2015年7月6日月曜日

旨さ突出『屋守(おくのかみ)純米無調整 生』

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 先日、友人と八日町の居酒屋「酒菜屋」に行って参りました。ここは青森県を代表する『田酒』をはじめ『豊盃』や『陸奥八仙』などの日本酒を揃えている居酒屋さんで、勿論、県外の美味しいお酒もたくさんお品書きに載っています。また「酒菜屋」さんはフクロウのお店としても親しまれており、店内にたくさんのフクロウの置物や絵、お店の外観にはフクロウの版画で有名な秋山巌さんの作品が看板として飾られ、店に来るお客さんを見守っています。いいでしょ。

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  フクロウの看板     今日の乾杯はこれだ!

 今回乾杯に選んだお酒は『楯野川清流純米大吟醸』で、新潟県に負けず劣らずの日本酒王国、山形県は酒田市にある「楯の川酒造株式会社」で醸しています。170年の歴史がある楯の川酒造は造るお酒の全てが純米大吟醸です。現在の六代目の蔵元が代替わりした際に、自分が本当に美味しいと思える酒を心を込めて造ることにより、業績をV字回復させて、今では超人気の酒蔵になっています。味わいは先日呑ませて頂いた『獺祭純米大吟醸磨き三割二分遠心分離』を彷彿とさせ、フルーティさを持ちながら後味に辛味を隠した、とても旨味のあるお酒でした。

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      日本酒の一覧には『鍋島』や『久保田』も

 2番手に選んだのは『鳳凰美田 出羽高畠 亀の尾 生酒』です。創業が明治五年、栃木県小山市の小林酒造が醸すお酒で、十数年前は廃業も考えていたという酒蔵でしたが、奥様と一念発起し今では全国屈指の人気銘柄となり、入手困難の話も聞き及びます。日光連山の伏流水を使い、酒米は幻の酒米と言われる出羽高畠産の亀の尾で醸し、新酒の雫をそのまま瓶詰めしているので、美味しくないはずがありません。

利き猪口から口に含んで、「お~!!!!」と声が上がりました。大当たり!の美味しさにビックリ。香り、味わいともフルーティさが突出しており、別格の旨さの『陸奥八仙槽酒』を凌ぐかという美味しさ。いいお酒に巡り合いました。

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 これが手に入るとは  完熟果実の鳳凰美田

 『鳳凰美田』の感動冷めやらぬうちに、シメの『屋守(おくのかみ)純米無調整 生 おりがらみ』というお酒を頼みました。聞いたことないなあ『屋守』。どこのお酒だろうと、まったく期待せずに店のお姉さんから利き猪口に注いでもらいましたが、色合いが「おりがらみ」感たっぷりなので、この時点でエンジンが掛ります。香りはフレッシュ&微かにフルーティでビジュアルとマッチした香りに期待は高まり、エンジンの回転数も徐々に上がります。口に含むと先程大感動の『鳳凰美田』と肩を並べ、そして僅かに頭一つ抜けてゆく旨さ。エンジン爆裂です。酸度1.7、日本酒度は+1.5と辛口ですが、味わいは超完熟そして強烈なジューシーさで圧倒されました。「日本酒気に入りましたランキング」上半期の第1位か!!。このお酒は明治神宮のお神酒を造っている、東京都東村山市の豊島屋酒造で醸されており、数少ない東京都の酒蔵のお酒となります。仕込み水は、富士山系の伏流水を地下140mの井戸から汲み上げており、酒米は八反錦で丁寧に醸すとこういうビックリな味わいになるんですねぇ。

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どこで入手できるのか  超完熟果実の屋守

 当日は物凄い物をプレゼントされた気分で、喜びいっぱいで23時頃に帰宅しましたが、翌朝テーブルを見たら私が購入したと思われるコンビニ弁当とおにぎりが・・・。なぜあの時間帯におにぎり・・・。迷宮に迷い込みました。♪

\(。・_・。)ノ