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以前、栃木県の若駒というお酒をご紹介したのですが、その蔵元である若駒酒造には取って置きの「隠し玉」がありまして、その名も『若駒かねたまる純米吟醸木桶仕込み槽搾り生』という、本当は写真のラベルの様な記号配列『∟太○』で「かねたまる」と読み、蔵の屋号となっています。また「金貯まる」の言葉遊びにもなっており、縁起のいいお酒です。
万延元年(1860)創業の若駒酒造では、江戸時代から蔵に眠っていた木桶を64年ぶりに修復して復活させ、毎年一槽だけ造っている蔵最高峰の純米大吟醸が、この『若駒かねたまる純米吟醸木桶仕込み槽搾り生』というお酒です。手作業により搾り袋に醪(もろみ)を詰め、丁寧に槽に並べて圧力をあまり掛けないようにして、雑味が混ざらない搾り方で上槽しています。
「∟太○」って 木槽仕込みで 裏書を読んでみると
グラスに注ぐとフルーティで華やかな立ち香が広がり、いやがうえにも期待は高まります。なんたって高価だったから・・。味わいは期待通りに、とっても重厚なジューシーさで、『十四代おりがらみ』より美味しいのでは、と思うほどの完成度。程良い酸味がアクセントとなり、旨味を残して咽喉の奥にキレてゆきます。ちょっと渋みもあるのでしょうか、バランスの取れた美味しいお酒で、これは何ぼでもいける・・・と、ついつい呑み過ぎてしまいました。
利き猪口は白く濁って 先輩方とカンパ~イ
私が二十三歳の頃に勤めていた会社は、当時いろいろあり、残念ながら倒産してしまいました。そのとき一緒に働かせて頂いた監督だった方々と、一年に一回集まってお酒を呑んでおります。もう32年も経つのですが、先輩方との楽しい語らいは、その当時の私に戻してくれます。その先輩と一緒に『若駒かねたまる純米吟醸木桶仕込み槽搾り生』を味わいましたが、皆さん笑顔になってくれたので、準備した甲斐がありました。しかし、この後驚愕のお酒が登場。それは・・・来週の後半へ続く♪
\(。・_・。)ノ