2014年4月28日月曜日

八戸酒造(株)の『陸奥八仙【赤】おりがらみ』

 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

 

 今年1月1日の当ブログでの昨年度「日本酒気に入りましたランキング」で堂々の1位となったのは、八戸酒造(株)の『陸奥八仙赤ラベル特別純米無濾過生原酒』通称【赤】ですが、昨年は確か非売品だったその【赤】の『おりがらみ』が発売されているのを酒屋で見つけ、私は自身の目を疑いましたが、驚愕の事実と知りすぐさま買い求めました。そうしなければ、すぐに売り切れてしまうと思ったからです。

 『陸奥八仙赤ラベル特別純米無濾過生原酒おりがらみ』の瓶の中はうすく濁り、タンクから流れ出たおりが漂う正におりがらみ。開栓すると【赤】を彷彿させるフルーティで華やかな香りが広がり美味しさの予感が。注いだぐい呑みの中は薄っすらと白く濁っています。口に含むと、香りと同様に華やかで口中に強力なインパクトが。しっかりと滓(おり)の味わい、そして酸が旨味と合体したと思ったら、咽喉に酸味を少し残しスッとキレていきます。フルーティで華やかですが甘ったるくなく、滓がビシッと締めています。何杯呑んでも口が慣れずに、常に美味しく感じるって・・・これはとんでもないお酒かも。

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   瓶が既に美味しそう     肩ラベルの限定が泣ける     青森県産が決め手か

 酒米は麹米に「華吹雪」、掛け米に「まっしぐら」。日本酒度は不明ですが【赤】が+3あるので、同様に辛口かも。酸度も【赤】の+1.7よりもっと高いと思いますが、総合して飲むと甘口に感じるのは何故でしょう。

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  ぐい呑みはうすい青が奥行きを        うっすらと滓が見て取れます

 今回のぐい呑みは、奥様の実家より頂戴してきたもので、どっかの土産品かも。でも使い心地が良いぐい呑みなので、時々使っています。

\(。・_・。)ノ

2014年4月21日月曜日

『出羽ノ雪』『和田来』の渡曾本店酒蔵見学

 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。  先日、南部バス観光で企画した「山形県由良温泉八乙女1泊2日の旅」に奥様が申し込んでくれて、私の母と義母の4名で行って参りました。「晴れ男」の私の同道で1泊2日の間、天気は全く心配無く添乗員も「何回か来たけど一番の天気」と言うほど。逆に八戸はチリ地震の津波や震度3の地震、また土砂降りで河川洪水予報まで出る始末。八戸の皆さん当地を離れスミマセン。逆に山形は好天で月山をはじめ普段見えない山々が見え、冬場は荒れ放題の日本海は凪の状態と添乗員さんたちは「こんな山形初めてだ」と言ってましたが・・。  さて、今回私の山形観光の目玉は、何と言っても日本酒王国山形県の老舗中の老舗、鶴岡市は㈱渡曾(わたらい)本店の酒蔵見学で、創業は将軍秀忠公の御世の元和年間。私の知る限りでは一番歴史のある酒蔵で、とても楽しみにしておりました。 DSCF4262DSC00817    行く先々の冷蔵庫には山形の      初孫・上喜元・三十六人衆など DSCF4267DSCF4281      出羽ノ雪が看板商品           杉玉は少し青さが残って  今回の酒蔵は出羽ノ雪、春麗(はるうらら)、和田来(わたらい)などが看板商品で、酒米は肥沃な庄内平野に実った米を使い、月山・朝日山系の山々より流れる清らかな水で醸したお酒です。美味しさ予感のボルテージも上がるというもの。  蔵の中では行く先々で案内の放送が流れ、最後には試飲・即売コーナーへ辿り着きます。試飲は『出羽ノ雪辛口大吟醸』と、『特別純米和田来』を頂きました。どちらも辛口で雑味が無く切れの良いお酒でした。特に辛口の大吟醸は初めての体験で、2012年の「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」で最高金賞を受賞したお酒でした。 DSCF4275DSCF4282    歴代総理大臣の「国酒」の書      試飲コーナーのお酒のラインナップ DSC00795DSC00796DSC00794   ゆっくり開栓しないと・・      出泡羽酒は吹きこぼれ     日本酒度-19甘い!   折角当地まで足を運んだので、なかなか八戸で購入できないものをと、県産好適米「出羽の里」100%で炭酸ガスを溶かし込んだ、発泡酒の『出泡羽酒』(しゅっぽうしゅ)を当夜の寝酒用に求めました。早速、その夜の宴会の後でしたが部屋で『出泡羽酒』を頂きました。グラスに注ぐとサイダーのような泡立ちです。香りはやや日本酒と解る程度のサッパリとした立ち香で、口に含むと日本酒度-19とは思えないやや甘、でも後味はしっかり辛味が残り、シャンパンの辛口といった感じでしょうか。 DSC00787DSC00790       豪華ディナーはこれだ!       焼き石で沸騰、魚介の味噌汁  今回の旅行では母親たちに大変喜んでもらいました。でもそれ以上に私が楽しんだかも知れません。また行きたいなぁ山形!。誰か誘って下さ~い。 \(。・_・。)ノ


















2014年4月14日月曜日

桜顔酒造の『桜顔特別純米生酒 荒ばしり 』

 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。  唐突ですが、あなたは運命を信じますか。私は・・・あまり信じません。信じると一生懸命の努力が無駄になるという想いからです。しかし、今回の『桜顔 特別純米生 酒荒ばしり 限定品 無濾過 無調整』は、ラピアフーズのお酒コーナーの冷蔵庫にかなり前から1本だけ残っていて、あと一か月経っても残っていたら、自宅のお酒のストックも無くなるので、その時には買って呑んでみたい・・・と言っていたら、何と1か月後に売れずにそのまま残っていたので、その時にはさすがに私のために残っていたんだなぁと運命を感じたのです。 DSCF4088DSCF4098    「桜顔」は岩手を代表する酒       荒ばしりとは搾って最初に出るお酒  という訳で今回呑ませて頂いた『桜顔 特別純米生 酒荒ばしり 限定品 無濾過 無調整』は、岩手県盛岡市にある明治45年創業の㈱桜顔酒造で造られています。盛岡市の東に位置する「たたら山」の麓の豊かな地下水と、南部杜氏が腕によりをかけた生酒です。「荒ばしり」は発酵が終った醪(もろみ)を搾り、最初に流れ出る部分のことで薄く濁りがあり、発酵時のガスも少し残っているフレッシュなお酒です。  開栓すると香りはそんなにしませんが、口当たりは優しくほんのりフルーティ。呑み進むうちに段々に辛さを感じるようになりますが、何より生酒特有の麹の旨味そしてコクがあり、咽喉越しも雑味が感じられません。  運命を感じたお酒は大変呑みやすく、とても美味しいお酒だったので、松尾様(お酒の神様)が私に下さったのかも知れません。お酒は9合も1升も呑み進むと、もう舌が鈍感になり何を呑んでも同じ、何も味わいが感じられない只の酒になり、せっかく造ってくれた蔵人に申し訳ないので、美味しさを感じる2~3合程度で止めるようにしています。そんなところを松尾様は見てくれたのでしょうか。♪ \(。・_・。)ノ







2014年4月7日月曜日

くるみやで購入「楯野川純米大吟醸初槽生」

 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。  「第33回八戸うみねこマラソン全国大会」が5月11日に開催されます。あと1ヶ月と迫ったのですが、度重なる降雪のため満足にランニングなどできるものではありません。今は未だ、ウオーキング程度しかできず焦っている次第です。  さて、今回ご紹介するお酒は『楯野川純米大吟醸初槽生』。酒どころ山形県酒田市にある「楯の川酒造(株)」で造るお酒はすべてが純米大吟醸です。楯の川酒造は凡そ170年の歴史があり、現在の蔵元が六代目ですが五代目より蔵を託された時には、在庫の山に借金の山で、蔵を畳んでしまおうとまで考えたのですが、自分が本当に美味しいと思える酒を最後に造ってから店仕舞いしようと考えたそうです。心を込めた酒造りにより、美味しく生まれ変わり甦った楯の川酒造は、奇跡のV字回復を遂げ現在に至るのですが、その行き着いた結論が、自社の蔵で造るお酒はすべてが純米大吟醸という事でした。全部だよ、全部。スゴイ!! DSCF3963DSCF3962 楯野川純米大吟醸初槽生    裏書には楯の川酒造の想いが  今回頂いているお酒『楯野川純米大吟醸初槽生』は蔵の新酒第一号のお酒で、季節限定品になります。鳥海山の伏流水を使い酒米は美山錦の大吟醸、その一番初めに搾った初槽を生詰めしたものでこれは呑まない訳にはいきません。日本酒度は+1、酸度は1.6と遠慮がちな辛口。香りはフレッシュで華やかな吟醸香。しかし、口に含むと無濾過生原酒の力強い旨味と、不意を突かれたような酸が効いて『陸奥八仙超辛』のようなイメージ。仄かなフルーティさは咽喉に下がると酸に変わり抜群のキレ。黄色みがかったお酒の中に微かに見える滓は「初槽」を連想させるものでした。蔵元が目指す「本物の手作りの日本酒」、そして「グラス1杯で3杯分の満足感」が十分に伝わる美味しさでした。 DSCF3971DSCF3967   お酒の色が黄色みがかってます     同じものが二つと無い手作り品  今回のぐい呑みは学祭で購入したもので、大学の陶芸クラブの生徒さんが作ったものです。有名でも無名でも、気に入った物は愛着が湧くものです。 \(。・_・。)ノ