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今年も空色の朝顔を植えました。しかし、気温の関係か今年は生育が思わしくなく、発芽しづらかったり、双葉の状況で枯死するなど、どうなる事かと心配しましたが、お盆前になってやっと花を付けました。これから11月中頃まで私を楽しませてくれる事でしょう。
空色の朝顔
さて、5月に仕事で小川原に二週間ほど通っていましたが、三沢市の中居酒店が近いと考え品揃えの程を確認に行って参りました。連なる大型の冷蔵庫には地元青森県の『陸奥八仙』『豊盃』『田酒』はもとより、秋田の『山本』、山形県の『くどき上手』『雅山流』や新潟県の『たかちよ』、千葉県の『不動』、高知県の『南』、佐賀県の『東鶴』まだまだたくさんの品揃えで侮れません。
そんな中で『東鶴』と競い迷った挙句に私が購入してきたのは、福島県喜多方市で創業大正8年の喜多の華酒造場が醸す『星自慢純米吟醸無濾過原酒生』でした。創業当時の銘柄は『星正宗』でしたが、戦後は酒名を「喜び多く素晴らしい華があるように」との想いから造った『喜多の華』を主力酒としており、『蔵太鼓』の銘柄も作っています。しかし、約10年位前には蔵を引き継ぐ後継者が無く廃業も考えたそうですが、三人ある娘のうち長女が蔵を継ぐことになりました。その長女は杜氏となって手造りにこだわり少量仕込みで勝負しています。また、『星自慢』は三代目の社長の星啓志氏が全国へ発信するために、平成15年に立ち上げた、全量純米無濾過造りの限定流通ブランドです。
星自慢 裏書をどうぞ
酒色は仄かに琥珀
酒米は麹米に五百万石を50%に磨いて使い、掛米にはタカネミノリを55%まで磨いて使用。酵母は酸の生成が少なく香気の高い協会9号系酵母で吟醸酒に向いている酵母です。仕込み水は軟水の飯豊山系の伏流水で、日本酒度-1、酸度1.8のお酒に仕上げました。因みにアルコール度数は少し高めの18%になっており、呑みすぎに注意が必要です。
グラスに注ぐと酒色は仄かに琥珀色で、酸の香りが立ち上がります。口に含むと仄かな甘さで穏やかそうな呑み口ですが、口腔に酸が沁み込んできます。喉の奥に辛さを感じながら、スッキリと切れてゆきました。無濾過で原酒のお酒にしては大人し目の味わいでした。
青森県ではお盆前に津軽地方を中心に大雨が降り、線状降水帯により大きな災害となりました。床上浸水した方々やリンゴ等の果物、野菜に大打撃を受けた方々に、心よりお見舞いを申し上げます。しかし、津軽の方々が持つパワーを私は知っています。一日でも早い復旧を心より祈念しております。
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