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ここ数日30℃越えの日が続き、体調の維持に苦労しています。また7月中は仕事が忙しく、トレーニングセンターにも行けません。心身ともにフラストレーションが蓄積しそうな今日この頃です。
さて、5月の末に、ウチの奥様が東京へ、三泊四日で習字の仕事に行ってきました。二日目の夜に、八重洲の石川県アンテナショップに寄ったらしく、「金沢美人というお酒があるけど、店員さんは甘口のお酒だと言っていますが、買って帰りますか?」と電話が来ました。有難い話しなので、もちろんお願いしますと応えました。
と云う事で、このお酒は金沢で最も歴史のある酒蔵の福光屋が醸す、『純米吟醸 金沢美人 あまくち』でした。創業は何と寛永二年(1625年)で、徳川家光が将軍について三年目の年。福光屋の代表銘柄は『加賀鳶』で、有名なお酒としては『風よ人よ水よ』や『黒帯』などがあります。
『純米吟醸 金沢美人 あまくち』のラベルには、有名な画家の竹久夢二の美人画が使われていますが、夢二の妻が金沢出身で、その妻をモデルにして夢二式美人画が確立されています。酒名は有機肥料や減農薬の、自然に近い環境で栽培された米を使っているため、肌がきれいな美人になるという意を込め、『金沢美人』としています。
化粧箱に入った 純吟金沢美人
裏書をどうぞ 酒色は透明で
また、このお酒は独自の完熟糖醗酵により、絹のような口当たりに、米飴のような極甘口に仕上がっています。それが、米醗酵による有機酸やクマル酸、フェルラ酸など、天然の美容成分が含有されているため、呑む事でしっとりと潤いのあるお肌になる効果が期待できるという、う~ん本当でしょうか。
『純米吟醸
金沢美人 あまくち』の酒米は、金沢固有の銘柄米「金沢美人」を60%まで精米して使用しています。酵母は非公表ですが、もしかすると金沢酵母かも知れません。仕込み水は、蔵内の井戸から汲み上げたやや硬めの水を使っていますが、この井戸は何と1500mも掘っており、滋養に富んだ白山連邦の雪解け水が伏流水となっています。日本酒度は-17、酸度1.4、ALC13度と、日本酒度的には大甘の純米吟醸です。
蛇の目に注ぐと酒色は琥珀色で古酒のようです。香りは仄かに酸の香り。口に含むと甘さはありますが、甘口とは言い切れない古酒のような味わい。カラメル系の苦甘さに酸味が。呑み込むと口腔に余韻が続き、渋味へと変化してゆき、直ぐにスッキリとキレてゆきました。-17は確かに甘口ですが・・・。ウ~ン、チョッと考えさせられます。
ウチの奥様は、東京駅地下グランスタの長谷川酒店でもお酒を買おうとしたそうですが、会計待ちの大行列に無念のギブアップをしたそうです。でも買ってきてあげたいという気持ちがとても有難いと思いました。♪
\(。・_・。)ノ