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年末が近づき忘年会のシーズンですが、居酒屋さんもコロナの影響で例年よりは客足が落ちるかも知れず気を揉んでいる事でしょう。何とか頑張って良いお正月を迎えて頂きたいと願っています。
大型冷蔵庫最上階 2階、3階
さて11月末、半年ぶりに相棒と二人で居酒屋さんへ呑みに出ました。もちろん、六日町の「酒と肴と男と女
海ぼうず」さんです。ワクチン注射を2回打って一週間以上が経過し、且つここ数日コロナの発生が無かったため、ようやく繁華街へ出られる記念すべき日となりました。やったー!!。
記念すべき日の乾杯に選んだお酒は、地元八戸酒造の『陸奥八仙特別純米限定おりがらみ』という、地元にしか卸さない限定酒です。八戸に生まれて幸せ。酒米は青森県産米の「まっしぐら」を60%まで磨き、明利小川酵母を泡無しに改良した協会1001酵母で醸し、滓を含んだままで瓶に詰めています。日本酒度は+3位でしょうか、酸度も1.5~1.6位に感じましたが。
グラスに注ぐと細かな滓で仄かに曇っています。口に含むと滓がらみの酸味が口を突きますが、ゆっくりとフルーティな味わいに変わります。それ程辛さは無く、呑み込むとスッキリとキレていきました。そして乾杯酒はあっという間に、一気に口腔へと流れ込んでゆきました。
陸奥八仙特純 来福もも
その後は茨城の『来福元祖くだもの桃生酒』、栃木の『モダン仙禽無垢2021無濾過原酒』とガンガン頂き、冷蔵庫の奥に隠れた群馬県の雄を発見!。それは群馬県前橋市で創業明治16年の町田酒造店が醸す『町田酒蔵55純米吟醸雄町直汲み無濾過生酒』で、「全量小仕込み」の手造りに拘り、搾ったお酒は3分以内に瓶詰めを徹底していると云う酒蔵です。スバラシイ。
私の記憶では、ハズレが無いのも町田酒造店のお酒で、代表銘柄は『清嘹』でしたが、現在の五代目の蔵主が蔵名を冠した『町田酒造』を代表銘柄として、今では超人気酒の仲間入りを果たしています。酒米は岡山県産雄町で、仕込み水は利根川の伏流水を蔵内の井戸より汲み上げて使い醸しています。日本酒度-2、酸度1.7の無濾過のフルーティな生酒です。
栓を抜くと微発泡感があるのですが、コロナ禍でお客が少ないため開栓してから時間が経っているのか、ピチピチ感は感じませんでした。香りは仄かですがフルーティで、口に含むとややジューシーな甘さで、雄町の米の旨さも感じます。呑み込むとキレも良く、穏やかな酸味を残してキレてゆきました。
語らいは尽きることなく、話しては呑みを繰り返し、新潟の『たかちよ純米吟醸かめの尾』、島根の『無窮天穏生酛純米吟醸天雲』、福岡の『弥久純米酒杜の蔵』、岩手の『AKABU純米酒NEWBORN生酒』、栃木の『望スプラッシュ純米大吟醸直汲み生原酒』そしてシメの山形の『十四代中取り純米吟醸播州山田錦生詰め』でお開きとなりました。
当八戸市はコロナが1ケ月以上発生が無く、当夜もお店にはお客様が結構入っていました。しかし、忘年会の予約はゼロだと云う店主の寂しそうな物言いは、「飲み会不要論」を加速させたコロナ禍のご時世に正当にも聞こえるようでした。居酒屋の皆様方には是非頑張ってほしいと願っています。♪
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