2019年4月8日月曜日

『廣戸川純米にごり生酒』は超旨い‼


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先日機会に恵まれ、お客様と「海ぼうず」さんに行ってきました。『十四代』も普通に置くようになっていて、値段もリーズナブルですが、先日この店で頂いたので、今回は別の日本酒で攻める事にしました。

3階には十四代   2階は生酒が群雄割拠

廣戸川にごり   庭のうぐいす

乾杯はお客様がビールで、私は当然日本酒です。乾杯に選んだのは福島県岩瀬郡の創業明治25年の松崎酒造が醸す『廣戸川純米にごり生酒』です。地元の名水「釈迦堂川」はむかし「廣戸川」と呼ばれ、それに因んで名付けています。

酒米「夢の香」は父を出羽燦燦、母を八反錦1号で誕生しました。酵母は「福島県煌酵母」と「TM-1」をブレンドして甘さを強調しています。仕込み水はミネラルの豊富な地下水を井戸より汲み上げて使い胸を張る旨さの酒に仕上げています。

開栓するとシュッと音がしました。酒色は真っ白に濁っています。香りはジュースのように甘く香り、口に含むと甘くジューシーな味わいを感じ、酸味も強いような気がしますが甘さに打ち消され、クリアな旨さになっています。これは今年のランキングに顔を出す逸品だと感じました。超旨い‼。


2杯目に福岡県の『庭のうぐいす純米吟醸うすにごり』を何年か振りに頂戴し、3杯目が宮城県栗駒市の『純米吟醸栗駒山無加圧中取り無濾過生原酒』です。千田酒造は創業が大正9年と比較的新しい蔵で、秀峰栗駒山の麓に酒蔵が立地することで昭和50年頃に主要銘柄を『栗駒山』と命名しています。仕込み水はもちろん栗駒山からの伏流水を使い、酒米は食べてもおいしい「ササニシキ」で日本酒度+1、酸度2.0に仕上げました。無理に搾らず醪の自重で斗瓶に垂れたお酒から、瓶の中間の部分を贅沢に瓶詰めしたものです。最高~。

酒色は透明で香りは華やかに甘さも感じます。口に含むと先ず酸味がしますが、不思議なことにお行儀の良い美味しい酸味です。ジューシーさもあって甘さ、辛さ、酸味がバランスよく旨味に変わっています。こんなお酒もあるんだなぁと驚きました。

瀧自慢 滝水流  宮城のささ結

奈良の花巴  篠峯中取り

十四代無濾過本生  43日の風景

その後もいろいろ頂戴し、最後の1杯には希少な『十四代無濾過中取り本生』で中締めとなりました。うらやましいでしょ。4月に入っても八戸では雪が降り続いており、これでは今年の桜の開花はGWあたりになりそうですが、逆にそのほうがうれしいかも。♪

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