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春先に、ジャガイモの芽が出てきたので、ウチの奥様が「種芋にしたら?」という事で「猫の額」に植えてみました。7月初旬には花が咲き、茎や葉が枯れたためスコップで掘り起こしてみたところ、2~3回は食べられる分のジャガイモが収穫できました。お盆が過ぎたらこの後に、大根の種を植える予定でおります。
花も終わり ジャガイモを収穫
さて、日本酒愛飲家のF君より、以前にも譲ってもらい感動した味わいの『天美』をお中元として頂戴しました。超超美味しい『天美』をお中元で貰えるなんて、日本国中で何人いらっしゃるのでしょうか。超うれしー!ありがとう。F君!。
『天美純米吟醸うすにごり生原酒(桃天)』は山口県下関市の長州酒造が醸しており、酒名は天照大神から「天」を、酒を意味する天の美禄から「美」を頂き『天美』としています。ラベルの色が桃色の天美なので「桃天」という略称で呼ばれているようです。
このお酒は、明治4年創業の児玉酒造から、太陽光発電システムを製造する長州産業が、主力酒『長州菊川』と共に平成30年に酒造事業を引き継ぎ、長州酒造として新規の酒蔵を建築し、最新鋭の機器を揃え、香川の川鶴酒造で蔵人となり、その後、三重の清水清三郎商店などで杜氏をしていた藤岡美樹さんを杜氏に迎え開発したお酒でした。しかも、とってもとっても美味しいお酒でした。
しかし、その藤岡美樹さんは残念ながら昨年11月で退社されたらしく、今年の造りは蔵主さんと残った蔵人が見よう見まねで行うとか・・・。『天美』は本当に大丈夫だろうか。心配しかありません。今は藤岡美樹さんが新たな飛躍を遂げることができるように祈り、造ってくれた美味しいお酒をしっかりと味わう事が彼女への感謝となると思っています。
桃色の天美 裏書をどうぞ
酒色は滓がらみ
『天美純米吟醸うすにごり生原酒』の酒米は酒造好適米の王者「山田錦」を60%に磨いた純米吟醸とし、酵母は香露酵母といわれる酸が少なく香気の高い901号酵母で、仕込み水を蔵内の井戸から汲み醸しています。日本酒度などのスペックは非公開としていますが、日本酒度は-3、酸度1.5くらいのお酒でしょうか。
ぐい呑みに注ぐと、滓のかたまりがトロリトロリと流れ落ちます。細かなバブルが舞い、蛇の目を薄らと浮かび上がらせました。またぐい呑みの内側にもバブルの泡がびっしりと張付いています。酒色は滓で半透明に。香りは華やかで甘酒のような、原酒特有の米の旨味の香りが。口に含むと舌にピリピリとバブルが刺さる、桃のサイダーのような刺激を感じます。程好く甘酸っぱく、呑み込むとバランスの良い穏やかな酸と辛み、苦味がアクセントとなって、さすが『天美』と思わせる旨味に、今年のランキング上位に入るお酒だなぁと再確認させられました。
今年の『天美』の造りはどんな感じになるのか心配です。そして、前杜氏の藤岡美樹さんがどこの酒蔵で酒造りに臨むのかも気になります。情報があれば藤岡美樹さんのお酒を購入したいと考えております。♪
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