2017年3月27日月曜日

旨い!!『ちえびじん 純米吟醸 山田錦生酒』日本酒の会(後編)


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さて、317()に開催されました「第14回小幡建設日本酒クラブ定例会」の後編となります。前編でお伝えした『鳳凰美田』『奈良萬』『』のジューシーさに皆さん大興奮でしたが、四本目の『ちえびじん 純米吟醸 山田錦生酒 』で旨さが更に加速します。

『ちえびじん』も旨い  まだまだ酔わない二人

ちえびじん 純米吟醸 山田錦生酒』は大分県杵築(きつき)市で明治七年創業の中野酒造株式会社が醸しており、代々伝わる『智恵美人』は創業当時の女将の名前から取ったようで、現在の六代目が造ったブランドが『ちえびじん』です。仕込み水は3年連続モンドセレクション金賞に輝いた六郷満山の御霊水を使っており、日本酒度+1、酸度1.8のレアな銘柄となっています。

香りはフルーティで優しい香りがメロンに近く、味わいはジューシーで果物が原料の様です。そしてスッキリとした酸味が甘さの裏側に隠れているという。大分県恐るべし!!

ジューシー『仙禽』  既に酔っ払い

五本目は冬季限定の『仙禽(せんきん)初槽直汲み責め』で、栃木県さくら市で文化三年(1806)創業の、株式会社せんきんが醸すお酒です。酒米として評価の高い「ドメーヌさくら山田錦」を昨年の50%から40%に更に磨き、掛け米の「ドメーヌさくら・ひとごこち」は50%まで磨いており、それらを鬼怒川の伏流水(超軟水)で醸しています。「責め」はお酒を搾った際の一番最後に出てくる部分で、『仙禽』は特に、香り・甘み・旨味・酸味・苦味のバランスがピカイチのお酒だそうですが、商品化が難しいため少量しか出荷しない様です。

香りは仄かにフルーティですが、口に含むとパッとジューシーな味わい。酸味と甘みが程良くブレンドされ仄かな渋みもアクセントになっています。因みにこの「仙禽」とは仙人に使える鳥といわれる「鶴」の事で、とても縁起の良いお酒でもありました。私はコレが良かったなぁ。

トリは陸奥八仙で   美女コンビに挟まれ

六本目の大トリには、今までのお酒に負けないようにと地元八戸酒造の『陸奥八仙新春祝酒純米吟醸生』を準備しました。当ブログの「日本酒気に入りましたランキング」で2年連続の1位に輝いた酒蔵で、美味しさは群を抜いています。開栓すると香りは仄かですが、フルーティな麹の旨味を予感させます。口に呑むとインパクトのある甘さと荒々しい辛さのコンビネーションが舌の上で暴れますが、呑み込む際にジワーっとした辛さが舌の上に残り、咽喉にもビリビリと辛さを感じます。それでも終始甘みを感じるという超不思議な味わいにはさすが『陸奥八仙』と言わざるを得ません。みんなかなり酔ってたので、この旨さが分かったかなぁ。

もう眠ったのか   だいぶ利いてます

右下の人を見よ   笑顔で全員集合

14回日本酒クラブも無事閉会しましたが、今回のお酒のチョイスが素晴らしいと言って下さった方々もいて、次回に向けての日本酒の選定に頭を悩ませます。プレッシャーだなぁ。次回は10月頃を予定しますので、是非々々、次回も参加して頂ければと願っております。お疲れ様でした~。♪

(。・_・。)ノ

2017年3月20日月曜日

旨い!!『奈良萬純米無濾過生原酒おりがらみ』日本酒の会(前編)


 
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小幡建設日本酒蔵部の定例会は年に2回の開催ですが、当会も回を重ねて14回目となりました。317()には根城一丁目の「熊八珍」で当会が行われ、今回も18名の参加者に9升の日本酒を準備して食べ放題の宴はスタートしました。

入手困難な鳳凰美田   を前に乾杯の挨拶

皆様お待ちかねの乾杯のお酒は参加者の度肝を抜くようにと『鳳凰美田Black Phoenix純米吟醸愛山 生酒』です。1200石を醸す小林酒造は栃木県小山市にあり創業が明治五年で、十数年前は廃業も考えていたという酒蔵でしたが、夫婦で力を合わせ『鳳凰美田』を入手困難な超人気銘柄に育てました。仕込み水は日光連山の伏流水を使い、酒米は品薄なほど人気の愛山で醸しており日本酒度は+1のお酒です。

開栓すると果実が原料かと思うほどの甘い香りで、口に含むと甘さと優しい酸味が合体しており、まるでアウスレーゼに近いワインのようでした。会員の皆様の驚愕の声が聞こえたのは言うまでもありません。挙手をして頂いたら、本日の一番人気のお酒でした。

さて二本目は・・おーっとその前に、今回初参加のA氏から何とありがたい差し入れです。それは高知県を代表する「酔鯨」の中の超一級品で酔鯨酒造が醸す『酔鯨 純米大吟醸中取り斗瓶囲い』と、京都府亀岡市の丹山酒造で日本初の女性杜氏が醸す『純米酒飯櫃(ぼんき)』の桁外れに物凄い2本でした。

酔鯨と飯櫃     酔鯨をどうぞ

酔鯨 純米大吟醸中取り斗瓶囲い』は最高級といわれる兵庫県産山田錦を70%も削り、残りの30%分で仕込んでいます。そして中取りの部分を瓶詰めして濾過しないまま火入れをする、現時点での酔鯨酒造の技術の粋を尽くし醸し出せる最上級のお酒だそうな。香りは仄かにフルーティで、山田錦の旨味と辛さ、酸がバランスよくキレも良いお酒でした。四合瓶なので皆様には少量しか行き渡らずザンネン。また『純米酒飯櫃(ぼんき)』はどう造ればこの味になるのかが不思議なお酒。何故かというと、香りは甘酸っぱく口に含むと爽やか系の果実酒かジュースの様で、これは梅酒か?と瓶を再度見直したほどです。女性に呑んでほしいという願いを込めて醸したお酒でした。

奈良萬無濾過おりがらみ   奈良萬と酔鯨でニッコリ

サプライズのお酒の歓喜の中、本線に戻り二本目は蔵とラーメンの町で知られる福島県喜多方市で明治十年創業の夢心酒造が醸す『奈良萬純米無濾過生原酒おりがらみ』です。仕込み水は名水百選の「栂峰渓流水」を使い、会津産の五百万石に福島県産の「うつくしま夢酵母」で仕込む完全福島県産酒で、噴き出しのため開栓注意のとてもキケンというタグが付いています。福島は今や隠れ日本酒王国となっていて、全国新酒鑑評会での金賞受賞数が24銘柄とダントツの1位で、2012年から3年連続で日本一となっています。

奈良萬純米無濾過生原酒おりがらみ』をグラスに注ぐと微発泡の薄っすらと白い色合いで、香りは完熟メロンを思わせ『鳳凰美田』にも負けていません。味わいはフルーティ且つジューシーさが濃く、舌にピリピリくるところも見逃せない旨味の要因のようです。初参加のA氏もこのお酒の素晴らしさを絶賛して下さいました。

「結 純米吟醸雄町の無濾過」 美女たちの表情も明るく

三本目もフルーティさがハンパなく、茨木県結城市の結城酒造が醸す『結 純米吟醸備前雄町無濾過生原酒』です。この酒蔵は桃山時代に当地に摂津より酒職人を招いて酒造りを始めたとの事で、創業の桃山時代は最古と言っても過言ではありません。実際に酒蔵は安政年間に建てられたものを現在も使用しています。

酒米は備前雄町を使用し酵母は蔵付きの酵母で、敷地内より湧き上がる井戸水を使って蔵元の奥様が杜氏として醸しており、槽口よりタラタラと垂れ落ちるお酒を瓶に直に詰めた、日本酒度-1.0、酸度1.5の甘口生酒です。注いだグラスからは、果実のジュースを思わせるような華やかな香りが。口に含むと優しくフルーティ&ジューシーな味わいに爽やかな酸が同調し旨味となっています。

奈良萬対結の対決 T氏とI氏は鳳凰美田派?

K氏とM氏未だ酔ってない!  やっぱり酔鯨か

後半は近況紹介タイムもあるということで緊張気味な方も。これから4本目となり、まだまだ美味しいお酒が出てきますが次回の後編へと続きます。お楽しみに~♪。

(。・_・。)ノ

2017年3月13日月曜日

陸奥八仙冬の鍋まつりで『陸奥八仙無濾過生』

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国の重要無形民俗文化財の「えんぶり」は豊作を願う祭りで、青森冬の三大まつりの一つとなっており、八戸地方に春を呼ぶ伝統行事となっています。厳寒の夜「えんぶり」の摺り(舞い)を取り囲む人混みの中を、「陸奥八仙×知多 冬の鍋まつり」に参加するために八戸グランドホテルへと向かい、弊社社長と合流しました。

整列したえんぶりの太夫  本日のお品書き

昨年、『陸奥八仙』の八戸酒造株式会社はIWC(インターナショナルワインチャレンジ2016)での大吟醸酒の部で最高賞(TROPHY)を受賞し、そして吟醸酒の部門でも金賞と、みちのくに『陸奥八仙』あり!!を国中の日本酒ファンに知らしめています。その八戸酒造が今回「知多」を携えたサントリー酒類とコラボイベントに臨んでいます。乾杯は八戸酒造の定番銘柄をリフレッシュさせたスーパー普通酒の『陸奥男山クラッシックヌーボー無濾過生』が冷え冷えで登場しました。

大人気のコンビ  ウラ男山は辛口

乾杯酒はヌーボー 知多は主力の一つ

乾杯の発声とともに口に含むと、スッキリとした淡麗辛口ですが仄かにフルーティさもあり、酸味はそれほど気にならず辛さと旨味を残してスッと切れていきました。アル添の普通酒(日本酒度+5、酸度1.3)なのですが無濾過の力を得て新しい(ヌーボー)味わいが広がるようです。

さて、乾杯のすぐ後に社長と私は一直線に陸奥八仙お酒ブースに向かい、八戸酒造の主力酒『陸奥八仙【赤】特別純米無濾過生原酒』を頂戴しました。もはや説明不要の旨さは、当ブログの2013年「日本酒気に入りましたランキング」で種々の日本酒を押しのけて第1位に輝いています。

このお酒のインパクトの素晴らしさはいつ呑んでもサスガと言わざるを得ません。華やかな香り、香量の多さ、ジューシーさ、生酒のコク、無濾過の旨味と何拍子も備わっています。この後も、『どぶろっく』や『陸奥八仙純米吟醸【黒】無濾過生原酒』『陸奥八仙【ピンクラベル】吟醸無濾過生酒』を続け様にトルネード状態で頂戴し、ブースに立ちっ放しです。そのおかげで折角のブイヤベースも寄せ鍋も冷めてしまい、サーロインステーキなどは口にも入りませんでした。残念!!

ブイヤベースと寄せ鍋  美しい歌声を堪能

因みに会場には日本酒クラブの会員のK氏も御出でになっていて、次回の日本酒の会のお話もさせて頂きました。因みに『サントリーウイスキー知多』はハイボールで1杯頂戴しました。因みに最後には抽選会があり、くじ運が最強の社長はまた商品をゲットしていました。因みに夜9時前には家に到着しました~。♪

(。・_・。)ノ

2017年3月6日月曜日

新年会の差入れに『タクシードライバー純米原酒生酒』


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新春恒例の小幡建設工業新年会は、210日に青葉の「モルトン迎賓館」にて、約170名の参加者で盛大に行われました。社長の挨拶、優良社員の表彰、そして乾杯です。

実は今回、私は所用があり盛岡市に出張で乾杯には間に合わず、中締めの少し前に滑り込むような状況だったので、日本酒の詳細が詳しく分からないのですが、お客様が差し入れて下さったお酒は、八戸酒類株式会社の『はちつる純米吟醸無濾過生』、『八鶴しろうま純米吟醸生原酒』、『タクシードライバー純米原酒』等々でした。私はお客様にお酌をさせて頂きながら場内を足早にグルリと回りました。

新年会は大盛況   八鶴の無濾過生としろうま

中締めが入ってお客様方がお帰りになり社員も解散するころ、社長が私のために会場から持ってきて下さったのが、3合くらい残った『タクシードライバー純米原酒生酒』でした。後日自宅で有難く頂戴しております。本当に有難や~。

 タクシードライバー生  高橋ヨシキデザイン

使用酵母がオシャレ   少し琥珀色がかって

このお酒は岩手県北上市の喜久盛酒造株式会社が醸しており、斬新なラベルと旨味のある辛口で『タクシードライバー』は人気酒の仲間入りを果たしており、年々売り上げを伸ばしています。この斬新でインパクトのあるネーミングとラベルは、ジャケットデザインを手掛けるデザイナーの高橋キヨシ氏の手によるもので、一度見たら忘れられません。

この『タクシードライバー純米原酒』は岩手県が開発した酒造好適米「吟ぎんが」と「ジョバンニの調べ」という酵母を使い日本酒度は+7、酸度2.1の辛口の生酒です。利き猪口に注ぐと香りは無く、色合いは少し琥珀色です。口に含むと酸味が最初にやってきて口腔や歯に酸が浸みこみます。生酒特有の味わいも酸味に押し込められていますが、舌の上には辛さはなく仄かに生酒特有の甘さを感じます。日本酒度が+7なのに・・。呑み進むうちに辛さがドンドン増してきて、アル度数17%ですがアッという間に酔ってしまいました。

弊社の新年会は2月の第二金曜ですが、某会社の安全研修会も同じく2月の第二金曜なので、私の心の中にいつもこんな感じのグズグズ感が漂います。それを社長は不憫に思っての差し入れでしょう。有難い事です。♪

(。・_・。)ノ