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今年も野菜の苗を種々植えております。例年よりも収穫量が多いのは、連作を避けているのが良い結果を生んでいるものと考えております。
ゴーヤがたくさん 糠塚きゅうりも
さて、先日仕事でお世話になっているF君に、譲ってもいいお酒があったら分けて欲しいと言ったところ、たくさんの選択肢をスマホに掲げ「どれか欲しいお酒があれば譲ります」といってくれました。日本酒の一覧を見て迷わずにこれだとお願いしたのは、秋田県湯沢市で、創業明治七年の両関酒造が醸している『花邑純米吟醸生酒秋田酒こまち』でした。
酒蔵の名は刀剣に由来し、東の大関(当時の最高位)は「正宗」、西の大関は「宗近」なのを、酒蔵界の東西に跨がる両大関となるようにと「両関」にしたようです。現在の主力酒は『両関』に『翠玉』、そして高木酒造の社長から賜った酒名の『花邑』です。
オレンジのラベル 裏書をどうぞ
酒色は透明
『花邑純米吟醸生酒秋田酒こまち』の酒米は「秋田酒こまち」で、「秋系酒251」を母に、「秋田系306」を父に交配し誕生した酒米です。雑味が少なく上品な旨味を持つ酒米です。その「秋田酒こまち」を50%まで精米した本来であれば大吟醸ですが、敢えて吟醸酒としています。仕込み水は、栗駒山から流れ込む皆瀬川の名水百選にも選ばれた「力水」で、日本酒度-9.1、酸度1.6、ALC16度の純米吟醸です。
蛇の目に注ぐととろみがかっており、お酒の色は透明です。香りは香量も多くフルーティな吟醸香。口に含むと優しく穏やかな呑み口で、ジューシーな味わい。甘さと辛さと酸のバランスが良く、呑み込むと口腔に僅かの酸を残しキレました。後から微かに渋みが追いかけてきますが殆ど気になりません。
このお酒は複数回に分けて呑みました。普通は酸が強くなったり、渋味が増したりするのですが、空気に触れても旨味が変わらない、素晴らしいお酒でした。「酒未来」の時もそうだったんだよなぁ。今年のランキングに入るお酒だなぁと呑んだ瞬間に思いました。
両関酒造は結構昔から知っていたのですが、このような日本酒を造るようになったのは最近だと思っています。やっぱり『十四代』の高木社長の影響が大きいのでしょう。『新政』は甘酸っぱさが旨味となっていますが、『花邑』は『十四代』に寄った、甘さ・酸味・辛さのバランスの良さが旨味になっていて、私的には『花邑』かなぁ。♪
\(。・_・。)ノ