いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。 1月は私の誕生日。前回の東京オリンピックを知っているので、結構な年齢になりました。中身が伴っても伴わなくても人は齢を重ねてしまいます。いろんな事を見聞きしてそして感じて、年相応の人間に成長したいと考えています。 さて、その誕生日のお祝いで義兄より頂戴したお酒は、千葉県香取郡にある鍋店(なべだな)(株)の『不動吊し無濾過純米大吟醸生原酒』でした。日本酒好きの義弟に美味しい酒を・・と懸命に探して下さったと思います。その結果がこのお酒。超うれしいー!! 鍋店(株)の先祖は、元禄二年(1689年)に五代将軍綱吉公の御世、鍋座(金座や銀座と考え方が同じ)での製造権を持っていましたが、佐倉藩(現在の千葉県)より1050石の酒造株をも与えられ、成田山新勝寺の門前で酒造りを行った老舗中の老舗です。 新酒しぼりたて・・テンション上がる~!! ラベルからして既に美味しそう 今回のお酒は「吊るし」で、お酒を搾る際に吊るした酒袋から自然に滴るお酒のみを瓶詰めしたもので、無理やり搾ったときの雑味が混じりません。そんなお酒を開栓すると華やかな吟醸香が香り、期待は大きく膨らみます。ぐい呑みに注ぐとその香りは大きくふくよかになり、期待と共に口へ。予想にたがわない米のまろやかな旨味がしますが、後から来るはずの酸が「やさしい酸味」となり秒速でやってきて、そして咽喉越しに酸が「強い酸味」に変わります。後味はやはり雑味を全く感じずにキレていきました。山田錦に次ぐ評価もある秋田酒こまちを掛け米、麹米としており、日本酒度は0~+2、酸度1.5と辛口ですが、上品な甘さを感じる不思議なお酒です。 七転び八起きのぐい呑み 色合いや形が超お気に入りでーす ぐい呑みは、私のお気に入りベスト3に入っている、骨董品店より安価で求めたもので、値段はともかく、手触り、藍色の呉須(ごす)、重さなどが心地よく、使用頻度はかなり高めで、美味しく頂ける逸品です。因みに、今回美味しく頂いた『不動』は、とある地酒専門店による目隠しでの利き酒大会で、『十四代』『獺祭』など並み居る有名酒を向うに回し最高の評価を得たお酒だとか。義兄さま、本当にありがとうございました。 \(。・_・。)ノ