2015年7月27日月曜日

豊盃より『豊81低精白米酒チャレンジタンク』

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 早いもので7月もあと僅かとなって参りました。夕方には三社大祭の祭囃子の練習の音が聞こえます。八戸市も8月初旬は日本一の山車祭り、「三社大祭」で盛り上がりますが、特に仕事が休みになる訳ではないので、夕方から間近で見ることのできる、前夜祭や後夜祭に行ってみようかと思っています。

 さて、昨年購入させて頂いた『豊81低精白米酒2014年チャレンジタンク』を冷蔵庫の奥深くに沈めておいたのですが、いよいよ口にすることができました。このお酒は青森県を代表する銘柄の一つ、弘前市の三浦酒造(株)が醸す『豊盃』のスペシャル版で、一部の店でしか取り扱わないレアなお酒です。豊81は、ほうはいと読ませ青いラベルをよ~く見ると、「岩木山(津軽富士)」やら「りんご(収穫量日本一)」「嶽きみ(とうもろこし)」「弘前城(国重要文化財)」等々たくさんの津軽に因んだ文字が見てとれます。楽しいですよ~。

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  豊81の立ち姿     ほ~ら色んな言葉が

 利き猪口に注ぎ香りを利くと、穏やかなクセの無い香りがします。口に含んでも酸度が2.1とは思えない穏やかな味わいで、呑み込むとじわりじわり酸味と辛さが伝わってきます。舌よりも口腔の奥の上顎に辛さを感じました。従来の『豊盃』が持つ華やかさとインパクト、力強いフルーティさとは真逆な味わいですが、お酒自体の旨味をしっかり持ち、お料理の味わいを引き立たせる『豊81』でした。

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   お酒の色はほぼ透明  

 日本酒度+2で酸度は2.1の『豊81低精白米酒2014年チャレンジタンク』でしたが、三浦兄弟のもっと美味しい酒を・・という気持ちが伝わります。向上心を持って、いろんなお酒に挑戦し、そして未来の『豊盃』を担う、ビックリするような味わいのお酒を造ってほしいと願っています。♪

\(。・_・。)ノ

2015年7月20日月曜日

『醸し人九平次ランデブー』緊急入手!

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 今年もわが家の夏の風物詩、朝顔の柵ができました。今年は笹竹の格子ではなく、網を張って葉っぱの密度を増やし、併せて朝顔の花もたくさん咲くように考えてみました。朝顔は奈良時代に遣唐使が薬草として日本に持ち帰って以来、今では一般的な日本の夏を彩る花で、小学校では児童がプラ鉢に植えて、その成長を愛でるポピュラーな花です。今年も朝顔の色はレアな青色で、涼やかに咲く可憐な朝顔に心が癒されることでしょう。

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   朝顔の柵ができました      5月に種を植えました

 さて、今回ご紹介するお酒は、愛知県は(株)萬乗醸造の『醸し人九平次 Rendez-Vousランデブー ~巡り合い~純米大吟醸山田錦』です。このお酒は日本酒のランキングで常に上位にランクされており、常に人気が高く入手困難な銘柄の一つに数えられています。それに加えて今回の『醸し人九平次ランデブー』は、国内での販売が唯一、名古屋市西区の「酒和泉洞堀一」さんだけで取り扱い、他店では販売されていないため、超超超入手困難酒なのです。長男がその販売日に偶然巡り合い、偶然購入してくれました。本当に巡り合いだねぇ、有難いねぇ。

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 凛々しいデザインで   ワインのラベルのよう

 今回の『醸し人九平次ランデブー』はヨーロッパ仕様の『九平次』で、本場ヨーロッパの白ワインと渡り合おうというコンセプトですから気合が入ったもので、酸味が強くスッキリとした味わいとの事、まるでワインですねえ。

 使用する酒米は山田錦。酵母は協会1401号という突然変異の泡無し酵母で、醪(もろみ)になった時に高泡を作らないことから、きれいな味に仕上がるという酵母です。それらを使って醸しているので正真正銘の日本酒なのですが・・・。

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    ランデブーの想い      利き猪口で色合いを

 その『醸し人九平次 Rendez-Vousランデブー~巡り合い~純米大吟醸山田錦』をテンション高く期待を込めて開栓。香りは仄かに、そして酸味が利いたような香りで、そう、ワインにも近いかも。利き猪口に注ぐと色味は透明です。口に含みテイスティングの真似事をすると、口中ヒリヒリしますが、空気と混じり酸味が上等の辛口白ワインのようで、まさに果実酒のようにも思えます。呑み込む際には咽喉が少し熱さを感じました。ヨーロッパに殴り込むような、白ワインとがっぷり四つに組もうとする味わいに、納得させられました。やっぱり『九平次』は美味しいねぇ。♪

\(。・_・。)ノ

2015年7月13日月曜日

暑気払いに『風の森 雄町純米吟醸生しぼり華』

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 青森蕎友会は会員同士の親交を深めるために、「新年会」「総会」「暑気払い」「新蕎麦会」「忘年会」と、年5回の会合があります。師匠達が当日に打った蕎麦を頂きながら、美味しい日本酒で、皆さんのお顔も必然的に笑顔になります。不肖の弟子は、蕎麦打ちは上達しないのですが、お酒の口は達者なので、今回もしっかりと参加させて頂きました。

 さて、今回の会場は石堂一丁目の「うお徳」というお寿司屋さんで、美味しいお料理を頂きながらの楽しい会となりました。今回、私が持ち込ませて頂いたお酒は、享保四年(1719)創業で、日本酒発祥の地、奈良県は御所市の油屋酒造株式会社が醸す『風の森 雄町純米吟醸無濾過生原酒華』です。酒蔵なのに油屋酒造とは不思議な社名ですが、実は慶長年間に製油業を興して油屋長兵衛と名乗っていたのが、享保四年に酒造業となり現在に至っているからです。すべてのお酒を純米無濾過生原酒にこだわって醸し、「あらばしり」や「責め」の部分を外し華やかな「中取り」部分のみを出荷するという気合が入った酒蔵です。

 酒米は岡山県産「雄町」を使い、仕込み水は大阪と奈良の県境の金剛葛城山系より岩盤の下を流れてきた深層地下湧水の超硬水を汲み上げて使っています。

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 森の風は人気のお酒   中でも雄町は群を抜く

 いつものようにY会長さんの乾杯の掛け声とともにグラスの音が響き渡り、『風の森 雄町純米吟醸無濾過生原酒華』を頂きました。開栓時にはボンッと音がして一同「お~」。細かな泡が瓶の底から湧きあがりました。香りは仄かですが、優しく華やかです。グラスに注ぐと色味は少し黄色みがかり、口に含むとシュワシュワのシャープな微発泡感を感じます。「発泡系の果物ジュースみたいだね」と仰る方もいて、フルーティでジューシーな味わいです。呑み込むと咽喉越しにシュワシュワが下がっていくのが分かります。また、品の良い甘さが酸とのバランスも良く、呑んだ方々も美味しいを連呼して頂きました(押しつけたかも)。

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   裏書をしっかり読んで    少し黄色みを帯びて

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    お料理がたくさん出て      師匠達の打った蕎麦

 お料理の途中で会長さんたち師匠連が打ってくれたお蕎麦が出てきましたが、さすがにひと味もふた味も違います。「やっぱり日本酒にはお蕎麦だよね~」で盛り上がりました。次は9月の「新蕎麦会」への参加をお願いするのですが、今からとても楽しみにしています。♪

\(。・_・。)ノ

2015年7月6日月曜日

旨さ突出『屋守(おくのかみ)純米無調整 生』

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 先日、友人と八日町の居酒屋「酒菜屋」に行って参りました。ここは青森県を代表する『田酒』をはじめ『豊盃』や『陸奥八仙』などの日本酒を揃えている居酒屋さんで、勿論、県外の美味しいお酒もたくさんお品書きに載っています。また「酒菜屋」さんはフクロウのお店としても親しまれており、店内にたくさんのフクロウの置物や絵、お店の外観にはフクロウの版画で有名な秋山巌さんの作品が看板として飾られ、店に来るお客さんを見守っています。いいでしょ。

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  フクロウの看板     今日の乾杯はこれだ!

 今回乾杯に選んだお酒は『楯野川清流純米大吟醸』で、新潟県に負けず劣らずの日本酒王国、山形県は酒田市にある「楯の川酒造株式会社」で醸しています。170年の歴史がある楯の川酒造は造るお酒の全てが純米大吟醸です。現在の六代目の蔵元が代替わりした際に、自分が本当に美味しいと思える酒を心を込めて造ることにより、業績をV字回復させて、今では超人気の酒蔵になっています。味わいは先日呑ませて頂いた『獺祭純米大吟醸磨き三割二分遠心分離』を彷彿とさせ、フルーティさを持ちながら後味に辛味を隠した、とても旨味のあるお酒でした。

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      日本酒の一覧には『鍋島』や『久保田』も

 2番手に選んだのは『鳳凰美田 出羽高畠 亀の尾 生酒』です。創業が明治五年、栃木県小山市の小林酒造が醸すお酒で、十数年前は廃業も考えていたという酒蔵でしたが、奥様と一念発起し今では全国屈指の人気銘柄となり、入手困難の話も聞き及びます。日光連山の伏流水を使い、酒米は幻の酒米と言われる出羽高畠産の亀の尾で醸し、新酒の雫をそのまま瓶詰めしているので、美味しくないはずがありません。

利き猪口から口に含んで、「お~!!!!」と声が上がりました。大当たり!の美味しさにビックリ。香り、味わいともフルーティさが突出しており、別格の旨さの『陸奥八仙槽酒』を凌ぐかという美味しさ。いいお酒に巡り合いました。

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 これが手に入るとは  完熟果実の鳳凰美田

 『鳳凰美田』の感動冷めやらぬうちに、シメの『屋守(おくのかみ)純米無調整 生 おりがらみ』というお酒を頼みました。聞いたことないなあ『屋守』。どこのお酒だろうと、まったく期待せずに店のお姉さんから利き猪口に注いでもらいましたが、色合いが「おりがらみ」感たっぷりなので、この時点でエンジンが掛ります。香りはフレッシュ&微かにフルーティでビジュアルとマッチした香りに期待は高まり、エンジンの回転数も徐々に上がります。口に含むと先程大感動の『鳳凰美田』と肩を並べ、そして僅かに頭一つ抜けてゆく旨さ。エンジン爆裂です。酸度1.7、日本酒度は+1.5と辛口ですが、味わいは超完熟そして強烈なジューシーさで圧倒されました。「日本酒気に入りましたランキング」上半期の第1位か!!。このお酒は明治神宮のお神酒を造っている、東京都東村山市の豊島屋酒造で醸されており、数少ない東京都の酒蔵のお酒となります。仕込み水は、富士山系の伏流水を地下140mの井戸から汲み上げており、酒米は八反錦で丁寧に醸すとこういうビックリな味わいになるんですねぇ。

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どこで入手できるのか  超完熟果実の屋守

 当日は物凄い物をプレゼントされた気分で、喜びいっぱいで23時頃に帰宅しましたが、翌朝テーブルを見たら私が購入したと思われるコンビニ弁当とおにぎりが・・・。なぜあの時間帯におにぎり・・・。迷宮に迷い込みました。♪

\(。・_・。)ノ