2016年12月26日月曜日

『山本 純米吟醸 深蒼(ミッドナイトブルー)生原酒』を忘年会で


 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

2016年もあと数日で終ろうとしており今年最後の更新となりますが、今年も一年間当ブログを飽きもせずに(いや、飽きた方もいらっしゃる事でしょう)お付き合い頂きまして心より感謝申し上げます。これからも美味しいお酒の情報を勝手に発信したいと思っておりますので、どうかどうか今後とも宜しくお付き合いの程お願い致します。

さて、129日に「焼き肉レストラン一心亭」様で、今年も弊社の忘年会を盛大に行ないました。忘年会は「家族も一緒に」がコンセプトとなっており、社員のお子様同伴を勧めているので、会場内は子供たちの笑い声が絶えません。美味しいお肉の食べ放題に参加者全員が満腹中枢を破壊されています。

今年の忘年会に持ち込んだお酒は、社長(日本酒蔵部会長)が気合を入れて準備した、秋田県の山本郡八峰町の山本合名会社が醸す『山本 純米吟醸 深蒼(ミッドナイトブルー)生原酒』でした。以前、味わった『山本ピュアブラック(火入れ)』とは姉妹品にあたるそうで旨さは保証付き。白神山地の湧水を使い、酒米は「酒こまち」、酵母は鑑評会で金賞を受賞した際の使用酵母「こまちR-5酵母」で醸す日本酒度+3、酸度1.6のお酒です。

『山本ミッドナイトブルー』漆黒に浮かぶ深蒼

さて、その『山本 純米吟醸 深蒼(ミッドナイトブルー)生原酒』を開栓し、グラスに注ぐと香りはフルーティ、そして口に含むと口当たりは爽やかで、舌にピリピリとフレッシュな酸が刺さります。フルーティな味わいで、原酒とは思えないようなサッパリとしたキレ。焼き肉の油に負けない、かなり美味しいお酒でした。サスガ日本酒クラブ会長のチョイス。

 食べ放題のお肉はいくらでもお代わりが出てくるのですが、弊社にも日本酒好きが徐々に増えてきたせいか、1升のお酒はアッという間になくなってしまい、お酒の切れ目が縁の切れ目と帰路に着いた次第です。それでは皆様、良いお年を~。♪

(。・_・。)ノ

2016年12月19日月曜日

八戸グランドホテルで「日本酒と秋の味覚を愉しむ会」


 
いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

八戸市の隣町には実物の4分の1の自由の女神像を頂く「おいらせ町」があります。おいらせ町といえば日本酒『桃川』で、奥入瀬川の伏流水で醸した銘酒を、八戸市民で知らない人はおりません。桃川株式会社は明治22年の創業で、全国新酒鑑評会9年連続金賞や2015インターナショナルサケチャレンジ純米大吟醸部門最高賞トロフィー受賞など数多くの受賞歴がある酒蔵です。

今回、八戸グランドホテルがその『桃川』に白羽の矢を立てて「日本酒と秋の味覚を愉しむ会」を開催致しており、この度、弊社社長と私の2名で参加させて頂きました。

  入口に桃川の酒樽が   幟で分かる数々の受賞

  酒樽には種々の桃川が  噂の雫酒もたくさん

乾杯は、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2016」の大吟醸部門で最高金賞受賞の『桃川大吟醸純米』です。冷え冷えのお酒は給仕の方々よりワイングラスに速やかに注がれ、乾杯の声も高らかにカチーンとグラスのぶつかり合う音が会場中から聞こえました。

香りは仄かでスッキリとした吞み口。酸味も辛さもそれ程ではなく、雑味の無い淡麗辛口といったところでしょうか。キレも良くスッと咽喉のおくに染み入る様に入って行きました。

ここでしか味わえない斗瓶  本日のメニュー

乾杯の後は斗瓶のお酒にダッシュ!!。ここでしか呑めない斗瓶からのお酒は『吟醸純米無濾過生原酒斗瓶取り』で、瓶の中には少し濁りが漂っています。小さなグラスに注いで頂き、先ず香りを利くと華やかな香りがうっすらと。口に含むと先程の淡麗辛口とは真逆の、無濾過特有の味わいがして口中に旨味が残ります。辛さや酸味はそれほどでも無く、御料理にはバツグンの相性でした。

    S店長と乾杯     クジ運は最強

たくさんの参加者の中に加藤酒店の店長もおり、店に置いている『桃川』の味を再確認の意味で、全種類を味わっているようでした。最後に抽選会となりましたが、弊社社長はクジ運が強力なので必ず何か当ります。しかし、不調だったのかなかなか番号が呼ばれないまま最後の一名となって、そして呼ばれたのが社長でした。すばらしい強運!やっぱり神様は居る!!

愉しませて頂いた会も定刻に終わり、翌日の仕事に差障りの無いように私はそのまま家路に着きました。社長ですか?当然、二次会で営業活動です。♪

(。・_・。)ノ
 

2016年12月12日月曜日

酒どころ山形の『純米吟醸上喜元こいおまち無濾過生原酒』


 
 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

私の実家まで300mくらいの距離にお袋様が元気で住んでおりますが、時々ウチの奥様が通って役所からの郵便物の事や、冠婚葬祭等の相談に乗ってくれています。私も時々通ってお袋様の話し相手になっています。

そんな実家で毎月1回はお酒を頂いており、先日も美味しい日本酒と肴を頂いてきました。持ち込んだお酒は山形県酒田市の酒田酒造株式会社が醸す『純米吟醸上喜元こいおまち無濾過生原酒』です。この酒蔵は昔ながらの手造りで丁寧に造っており、大吟醸はJALのファーストクラスに出されています。

仕込み水は日和山一帯から湧き上がる良質の地下水を使用し、酒米は改良雄町の耐倒伏性を強化して、且つ大粒で心白発現率を高く改良した「こいおまち」を使っています。日本酒度は+3.0、酸度1.5とどちらかというと辛口の日本酒です。

上喜元になるように  酒米の恋雄町は初めて

ぐい呑みに注ぐと微かに甘さを感じる香りがします。緊張感を持って口に含むと、柔らかな辛さと酸、そして甘さが入り混じり無濾過特有の味わいが全体を締めて旨味にしています。お袋様の料理はまぐろ刺とナス炒り、ギョウザ、すき焼きと和洋・山海のバラバラの味わいにも力負けせず、美味しく頂いた『純米吟醸上喜元こいおまち無濾過生原酒』でした。

お袋様はもうすぐ80歳ですが、農作業を趣味と実益を兼ねて行っているため今でも超元気です。私の方が「腰が痛い・・」と腰を曲げて歩いているくらいで、実家ではいろんな話をして元気をあげたり貰ったり。いつまでも元気でいて欲しいと願っています。♪

(。・_・。)ノ

2016年12月5日月曜日

差入れは『今代司純米大吟醸ひやおろし』

 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

先週に引き続いて、1119()に開催致しました「第13回小幡建設日本酒クラブ定例会」の後半です。後半戦では皆様の酔いも回って来て、何を呑んでも美味しいと大盛り上がりとなってきました。今回の参加者18名に、69升+1升のお酒でスタートしております。酔いも回り始め会長はチャーハンの皿を引っ繰り返す始末。はたしてこの先何が起こるのか!。

G酵母は3年目  会長が皿をひっくり返して

さて、4本目のお酒は埼玉県加須市の明治七年創業清水酒造()が醸す『亀甲花菱 埼玉G酵母 無濾過中取り純米生原酒美山錦』です。日本酒度は+2、酸度は1.8と大人しめに仕上がっていますが、使われているG酵母は香り高く甘みのあるお酒を造る酵母で今年3年目となります。扱いにも慣れ美味しいお酒に仕上げています。お酒の色合いは少し黄色みがかり、香りはフルーティ。味わいもフルーティで美山錦の旨味たっぷり、キレも良く後味に辛さが少し。美味しいのですが、酒蔵の規模が小さいため『亀甲花菱』はすぐに売り切れているようです。

Kさんありがとう   差しれの今代司

ここで会場内にどよめきが。なんと、今回所用で参加を見送られたKさんが、わざわざ差し入れを持って届けに来て下さいました。本当に本当にありがとうございます。差し入れのお酒は新潟県新潟市で創業1767年の今代司酒造株式会社が醸す淡麗辛口の『今代司純米大吟醸ひやおろし』です。新酒をひと夏寝かせて熟成を促し、秋に出荷するこのひやおろしは、酒造好適米五百万石と阿賀野川の伏流水との融合で旨味たっぷりに搾られています。

全員のグラスに注いでまわり「Kさん!ありがとうございま~す」と頂きました。立ち香は仄かに優しい酸の香り。口に含むとフレッシュな酸が舌の上から咽喉へ、そしてスッキリとキレが良く雑味の無い味わいでした。

 私のイチオシ百春   カネタマルと読みます

続くお酒で酔いが回っているはずの参加者の間でまたもザワメキが起こっております。それは私のオススメで5本目に準備した、岐阜県美濃市の小坂酒造店が醸す『百春特別純米無濾過生原酒』を味わったからでした。富山県産雄町で醸し日本酒度+2.5、酸度1.5の『百春特別純米無濾過生原酒』は華やかな洋ナシのような果実系の香りで、味わいは完熟フルーツの様な甘酸っぱいような酸味と、柔らかな辛さ、それが纏まってバランスの良い旨味となっています。味わいを噛み締めている方々はよろしいのですが、話に夢中の方は機を逃しますよ~。

さて、いよいよ最後に取り出したお酒が栃木県小山市の『Γ太〇桶仕込雫搾り斗瓶取り無濾過生原酒』。以前にも当ブログでご紹介したお酒で、高価なのですが皆様方に呑んでほしい一心で手に入れました。記号配列の『Γ太○』で「かねたまる」と読み、酒蔵の屋号となっています。また「金貯まる」の言葉遊びにもなっており、縁起のいいお酒でもあります。

万延元年(1860)創業の若駒酒造が、毎年一槽だけ木桶を使い手作業により搾り袋に醪(もろみ)を詰め、丁寧に槽に並べて圧力をあまり掛けないようにして、雑味が混ざらない搾り方で上槽している蔵最高峰の純米大吟醸が、この『Γ太〇桶仕込雫搾り斗瓶取り無濾過生原酒』というお酒です。グラスに注ぐと微発泡で滓が混じっており香りはフルーティで華やか。味わいはとっても重厚なジューシーパイナップル?、程良い酸味がアクセントとなり、無濾過の旨味が際立ちます。どれだけ呑んだものか、『百春』の時点で眠りについた方も居り、夢の中でお酒を楽しんでいるのでしょう。

 美味い酒はこれだ!     美女と野獣の皆さん

 みんな美味しいお酒で~す   こちらも出来上がり

  Iさんは酔っているのか?   会長はニヤリと

  老眼鏡の私です        さあ全員集合で!

食べ放題のラストオーダーでは定番の煮干し味のラーメンを美味しく頂戴し、中締めとなりました。今回も持ち込んだ40個のコップを片付け、皆さんの帰りを見送って事務局の役目が終了。明日は休日なのでゆっくりと朝寝ができるためホッとした気持ちで運転代行を手配しましたが、これから家に帰りコップを洗って乾燥させ仕舞い込む作業が残っていて・・。今回も4千円会費でしたが全てのお酒に満足して頂いたと感じており、次回3月に予定している第14回定例会に弾みがつきました。期待して下さいね!頑張るぞ!!オー!!。♪

(。・_・。)ノ

2016年11月28日月曜日

『若竹おんな泣かせ 純米大吟醸』は幻のお酒


 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

1119()8ヶ月ぶりとなる「第13回小幡建設日本酒クラブ定例会」が、根城一丁目の「熊八珍」で開催されました。今回も参加者は女性3名を含む18名と多くの方に御参加頂き、69升のお酒で定刻にスタートしました。また初参加のT氏からは『陸奥八仙純米大吟醸華想い50』を頂戴し、テンション高く開会します。



堂々の乾杯挨拶はTさん   入手困難『おんな泣かせ』

先ず乾杯に選んだお酒は、酒屋さんでも入手困難といわれる静岡県島田市の『若竹 おんな泣かせ 純米大吟醸 』です。天保三年(1832)創業の()大村屋酒造場が醸すこのお酒は、発売から三十余年経っているのですが、当時は女性が日本酒をあまり呑まなかったので、その女性たちが楽しめる美味しいお酒を造ろうと、苦労を重ねて『若竹 おんな泣かせ 純米大吟醸 』を誕生させました。因みに「酒屋泣かせ」という別名がついていて出荷割当品となっているようで、人気があるため入手困難酒です。

仕込み水は大井川の伏流水で、五百万石を掛け米にそして山田錦を麹米に使用し、1回火を入れて寝かせた日本酒度+2、酸度1.2のお酒となっています。立ち香は華やかで甘くジューシーな吟醸香。口に含むと重厚で上品な味わいと口中に広がる米の旨味が心地よく、呑み込むと雑味の無い落ち着いた味わいを感じました。女性会員の方々は・・あれ、泣いてないなぁ。



手始めの有加藤   加藤清正公と縁が

2本目は『栄光富士』の銘柄で有名な安永七年(1778)創業の冨士酒造()が醸す『有加藤純米大吟醸中汲み直詰生』。蔵元の加藤家では、「有友」「有倫」「有慶」などの「有」という文字を尊重しており、自身の名字に「有」を冠したお酒を造りました。『ありかとう』は感謝の言葉でもあり、特別な意味合いのお酒でもあります。『有加藤純米大吟醸中汲み直詰生』は、山田錦と美山錦で醸すため美味しくないハズがありません。

香りは果実のようなフルーティさがあり香量も多く、口に含むと甘味と酸のバランスが抜群でやや辛のはずがジューシーで甘く感じます。日本酒度+1、酸度1.2は文句なしの旨さで、参加者は口々に「おいしい」を連呼していました。



龍力は特A地区山田錦  お酒は保存が命です

3本目は『龍力氷温貯蔵山田錦特別純米無濾過生原酒』です。兵庫県姫路市で創業大正十年の本田商店が、酒造好適米の王者兵庫県特A地区産の山田錦を使用し、揖保川の伏流水で醸したお酒を氷温で貯蔵熟成させています。

こちらもフルーティで果実のような上品な香り。口に含むと甘いと思っていると爽やかな酸味が。呑んでいるうちに辛さも見えてきますが、キレが良く咽喉越しに米の旨味を感じます。『有加藤』が美味しいと言っていた人たちも、こっちも美味しいとヒソヒソ。簡易アンケートの結果、本日の人気1番酒でした。



 会長とT氏、K氏    なぜ目をつぶる!I



美女トリオで癒しの空間  病み上がりは誰か?



未だ酔っていない3人  右の二人は大学の学友

小幡建設日本酒クラブの前半戦でしたが、後半も皆さんに喜んで頂こうと気合を入れたお酒を準備しています。皆さんの感想は如何に。そしてサプライズも有りの次週のブログを是非是非ご覧下さい。♪

(。・_・。)ノ

2016年11月21日月曜日

秋田の地酒「高清水 山廃ひやおろし」


 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

1114日の夜、好天に恵まれ68年ぶりだそうですがスーパームーンを見る事ができました。月の模様は隕石の衝突でできており、日本では餅を搗くウサギに、また世界各国ではいろいろなものに見えているようです。

 さて、ウチの奥様が友人より「旦那さんへどうぞ」と日本酒を頂戴しました(私の日本酒好きはどこまで浸透しているやら・・)。頂戴したお酒は秋田の銘酒、秋田酒類製造株式会社の『高清水 山廃ひやおろし』でした。この酒蔵の創業は1656(明暦二年は明暦の大火の前年)とかなりの老舗で、使用する県産米には山田錦に追随する旨さの「あきた酒こまち」などを使い、仕込み水は雄物川、旭川、太平川が集まっている旧秋田藩佐竹公の御用井戸から湧き出る軟水で醸しています。

 秋田の『高清水』   裏書をどうぞ

 酒の色は透明 

今回の『高清水 山廃ひやおろし』は純米ではなくアル添ですが、麹米は酒造好適米で旨さ抜群の美山錦を使っており、1回火入れの後、低温貯蔵冷蔵庫でひと夏熟成させている立派なお酒です。日本酒度は+3、酸度1.5と辛口のお酒ですが「香りが穏やかで上品な口あたりに熟成した旨味」が売りとなっています。

ぐい呑みに注ぐと爽やかで清楚な香り。口に含むと酸味が口腔の上方にジワッと。でも舌の上では甘さを感じるギャップが。ゴクリと呑み込むと、サッパリとキッパリと、そして口の中がスッキリ、その後で辛味が。

以前、大湯温泉ホテル鹿角で本醸造の高清水を頂いたときは一次会、二次会とも高清水で、結句、一升は呑んだかなぁ。高清水マジックでしょうね、なんぼでも頂けたのを思い出しました。♪

(。・_・。)ノ

2016年11月14日月曜日

たねいち会の乾杯は『特別純米 飛露喜 生詰』


 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

先日、私が二十歳くらいの時に一緒に働かせて頂いた方々と、「たねいち会」と銘打ち年に一回集まってお酒を頂いております。先輩方は以前と変わりなく気さくに語らって下さり、若さだけで土木工事の知識は何も無く、ただガムシャラに働いていた頃の時間が甦ります

毎回の3階は立派なお酒  1階2階も素晴らしい

居酒屋「酒と肴と男と女 海ぼうず」さんは、私とO先輩の共通の行きつけのお店という事で、会場はすんなりと決定です。日本酒の品揃えは超一級品で海の幸・山の幸に舌鼓みを打ちました。

 特別純米飛露喜生詰     3Fのお酒は別会計です

乾杯は福島県河沼郡会津坂町で文政年間創業の、合資会社廣木冨士酒造株式会社が醸す『 特別純米 飛露喜 生詰 』で、三十歳で蔵を継いだ九代目が『十四代』を呑んで、自分の酒造りの目標に定め、一時廃業も考えた酒蔵を、『飛露喜』でブレイクさせて今では入手困難酒となっています。私も待ちに待った飛露喜デビューとなりました。阿賀川水系伏流水の軟水の仕込み水を使い、山田錦を酒米に日本酒度+3.7酸度1.5とオーソドックスな辛口酒となっています。

乾杯の音頭で高くグラスを掲げたあとに顔の前まで運びましたが、立ち香はそれほど感じません。口に含むと予想通りの上品なフルーティさと上品な甘さ、味わいの最後に旨味の乗った酸味と辛味、渋味が少しやってきてバランスの良い旨さ。評判通りゾクゾクするような美味しいお酒でした。

栃木を代表するお酒   鳳凰美田、最高!!

 三重を代表するお酒    而今も買えません
 
その後も冷蔵庫より栃木県の『鳳凰美田 生酒 本吟 無濾過生』、新潟県の『加茂錦 荷札酒 純米大吟醸生詰原酒』、北海道旭川の『純米吟醸 大雪乃蔵 螢雪』、三重県の『純米吟醸 而今 山田錦無濾過生』、秋田県の『オーディナリィ フクコマチ』と次々頂戴し、滑舌が怪しくなり締めのお酒へ。

ラベルはインパクト抜群  死神の姉妹品

その締めのお酒は以前ご紹介した『裏死神純米大吟醸生酒』を醸す、島根県のほぼ中央、石見銀山の南にある大正11年創業の加茂福酒造株式会社の『悪乃代官純米吟醸限定無濾過生原酒』です。何ちゅう名前じゃ。酒米は「五百万石」を使い、「島根大学酵母」というレアな酵母です。日本酒度は+5、酸度1.8のバリバリ辛口酒は、ネーミングからも解るようです。しかし、いざグラスに注ぐとフルーティな香りに、生酒のフレッシュさで、結構ジューシーで甘口に感じて摩訶不思議な美味しいお酒でした。

「たねいち会」は以前勤めていた会社の名前からきており、私の長男が生まれた年の秋に残念ながら倒産しました。すぐに働ける会社を探して、その冬には現在の会社に就職させて頂き、あれからもう33年。未だ33年。「たねいち会」の先輩方との楽しい語らいは、時を少しずつ埋めては行きましたが、話しは尽きるはずもなく、またの再会を楽しみに帰路に着きました。♪
(。・_・。)ノ