2021年7月12日月曜日

浪江町の鈴木酒造が山形で造った『磐城壽』

 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。昨年秋に花壇を造り、今年は野菜と花を別々に育てています。秋に球根を掘り起こして植え直したユリがきれいに咲きました。







きれいに咲いたユリ

さて、今回戴くお酒は628日のブログでご紹介した『磐城壽』の大吟醸ですが、前回同様、ウチの奥様の習字のお弟子さん(青森市在住)から、私の退職祝いにと頂戴したものです。やっぱり決め手は『』と云うラベルの文字でしょうか。しかし、前回頂戴した『磐城壽ランドマーク【機関始動】おりがらみ生酒』と決定的に違うのは、醸した場所が山形県長井市なのです。

元々福島県浪江町にあった鈴木酒造店でしたが、東日本大震災の津波により全壊。蔵主は2021年の浪江町での復活を期して、山形県長井市で廃業した酒蔵を買い取り、酒造りを続けました。今回戴くお酒は、肩ラベルにあるように2017年と記された、復活を目指す過渡期のお酒『磐城壽純米大吟醸山廃仕込み山田錦45』です。

吟醸と吟醸酒 大吟醸山廃仕込




裏書をどうぞ 酒色は仄かに琥珀

酒米は兵庫県産山田錦を45%まで磨いた純米大吟醸で、酵母は奇跡的に残っていた蔵付きの山廃酵母を使用し、最上川支流からの伏流水で醸しました。

蛇の目に注ぐと仄かに琥珀色で香りは華やかな吟醸香が。口に含むと舌にピリ感は無く、穏やかに山田錦の甘さを堪能するも、その刹那、口中に酸味がきて咽喉が熱く、辛さも際立ちます。後味にはスッキリとしたキレで刺身が美味しいお酒でした。

♪青森のお弟子さんは実は私のマラソンの師匠なので、コロナが終息を迎えた際にはまた一緒に走れればいいなぁと思っているのですが、まあ、スタートすると私が置いて行かれるので、なかなか一緒には走れないのです。♪

(。・_・。)ノ