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1月は私の誕生日があり、日本酒が大好きと公言しているため、いろんな方々より頂戴します。また、何をあげたら喜ぶだろうと苦心させるより、日本酒が好きだから‥で、私も相手方も「WIN - WIN」となるのでは。それで誕生日の夜、娘が冷蔵庫から驚かすように取り出したお酒は、何と『栄光冨士 仙龍純米吟醸無濾過生原酒しぼりたて』でした。やるなぁ、『栄光冨士』とは。
このお酒は、山形県鶴岡市の冨士酒造が醸すお酒で、創業は江戸時代後期の安永2年(1778年)です。創業時の主力酒は、日本一の酒造りを目指すように『冨士』という銘柄でした。実は冨士酒造は加藤清正ゆかりの酒蔵で、九州の熊本藩主だった加藤清正が二条城で家康と謁見後、帰途に就いた船上で怪死し、その後すぐに嗣子忠廣は改易され、山形県鶴岡に配流されました。その地で忠廣が授かった娘とゆかりがあるそうで、清正愛用の手槍の柄が今もなお蔵主宅にあるそうです。
酒名は、昭和30年に「栄光」の二文字を加えた『栄光冨士』となり現在に至っています。左右対称の文字には、表裏の無い酒造りの意味合いも込められていて、手間暇を惜しまずに旨い酒を追求してきたことが、200年余りにもわたって続く所以です。平成24年には殆どのお酒を無濾過生原酒として醸しており、且つ大企業が行っている四季醸造にも舵を切っています。
栄光冨士仙龍 青いラベル
スペックは 酒色は透明
この『栄光冨士
仙龍純米吟醸無濾過生原酒しぼりたて』の仙龍という酒名は、新しい仕込みの始まりに、搾り立ての新酒を捧げる龍神様へのイメージから名付けられています。辰年にピッタリとマッチしたお酒ではないでしょうか。
酒米は酒造好適米の「美山錦」を60%まで磨いた純米吟醸で、酵母は香り高く華やかな酒質になる「山形酵母」。仕込み水は日本一のきれいな水道水と言われる鶴岡の地下水で醸し、日本酒度-4、酸度1.6、ALC16.6度のお酒です。
蛇の目に注ぐと酒色は無色透明で蛇の目がクッキリ。香りはフレッシュな吟醸香で、甘さに満ち満ちています。口に含むとジューシー&フルーティな味わい。酸は大人し目で、呑み込むときに微かに苦みを感じます。
先にも書きましたが『栄光冨士』は四季醸造の酒蔵で、年間を通して33種の新酒が毎月出ます。しかも、殆どが私の好きな無濾過の生原酒なので、本当にありがたいと思っております。
令和3年8月30日アップの『栄光冨士純米大吟醸無濾過生原酒 酒未来』が一番気に入っていますが、令和4年4月4日に掲載した『栄光冨士GMF24LEGEND OF THE CREYSTAL純米大吟醸無濾過生原酒』も唸るほどの旨さでしたが、『栄光冨士 仙龍純米吟醸無濾過生原酒しぼりたて』も勝るとも劣りません。美味しく戴きました。栄光富士に栄光あれ!。♪
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