルーティな香りが漂うほど香量が多く、色合いはやや琥珀色です。口に含むとピリ感は無く、フレッシュ&フルーティでスイスイ咽喉に吸い込まれます。酸味は丁度良く舌にジワジワ感があり、呑み込むと辛さもじわーっと。甘さ、酸味、辛さのバランスが良く旨味となって、美味しさたっぷりの入手困難酒でした。さすがだなぁ『鳳凰美田』。


  美女と野獣のみなさん  自慢のお酒はこれだ!


  乾杯発声のSさんと    さあ全員集合で!

食べ放題のラストオーダーでは、今回も定番の煮干し味のラーメンが人気で、私も美味しく頂戴し中締めとなりました。お酒が美味しかったというお褒めの言葉を頂戴し、やる気に火が着きます。次回3月に予定している第16回定例会にはどんなお酒を準備したらよいか、「顧客満足度100%」を目指し頑張る所存です。ハイ。♪

(。・_・。)ノ

2017年11月13日月曜日

乾杯は『鍋島純米酒ひやおろし Harvest moon Classic 』


 
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1027()に「第15回小幡建設日本酒クラブ定例会」を開催致しました。場所はお馴染みの食べ吞み放題「熊八珍」です。今回は女性会員も5名に増え、合計18名の多くの方々に御参加頂き、69升のお酒でスタートです。また、今回、レアな日本酒を楽しむA氏より、たくさんの日本酒を差入れして頂きました。参加された皆様からの大拍手は言うまでもありません。
 
 乾杯のお酒は、入手困難といわれる佐賀県鹿島市の富久千代大村屋酒造場が醸す『鍋島 純米Harvest Moon Classic 』です。和訳すると「収穫の月」とか「中秋の名月」になるようです。創業は大正の末期ですが、平成10年にこの『鍋島』を新ブランドとして立ち上げ、平成14年に「国際酒祭り」の純米酒部門で早くも日本一となって人気ブランドの仲間入りをしています。また、2011年のIWC大吟醸部門で最優秀賞を取り、入手困難酒に拍車が掛っています。

 鍋島HarvwstMoon  左上の印章が素敵

鍋島 純米Harvest Moon Classic 』は酒米が希少な「愛山」を70%に削り、多良岳山系からの良質な地下水で醸しています。香りはフルーティで、香量も多く感じます。口に含むとスッキリとフルーティで、旨味が口中を巡ります。辛さと酸味が程良く調和したお酒で「ひやおろし」の目指す最終形のような味わいでした。参加者の賛辞がこのお酒のチョイスの正しさを裏付けたと思っています。

 新潟の山城屋    裏書もどうぞ

2本目は自信を持って準備した『山城屋 純米吟醸 雄町無濾過生原酒』です。新潟県長岡市で弘化2(1845)に創業し『越の鶴』を代表銘柄にしていましたが、平成26年より創業当時の屋号より『山城屋』をブランド化しています。酒米は新潟県には珍しい酒造好適米の「雄町」を50%まで磨き、仕込み水は、かの上杉謙信が幼少期に飲んだといわれる「城山金名水」を使っています。

香りは優しい生酒の香りで香量も多く、味わいは無濾過の旨味がギッシリと凝縮されジューシーさもハンパなく濃厚すぎる程に濃厚です。私的には『鍋島』などを押え本日一番のお酒かと思っていました。・・・今のうちは。

 一白水成ピンクラベル  豪華3本揃い踏み

3本目は『一白水成 純米吟醸美郷錦』で、秋田県五城目町で創業1688年の福禄寿酒造が醸しています。この『一白水成』は酒蔵が目指す「い米とから番旨い酒」からきており、白い米は地元農家と契約栽培している「秋田酒こまち」「美郷錦」「美山錦」「吟の精」の4種類を使い、仕込み水は敷地の井戸から湧き出る中硬水の地下水を使います。

日本酒度は±0、酸度1.6で、1回火入れの『一白水成 純米吟醸美郷錦』をグラスに注ぐと、優しい果汁のような香りが。口に含むと期待を裏切らないフルーティさ。酸味は極少で辛さも感じません。サラッと旨口でしょうか。

 これも差入のレア龍神   裏書に注目

ここで、A氏からの極上の差し入れ『龍神Rising Sun純米大吟醸備前朝日』『仙禽 醸(かもす)』『紀土(キッド) 純米 無量山』『東一 山田錦純米吟醸 勝沼醸造樽貯蔵』を頂戴します。どれもこれも簡単に手に入らない日本酒で、腰が抜けそうなくらいの豪華ラインナップに騒然とします。『龍神Rising Sun純米大吟醸備前朝日』を醸す群馬県館林市の龍神酒造の創業は、驚きの南北朝時代(1300年代)で、尾瀬の雪解け水を蔵の井戸より汲み上げて仕込み水としており、酒米の備前朝日は「東の亀の尾、西の朝日」といわれたお米だそうです。

香りは華やかでフルーティ。口に含んでも華やかでジューシ-。スッキリしたキレは甘さと反しており、口腔にはチクチクもありません。1回火入れの生詰めとは思えない完成度のお酒でした。あとの3本?・・私の口にまで辿りつかず撃沈。誰だ!ガバガバコップに注いだ奴は!!

 乾杯の風景     長老のI氏(左)

 歓びの眼力のN氏    美人グループ

会長とA氏T氏   酒でイッテいるI氏

これで小幡建設日本酒クラブの前半戦は終了ですが、次回は後半戦となり、まだまだ美味しいお酒が出てきて皆さんを誘惑します。足取りも確かに家路に着けるのは何人いるのでしょうか。次週のブログも是非是非ご覧下さい。♪

(。・_・。)ノ

2017年11月6日月曜日

発泡酒『田酒 外ヶ濱MicroBubble生酒』


 
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私事で恐縮ですが、先日、長男の結婚式のため徳川家康生誕の地、愛知県岡崎市に行って参りました。結婚式・披露宴は両家の家族や親族、勤め先の方々、恩師や友人など多くの人たちに御参集頂き、厳かにまた華やかに行われ、たくさんの祝福を頂戴しました。長男夫婦のお客様への細やかな気配りは、良い伴侶に巡り合ったことでの成長を感じます。お互い感謝の気持ちを忘れず、末永い幸せを心より願いながら帰八しました。


 結婚式は厳かに    披露宴は華やかに


 父の引き出物はコレ   JR岡崎駅です

さて、仕事で青森市に通勤している義兄は、不肖の義弟に時々日本酒を買って来て下さいます。青森市には『田酒』で有名な西田酒造があり、通販を除いて地元でしか入手できないお酒もあると思いますが、先日も超レアな『田酒 外ヶ濱マイクロバブル生酒』を頂戴しました。マイクロバブルとは「微細な泡」という意味です。


ホントに日本酒?  JUNは何のことか?

酒米は華吹雪を100%使用、麹は新政の『亜麻猫』と同じく白麹仕込みで発泡系に醸し、日本酒度-13、酸度2.7と、まるでシャンパンのようですねぇ。
 開栓すると香りは穏やかで、ぐい呑みに注ぐと泡・アワ・あわ~。次から次にシュワシュワと泡が湧き上がってきます。口に含むと初めは甘酸っぱさを感じますが、舌に刺さるようなソーダ感も。咽喉越しには強い辛さがやってきて、日本酒だということを実感します。酸味が強いのですが甘さに騙されて甘酸っぱいという事なのでしょう。実はこの泡の正体は炭酸ガスを注入して泡が出るように仕向けた発泡酒で、インパクトと清涼感を併せ持つ日本酒に仕立てているようです。


決して振らないで下さい 発泡の量がスゴイ

義兄は結婚式の翌日ゆったり乗り継いで帰り、東京駅地下の長谷川酒店で前述の『亜麻猫』と『鳳凰美田ブラックフェニックス』、奈良の『みむろ杉』等を購入しました。私は結婚式当日バタバタ帰省し、東京駅滞在はたった10分なので撃沈。義兄と一緒に帰る家内にお願いし、『』『みむろ杉』を買って来てもらいました。
 私の本音としては、これから親戚付き合いさせて頂く新婦のお父様と、心ゆくまでお酒を頂き、語り合いたかったのですが、翌日の準備や体調を考えると無理できず実現しませんでした。次の機会がありましたら是非にと思っております。♪

(。・_・。)ノ