2013年8月26日月曜日

滴る酒、若駒しずく搾り

 今年の5月。愛知県よりトマトの種が届きました。その名も「ほうずきトマト」。ナス科ホオズキ属の食用ほうずきで、ヨーロッパでは野菜ではなくフルーツとして親しまれているらしく、ココナッツのように甘く、トロピカルフルーツのような味わいと聞いて、懸命に育てています。 DSCF3600 こんなに大きくなりました  さて、お盆中に実家で頂戴したお酒は、以前にも紹介した栃木県小山市の若駒酒造(株)より『若駒 ひとごこち55 しずく搾り斗瓶採り 無濾過生原酒』です。加藤酒店の店長のイチオシのお酒で且つ、日本酒クラブ会長が以前飲んで「これは是非に!」とのお墨付きなので、購入させて頂きました。  万延元年(1860年)から創業で、わずか100石の蔵ですが美味しさにこだわった今回のお酒は、栃木県産「ひとごこち」という酒米を使い仕上げたもので、丹念に仕込んだお酒は酒袋を吊るすことにより、1滴ずつ酒蔵の空気を身にまといながら自然と滴り落ち、その雫を斗瓶に受けて溜まったものです。 DSCF3546DSCF3549DSCF3551  やっぱり馬がトレードマーク     オレンジ色のラベル   美味しさを読み解いて下さい  ぐい呑みに注ぐと前回4月に呑んだ『若駒純米あさひの夢 無加圧採 無濾過生原酒24BYうすにごり』を凌駕するフルーティな香りが鼻孔に優しく広がります。口に含むとベタつかないスッキリと瑞々しいジューシーな口当たりです。また雑味は無く、飲んだ後には若駒特有のほのかな甘みの余韻が残ります。「神よ、なぜ私は4合ビンを買ってしまったのでしょう、許したまえ」本当に1升ビンにすれば良かったという美味しいお酒でした。 \(。・_・。)ノ








2013年8月19日月曜日

朝日酒造の越淡麗は淡麗か?

 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。  お盆に入り長男が名古屋から「赤福・天ムス・ウイロウ」と共に帰省し日々あれこれしていたら、アッという間にお盆休みも終わってしまいました。お盆明けはエンジン全開で頑張るぞ!!と前向きの私です。  さて、今回頂いた日本酒は、酒処新潟県は長岡市の朝日酒造株式会社のお酒です。朝日酒造と言えば創業時の屋号を酒名に冠した『久保田』が超有名ですが、そんな酒蔵の季節限定酒『越淡麗 純米吟醸』を昨年の暮れ 甥が帰省の際に頂いており、秘蔵の酒として隠していたものをお盆に向けて冷やして頂戴しました。 DSCF3519DSCF3520   凝ったデザインの化粧箱  4合瓶は化粧箱を圧縮したような  仕込み水は天保の頃より涸れない朝日神社の「宝水」を使い、酒米は新潟県が満を持して開発した最強「山田錦」と新潟の大スター「五百万石」を交配した酒造好適米「淡麗」の水と米で日本酒として美味しく醸しだしました。酒米をそのままお酒の商品名にするとは大胆かつ思いっきりのいいこと。 DSCF3523DSCF3526 利き猪口の蛇の目を稲で表現   後味のキレの良さは本物でした  グラスに注ぐとスッキリと柔らかな香りが。口に含むと淡麗どころか、日本酒度+2と舌先にピリッと感がします。ちょっぴり辛口の旨口です。辛さが旨いとは。じゃ旨辛ですなあ。本来、生酒ファンの私でも納得の旨辛は料理にとても合うお酒なので、大量に作ってもらった「ゴーヤチャンプル」や「ナス炒り」が全部無くなってしまいました。 DSCF3527DSCF3531
和気藹々の宴は続く    これはうまい!
 今回のぐい呑みは小樽の『北一ガラス』です。明治34年の創業で、石油ランプを造りニシン漁用浮玉を経て現在のガラス細工や酒器などを造り、今では知らない人っているんでしょうか・・・と言うくらい有名です。これは子供が北海道に遊びに行ったときにお土産で買って来てくれたものです。薄造りなので、お酒の冷たさが直に伝わる優れものの酒器であります。 \(。・_・。)ノ










2013年8月12日月曜日

フルーティの極み「亀泉純米吟醸生原酒」

 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。  わが家の庭先に植えたカボチャの葉っぱの上にカマキリが乗っていました。毎年卵から発生していますが、食物連鎖に淘汰され最後は2~3匹になっていると思われます。がんばって成虫になれよと声を掛けました。  さて、弊社では、社員同士のコミニュケーション向上のため、季節の時々に「飲みニケーション」の場を設けており、8月3日には、弊社で建築させて頂いた青葉一丁目の「モルトン迎賓館」にて、恒例社内行事「ビアガーデン」を開催しました。 IMGP2477DSCF3498    これがウワサのモルトン迎賓館         専務の乾杯の挨拶    さて、今回持ち込ませて頂いた日本酒は、高知県は土佐市で明治30年創業の亀泉酒造(株)の『亀泉 純米吟醸生原酒 CEL(セル)-24』でした。高知県は言わずと知れた全国トップの酒豪県で、その酒豪たちに認められる酒蔵です。このお酒の美味しさの決め手になっている酒米は広島県産の八反錦を50%まで磨き、酵母には高知県が開発した「CEL-24」を使用しています。出来上がったお酒は日本酒度-15の超甘口で、生原酒なのにアルコール度が14%と呑みやすさは抜群、女性にピンポイントでしょう。 DSCF3493DSCF3494 亀泉 純米吟醸生原酒 CEL(セル)-24  ラベルの日本酒度は何と・・   グラスに注ぐと完熟メロンやラ・フランスを思わせるフルーティな香り。口に含むと日本酒度-15に不足のない甘みと少々の酸味、念押しに雑味の無い味わいです。まるで、ワインのベーレンアウスレーゼのようでした。小幡建設日本酒クラブ会長の推薦するお酒に隙はありません。当然の如く美味しさたっぷりの日本酒に、ビールを飲んでいた方々も、オレもオレも・・と日本酒が注がれてゆき、すぐに無くなっちゃいました。お前ら、ビール飲め!ビールを!。 \(。・_・。)ノ









2013年8月4日日曜日

辛っ、辛~い、辛口酒 亀吉

 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。  日本一の山車祭り、八戸三社大祭も好天に恵まれ無事に終わりました。山車の製作は勿論、山車の運行、お祭り広場の賑わいなど関係者の方々は大変ご苦労されたことでしょう。お疲れ様でした。八戸もお祭りが終るとお盆を迎え、涼やかな風と共に静かに秋がやって来ます。  さて、先日青森に住むマラソン仲間のKさんから(株)中村亀吉の『特別純米辛口酒亀吉』を頂戴しました(超うれしいー)。この酒蔵は大正2年に津軽は黒石市で当主中村亀吉氏が『玉垂』を主力に創業し、品評会でも数々の受賞歴に輝いている酒蔵です。今ではメイン酒が『亀吉』に移りましたが、お酒は人気が高く、青森県では有名なブランド酒となっています。 DSCF3425DSCF3429   亀吉は冷蔵庫でキリっと冷やし         +5辛口とキッパリ表示  『特別純米辛口酒亀吉』は、肥沃で広大な津軽平野で育った「華吹雪」を酛米に、そして「むつほまれ」を掛け米として、南八甲田の伏流水で仕込んでいます。その名前にある通り日本酒度+5とかなり辛口ですが、酸度は1.4と程々で淡麗っぽいチョイ辛といったところでしょうか。香りは微かにヒネ香りも感じるのですが、呑んでみるとスッキリ・サッパリとした爽やかな味わいで、舌先にピリッ感の残る引き締まった大辛な味わいでした。2杯目も辛く、3杯目も辛く辛く辛く・・。やっぱり+5は違う・・・。ナメてましたが、辛口ファンにはご機嫌のお酒だと思います。どうぞ一献。 DSCF3433DSCF3437     ぐい呑みは小久慈焼き          お酒を注ぐと表情が変わります  今回のぐい呑みは以前にも紹介した「小久慈焼」。20年ほど前の5月の連休に小久慈焼の窯開きがあるとのことで、家族で出かけたとき見つけました。1回300円のクジ引きで大きなザルの中に皿や小鉢などたくさんの焼き物があり、○等賞はここから・・・というものでした。当時5歳のわが娘が抽選で引き当てた中から、私が選んだぐい呑みは大きさ、造形、手触りなどこれだ!というもので、今でも気に入って使っています。 \(。・_・。)ノ