2024年7月21日日曜日

7月でも生原酒 『秀鳳 純米吟醸出羽の里生原酒』

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今年も菜場に県南発祥とされる「糠塚キュウリ」を植えました。すくすく育ち収穫の時期を迎え、形の良い物がたくさん採れました。これからトマトやナス、シシトウなど、次々にいろんな野菜が収穫の時期を迎えます。もう超うれしー毎日です!。

糠塚キュウリ  中玉トマト

さて、先日冷蔵庫のお酒が無くなってしまい、現場の帰り道に八食センターに寄り、先日紹介させて頂いた『谷川岳T4生酒』の他に、もう1本購入したのが秀鳳 純米吟醸 出羽の里 生原酒でした。

このお酒は山形県山形市にある創業明治二十三年の秀鳳酒造場で醸しており、戦時中は企業整備令のため、一時的に廃業していましたが、昭和42年に酒造りを再開し、その時に蔵名を秀鳳酒造場としています。昨年も全国新酒鑑評会は金賞を受賞しており、地力のある作蔵です。まぁ、私的には『秀鳳』はどれを戴いてもハズレが無いお酒というイメージですが。

肩ラベルに山田穂  裏書をどうぞ







酒色は仄かに琥珀

秀鳳 純米吟醸 出羽の里 生原酒 』の酒米は山形県が開発した「出羽の里」で、「美山錦」や「出羽燦々」より美味しい酒米を造ろうと、試行錯誤し「吟吹雪」と「出羽燦々」の交配で開発しました。心白が大きいので、米を削る量が僅かで済むため、お米が無駄にならず、値段にも跳ね返りリーズナブルな価格を実現しています。

その「出羽の里」を55%になるまで削って使用した吟醸酒で、酵母の山形酵母YK009は、リンゴの香りのカプロン酸エチルと、バナナの香りの酢酸イソアミルをバランスよく生成する酵母として使っています。蔵王連峰の伏流水を水源とする水道水を仕込み水に醸し、日本酒度は-2、酸度は1.3の甘口のお酒です。

開栓して利き猪口に注ぐと酒色は透明で、香りは酵母が証明するように、フルーティさを感じます。口に含むとフルーティで穏やかな甘さで、その後に酸と苦み。スッキリとした呑み口とキレのよさが気に入りました。

これから夏・秋と、生酒がどんどん少なくなってくるので、選ぶことができなくなります。日本中の酒蔵が無濾過生原酒しか造らない『栄光冨士』のような酒蔵ばかりだと嬉しいのですがねぇ。♪

(。・_・。)ノ