2016年11月14日月曜日

たねいち会の乾杯は『特別純米 飛露喜 生詰』


 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

先日、私が二十歳くらいの時に一緒に働かせて頂いた方々と、「たねいち会」と銘打ち年に一回集まってお酒を頂いております。先輩方は以前と変わりなく気さくに語らって下さり、若さだけで土木工事の知識は何も無く、ただガムシャラに働いていた頃の時間が甦ります

毎回の3階は立派なお酒  1階2階も素晴らしい

居酒屋「酒と肴と男と女 海ぼうず」さんは、私とO先輩の共通の行きつけのお店という事で、会場はすんなりと決定です。日本酒の品揃えは超一級品で海の幸・山の幸に舌鼓みを打ちました。

 特別純米飛露喜生詰     3Fのお酒は別会計です

乾杯は福島県河沼郡会津坂町で文政年間創業の、合資会社廣木冨士酒造株式会社が醸す『 特別純米 飛露喜 生詰 』で、三十歳で蔵を継いだ九代目が『十四代』を呑んで、自分の酒造りの目標に定め、一時廃業も考えた酒蔵を、『飛露喜』でブレイクさせて今では入手困難酒となっています。私も待ちに待った飛露喜デビューとなりました。阿賀川水系伏流水の軟水の仕込み水を使い、山田錦を酒米に日本酒度+3.7酸度1.5とオーソドックスな辛口酒となっています。

乾杯の音頭で高くグラスを掲げたあとに顔の前まで運びましたが、立ち香はそれほど感じません。口に含むと予想通りの上品なフルーティさと上品な甘さ、味わいの最後に旨味の乗った酸味と辛味、渋味が少しやってきてバランスの良い旨さ。評判通りゾクゾクするような美味しいお酒でした。

栃木を代表するお酒   鳳凰美田、最高!!

 三重を代表するお酒    而今も買えません
 
その後も冷蔵庫より栃木県の『鳳凰美田 生酒 本吟 無濾過生』、新潟県の『加茂錦 荷札酒 純米大吟醸生詰原酒』、北海道旭川の『純米吟醸 大雪乃蔵 螢雪』、三重県の『純米吟醸 而今 山田錦無濾過生』、秋田県の『オーディナリィ フクコマチ』と次々頂戴し、滑舌が怪しくなり締めのお酒へ。

ラベルはインパクト抜群  死神の姉妹品

その締めのお酒は以前ご紹介した『裏死神純米大吟醸生酒』を醸す、島根県のほぼ中央、石見銀山の南にある大正11年創業の加茂福酒造株式会社の『悪乃代官純米吟醸限定無濾過生原酒』です。何ちゅう名前じゃ。酒米は「五百万石」を使い、「島根大学酵母」というレアな酵母です。日本酒度は+5、酸度1.8のバリバリ辛口酒は、ネーミングからも解るようです。しかし、いざグラスに注ぐとフルーティな香りに、生酒のフレッシュさで、結構ジューシーで甘口に感じて摩訶不思議な美味しいお酒でした。

「たねいち会」は以前勤めていた会社の名前からきており、私の長男が生まれた年の秋に残念ながら倒産しました。すぐに働ける会社を探して、その冬には現在の会社に就職させて頂き、あれからもう33年。未だ33年。「たねいち会」の先輩方との楽しい語らいは、時を少しずつ埋めては行きましたが、話しは尽きるはずもなく、またの再会を楽しみに帰路に着きました。♪
(。・_・。)ノ