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昨年末、小幡建設日本酒クラブの会長より、「あるお店で『花陽浴』(はなあび)というお酒を呑ませてもらったんだけど、完成度が高くてとても美味しいお酒でしたよ!」と言われ、早速呑んでみたいと思いインターネットで取り扱い店を探したのですが、東京駅地下の長谷川酒店にも無く、行動範囲内に見つける事が出来ませんでした。しかし、名古屋の長男とその事を話していたら「花陽浴っていうお酒なら岡崎市の酒店にあったよ」との素晴らしくタイムリーな情報があり、早速クール宅急便で送ってもらいました。いろいろ調べてみたら、かなり値打ちのある味わいのお酒のようで、八戸在住の身には、『花陽浴』がこんなに有名とは知りませんでした。
雫生とは超レアな・・ 袋吊りの雫をこの瓶に 山田錦100%!
そんな今回のお酒は、『花陽浴純米大吟醸 雫生 袋吊瓶囲無濾過生原酒』という花陽浴最高峰の実に高価なもので、埼玉県羽生市にある南陽醸造株式会社で造られており、若き3人の蔵人が中心になって「日本一美味しいお酒を造る」を目標に頑張っている酒蔵のお酒です。お米は絶対王者山田錦を100%使用、水は利根川水系の井戸水により丁寧に醸しています。
開栓するとフルーティな香量がハンパなく、ぐい呑みは香りも存分に楽しめるように広口の器に変更したほど。ぐい呑みに注ぐと少しトロリとした感じがして、リンゴのようなやさしい香りが立ちのぼります。口に含むと生酒の甘さを感じますが、頬の内側に刺さるようなピリ感と酸味のハーモニーが絶妙で、咽喉越しは大人しくスッと切れてゆきます。華やかそして上品な味わいと言ったらよいのでしょうか、あまり呑んだことのない重厚な旨さでした。機会があれば、もっといろんな種類を呑んでみたいと思った次第です。
ぐい呑みは香りを楽しめる広口 お酒を注いだ酒器
今回のぐい呑みは、女流造形作家の多田美波氏のもので、氏は東京都現代美術館や東京国立近代美術館等の名立たる美術館に彫刻が飾られ、また皇居新宮殿のシャンデリアを製作したりと、かなり立派な経歴があり1988年には紫綬褒章、1994年に勲四等宝冠章の叙勲を戴いた、そんな方のガラス酒器で呑めるなんて、何と果報者なのでしょうか。ただでも美味しいお酒が、3倍増しの美味しさとなりました。わかるでしょ。♪
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