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毎日お寺への往復で暮れたお盆も終わり、また日常が戻ってきました。八戸市美術館で開催中の「馬場のぼる展」へ奥様と行き、三戸町が生んだ天才漫画家の作品に触れてきました。
パンフレット 記念に1枚
さて今回は、「父の日」に娘から頂戴したお酒の第二弾となります。前回ご紹介した『純米生酒奈良萬おりがらみ』とともに頂いた二本目のお酒は『伊予 賀儀屋 純米生原酒しずく媛 空色ラベル』で、青森県立美術館で開催された「詩季彩-石井康治 四季を詩う彩りのガラス」を見た帰りに、青森市青柳一丁目の辻村酒店で購入してもらったお酒です。
『伊予賀儀屋』は伊予の名のとおり愛媛県のお酒で、西日本最高峰の石鎚山の麓に位置する西条市の成龍酒造が醸しています。成龍酒造の前身である鍵屋本家は、江戸時代から何代にも渡り、庄屋の米倉の鍵を預かる役目を担っており、明治十年に庄屋制度が廃止とともに、鍵屋9代目当主が酒造業を起こしました。そして「空色ラベル」とは、どこまでも広がる爽やかな愛媛の空をイメージして造られています。
伊予賀儀屋 裏書をどうぞ
酒色はやや琥珀
『伊予
賀儀屋 純米生原酒しずく媛 空色ラベル』の酒米は、愛媛県が飯米の「松山三井」を品種改良し育成に成功した、酒米品種の「しずく媛」を使っており、大粒で心白の発現率が高く、柔らかい酒質になるのが特徴のお米です。酵母は愛媛県の産業技術センターで開発された愛媛酵母(EK-1)で、協会9号酵母の約3倍もフルーティな香りに仕上がります。仕込み水は霊峰石鎚山の伏流水で、日本の名水百選「うちぬきの湧水」で醸し、日本酒度+4、酸度1.9に仕上げました。
蛇の目に注ぐと原酒らしいトロミがあるような感じ、お酒の色は仄かに琥珀色で酸が利きそうな色合いです。香りは酵母のせいか、爽やかで華やかな香り。口に含むと仄かな甘さを感じた刹那、直ぐに酸の味わいで、その後に結構な辛さがきます。そして鼻から酸の香りが抜けるのが分ります。濃い原酒の味わいに感動していると、最後には微かな苦味がきてキレてゆきました。
私は誕生日が1月なので、これから半年以上もお酒のプレゼントがありませんが、段々に「ひやおろし」の時期となるので、逆に無濾過生原酒派の私には追い風です。冬まで美味しいお酒に巡り合うように酒屋を巡り、いろいろ算段をしたいと考えております。♪
\(。・_・。)ノ