いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。 毎月1回は実家でお酒を頂きます。実家のおふくろ様は今年77歳で、喜寿を迎えますがとても元気で、昔の事や世間の事、仕事の事、いろんなことを肴にお酒を呑ませてもらいます。お料理もたくさん準備してくれて、本当にありがたく感謝を忘れないようにしたいと思っています。 さて今回、実家で美味しく頂いたお酒は、昨年の3月に第5回小幡建設日本酒蔵部で皆様にお披露目し好評を得ました、岩手県紫波町にある明治19年創業の造り酒屋「月の輪酒造店」の『月の輪しぼりたて純米生原酒木槽掛袋搾り』です。このお酒は、今ではどこの蔵でも見なくなった昔ながらの木槽きふねを使い、酒袋から流れるままに時間を掛けて搾っています。当然、滓引きもしていないため瓶の底の方に薄っすらと滓が沈んでいて、一升瓶を見ただけで美味しそうな予感が酒好きの本能を揺さぶります。 『月の輪しぼりたて純米生原酒木槽掛袋搾り』を初めて呑んだ際にとても美味しかったため、再度購入したいと思っていてもなかなか手に入らず、新酒の時期を迎えやっと手にした逸品でした。 木槽掛袋搾り搾りたて! 自信満々の月の輪の文字 今は無き「南部蔵・富貴」のぐい呑みで 立ち香は若々しくフルーティな香りで期待通りでした。味わいもとても華やかでフルーティ、しかし力強く、木槽で搾った感があります。「あァ・・この味だ」と味の記憶を思い起こさせてくれました。舌の奥の方で滓から発する米の旨味が感じられ、いやらしくない若々しい酸も存分に味わえ、「第5回日本酒の会」の楽しかった事をいっぱい思い出しました。 \(。・_・。)ノ