いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。 紅葉は真っ盛りですが吹く風は冷たく、冬の到来を予感させるようです。私は寒いのが苦手なので、ホッカイロなどの防寒用品の準備に余念がありません。 さて、今回頂戴しているお酒は、リカーショップ「くるみや」さんに奇跡的に残っていたのを発見し、迷わず速攻で購入したものです。よくぞ残っていました。偉いぞ~。 そして当ブログにやっと出ました私の原点回帰のそのお酒こそ、八戸酒造(株)の『 陸奥八仙無濾過生原酒【赤】 』です。このお酒が私を日本酒好きにさせた別格のお酒で、ある企業のビアーパーティに参加した際に誰かが持ち込んだものでした。赤いラベルの毒々しさにどんな味か気になって、頂戴したら後ろこんど(標準語では後頭部)をガツンと叩かれたような、そんな衝撃的な呑み口でした。何てフルーティでインパクトのある、そして煌めくような!。その時の美味しさは今も私の記憶の中に光を失わずに煌々と輝き続けています。 陸奥八仙無濾過生原酒【赤】 インパクトの赤文字 麹米花吹雪・掛米まっしぐら さて、その『 陸奥八仙無濾過生原酒【赤】 』をぐい呑みに注ぎ一口目。久々の【赤】の激しいインパクトに襲われびっくりするような美味しさ、感動で「うめ・・」しか言葉が出ません。肴は未だ口に入れず、二口目、三口目とお酒を味わいます。フルーティさは残したまま辛口を感じて、再度うめー。漸くお刺身を食べてから四口目には口腔に残る華やかさと辛さがお刺身を引き立たせます。あとは勢いで呑み感動が残っていきます。何て美味しいお酒なんだろうか・・・家族に説明してもだれも聞く耳を持ちません。こんな偉大なお酒を造ってくれた八戸酒造の駒井専務には感謝・感謝です。感動が過ぎてお酒の量もいつもより過ぎたのは言うまでもありませんでした。 結晶釉があちらこちらに お酒は黄色みがかっています ぐい呑みは清水焼で「白華昌(はくげしょう)」。八日町の「朝日堂」で購入しました。和山窯の二代目東和山(あずまわざん)氏の作。平成9年、16年近畿通商産業局長賞を受賞しており結晶釉の技法により高い評価を得ている作家です。中のお酒も美味しそうに映えるでしょ、ほ~ら。 \(。・_・。)ノ
2013年10月28日月曜日 |
2013年10月21日月曜日 |
獺祭 純米大吟醸みがき三割九分遠心分離を鮨屋で呑む
いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。 今頃の時期はリンゴが旬なので、産直巡りが楽しみになっています。レッドやジョナゴールドなどは大変おいしいのですが柔らかくなりやすいため、遠くの県まで流通しないと聞き、他県の方々は気の毒だなあと思いました。あんなに美味しいのに。青森県民に生まれて良かったと思います。 さて、先日お誘いを頂いて類家の鮨店「魚がし」におじゃましました。驚いたのはカウンターには長~い水槽が設置され、エビやらウニやらえらい数張付いていた事です。これでは活きが良いのは言うまでもありません。エビのお刺身はぴょんぴょん跳ねて、お皿から脱出していましたからねえ。 踊るエビにびっくり感動 お鮨は美味しくこの後に大皿で追加 では早速、乾杯。その日本酒とは、何と驚きの『獺祭 純米大吟醸みがき三割九分遠心分離』でした。何か難しそうな表現方法ですが、「みがき三割九分」は1粒のお米を39%まで削った事を表し、小っちゃく残った芯のおいしい部分を原料に使っています。「遠心分離」はその名のとおり遠心分離器で搾って、重石を掛けると出てくる雑味が出ない搾り方を採用しているのです。置くか普通?こんなお酒。 店の奥様にグラスいっぱい表面張力を使って注いで頂いたので、乾杯と共に口からお出迎え。さすが山田錦の大吟。香りも良く、味わいは華やかでややフルーティ。雑味を感じない綺麗な味わいでした。お寿司屋さんでこのお酒、1杯八百円は激安でしょ。 こぼれるまで注いだ獺祭三割九分 浦霞禅 純米吟醸 黒龍 しずく大吟醸山田錦100% さすが鮨屋、お酒も桁違いのものが揃っていて、この後には宮城県塩竈市の(株)佐浦『浦霞 禅 純米吟醸』。宮城の浦霞といえば一ノ蔵と並ぶ宮城の雄といったところでしょうか。因みにこの禅というお酒、フランス輸出用に開発したもので、輸出手続きの煩雑さに挫折し、国内向けとして販売したという曰くのあるお酒です。スッキリ淡麗で酸味ありほのかな苦味も、私が言うガッツリ系のお酒で、お刺身やお料理がとても引き立ちます。 このあと福井県吉田郡永平寺町にある文化元年創業、黒龍酒造の『黒龍 しずく大吟醸』を頂きます。こちらも山田錦を100%使って35%まで磨き仕上げたお酒で、完成度の超高いガッツリ系辛口。料理を引き立たせる爽やかな淡麗で酸味少々のお酒は、次々にやってくる自慢の料理を美味しくしてくれる魔法のアイテムになっておりました。お腹と気持ちが満たされ今夜もごちそうさまでした。ありがとうございます。 \(。・_・。)ノ
2013年10月13日日曜日 |
心温まる銘酒の会in「はっち」
いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。 10月13日に「第18回十和田駒街道マラソン大会」があり、今年も参加させて頂きました。・・とは言っても猛暑の夏は全く走っていなかったため、焦らずに楽しく走って来ました。でも、応援の方々の温かさと完走後に頂いた馬鍋の美味しさは昨年と変わりませんでした。 友人のS氏と再会 10kmを49分50秒で完走しました さて、10月4日、「八戸ポータルミューッジアムはっち」にて白銀町の高善酒店主催による「心温まる銘酒の会」が開催されました。小幡建設日本酒クラブより屈強な会員5名が参加させて頂きました。準備されたお酒は有名処では福井県黒龍酒造(株)の「黒龍」、長野県佐久市大澤酒造(株)の「明鏡止水」、静岡県藤枝市初亀醸造(株)の「初亀」や宮城県石巻市墨廼江酒造(株)の「墨廼江」、地元青森県からは「豊盃」「陸奥八仙」など18銘柄の日本酒がやってきました。また酩酊しないか心配だなあ・・・。 蔵自慢の日本酒が 明鏡止水 井上合名会社 美田 初亀酒造(株) 初亀 会長お気に入り(株)神沢川酒造場 正雪 墨廼江酒造(株) 墨廼江 麓井酒造(株) 麓井 午後6時より開会とのことで、「はっち」前にて会員ナンバー1番のI氏と、7月5日の利き酒選手権に同席させて頂いた謎の美女Tさんと落ち合いました。その後、小幡会長と会員のN氏、H氏が到着し全員が揃います。私たちをぐるりと取り巻く色とりどりの日本酒ラベルに一気呵成に盛り上がりました。「はっち」の中では既に各酒蔵さんたちが臨戦態勢です。 I氏と「はっち」前で 料理も品数が豊富で美味しく五百円 小幡会長、N氏は何回も試飲した結果、静岡県神沢川酒造場の『正雪純米吟醸 愛山』を一番人気と決め「どうだ!!」私に迫って来ます。なるほど幻の酒米「愛山」を使って造る逸品は爽やかな香りに始まり、口に含むとフルーティでかつ、お米の旨味が伝わる美味しさ。小幡会長の実力を再確認しました。私とI氏は酒処山形県の麓井酒造の『麓井 大吟醸 圓(まどか) 斗瓶囲ひ』をお気に入りにチョイス。山田錦を使い大吟醸なのに斗瓶取りってどうでしょう。雑味の無い辛口で、ちょっとフルーティなニュアンスのある美味しいお酒でした。謎の美女Tさんはいろんなお酒を少しずつ頂戴して、たくさんの種類のお酒を味わっていましたが酔いが廻り、一寸、休憩を入れて酔いを醒ましてから再度参戦という根性を見せてもらいました。 日本酒クラブの面々と謎の美女Tさん 陸奥八仙はやっぱり別格! 書家のSさんとお会いしました N氏、H氏たちもご友人と あっという間の2時間は酔いとともに幻のように過ぎ去ってお開きとなりましたが、会長、N氏、H氏たちの姿はネオン街に溶けてゆきました。私ですか?勿論、お酒に呑まれず足取りも軽やかにと家路に就いたのは言うまでもありません。 \(。・_・。)ノ
2013年10月6日日曜日 |
やさしい吟醸香「純米吟醸 七力 華想い100%」
いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。 10月1日は「日本酒の日」。酒という文字は偏が「氵」、つくりは「酉」で出来ていますが、つくりの「酉」は何となく徳利のように見えませんか。これは壷を表す象形文字で、壷に入れる水ということから酒という漢字が出来上がりました。その「酉」(トリ)は十二支の中の10番目。10番目の月はお米の収穫の月です。酒造りは10月の収穫から始まるので、10月1日が「日本酒の日」となったようです。 さて、お盆に義兄より日本酒を頂戴し有難く呑ませて頂きました。それが今回ご紹介する『純米吟醸 七力 華想い100%』です。「七力」とは青森市内の七人の酒屋(ななの会)が商品化に尽力し、自信を持って薦めることのできるお酒になったことから命名された名前だそうです。酒蔵は七戸町の『駒泉』『真心』で有名な(株)盛田庄兵衛が醸造元で、前述の「ななの会」が販売元になっています。酒米は青森が生んだ絶対的エース「華想い」を100%使っているので美味しくないはずがありません。 駒泉の化粧箱に七力と 華想い100% 力強い七力の文字 ぐい呑みに注ぐと濃い黄色で、これでも純米吟醸かと思わせます。立ち香はやさしい吟醸香が。期待は高まり口元に酒器を運ぶと、濃厚でやさしいフルーティな味わい。フルーティの後に酸がやってきて、華想いの旨味が伝わります。完成度が高い吟醸酒で無濾過生原酒に近い美味しさに一升瓶で貰ってうれし~!と思いました。 九谷焼「ススキに鷺」 お酒の色は黄色みがかっています 今回の酒器は私のお気に入りベスト5の一つ。加賀の久谷焼で窯元東山(初代目吉崎東山)の焼き物だと思います。初代東山は、当時の名工柳田素山のもとで研鑽を積み大正十年に開窯。宮家、政財界、軍人らに名品の数々を収めるなど、大変評価された陶芸作家で、赤絵久谷の分野では昭和を代表する作家です。ぐい呑みの図案は「ススキに鷺」。気に入ったぐい呑みで頂くお酒は、美味しさ倍増。病気をしないで長~くお酒を飲むために、健康に気を付けなければと思う今日この頃でした。 \(。・_・。)ノ
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