2025年6月15日日曜日

町内会の懇親会で『高清水精撰辛口』

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今年もいろんな植物を育てていますが、果物としてはイチゴとブルーベリーが、ほんの僅かですが育っています。ようやく花が咲いたので、もう直ぐ実になると思います。待っているのも楽しみのひとつです。







ブルーベリー

さて先日、私の住む町内の定時総会に参加させて頂きました。長い会社員生活では仕事に追われ、町内の事は何事もスルーしてきました。65歳を過ぎ諸先輩方が築き上げた町内会を次代に繋ぐべく、微力ながら尽力させて頂こうと、参加した次第です。役職はヒミツです。

たくさんの議案が報告可決され、いよいよ懇親会となりました。ビールがテーブル並び始め、日本酒は無いのかなぁと思っていると、最後に会長さんが持って来て下さったのが、今回ご紹介する高清水精撰辛口でした。

このお酒は、秋田県民なら誰でも知っている銘酒で、創業が明暦二年(1656)の秋田酒類製造株式会社が醸しています。『高清水』の酒名の由来は、大和朝廷が東北地方の拠点とした、秋田城址がある「高清水の丘」です。

秋田の『高清水』 精撰辛口

裏書をどうぞ 肴は折り詰め

高清水精撰辛口』の酒米は秋田県産米で、麹米を60%、掛米は65%に削っています。表示できないのはブレンドしているからでしょうか。酵母はあの新政酵母の変異種で601号酵母。醗酵力が強く、円やかで淡麗な酒質に仕上がる酵母を使っています。仕込み水は雄物川、旭川、太平川が集まっている、旧秋田藩佐竹公の御用井戸から湧き出る軟水で醸した、ラベル通りの辛口のお酒です。日本酒度は+8、酸度1.1ALC15.5度でアルコール添加です。

紙コップに注ぐと、色合いは無色で香りもそれ程ありません。乾杯の声に合わせ口に含むと、スッキリとした呑み口。仄かな甘さを感じますが辛さは+8のようには感じません。料理との相性が抜群で、肴の旨さを引き出します。スイスイと入り、呑み込むとアル添のクセが口腔に残りました。

一週間後にはまた会合があり、また懇親会があるようです。新参者なので、お酒を持ち込むなどの身の程知らずな真似は致しませんが、誰か無濾過生原酒を持って来てくれないかなぁ。♪

(。・_・。)ノ

2025年6月8日日曜日

長男の奥様の御両親より『特別本醸造 織田信長 大吟醸ブレンド』

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先週末は最高気温が30度と、真夏の気温となりました。もう六月初旬の気温ではありません。このまま温暖化が進めば、青森県の特産品がリンゴからミカンに変わるという話を聞きましたが、現実味を帯びています。

さて、GWに愛知から長男夫婦が孫たちを連れて帰省しましたが、長男の奥様の御両親より宅急便が届き、中を開けてみてビックリ!!。日本酒が二本。それも円柱状の紙筒に入っており、なかなかの物々しさ。愛知県から送られてきたお酒が、隣県岐阜の日本泉酒造が醸す『特別本醸造 織田信長 大吟醸ブレンド』でした。帰省中に親子で呑んで下さいという、有難いご配慮に感激です。

この酒蔵は創業が江戸時代末期ですが、日本泉酒造となったのが1948年で、もともとJR岐阜駅の側にありましたが、二十年ほど前の駅前再開発により移転を余儀なくされました。しかし、仕込み水が良質で手放せなかったため、元の酒蔵の場所に建ったビルの地下に蔵を移しました。地下では一年を通して気温が安定しいるため、新たに四季醸造に舵を切りました。主力酒は蔵名を冠した『日本泉』です。

紙管に入って 武将シリーズ



織田信長  酒色は透明

今回のお酒は、日本泉酒造の武将シリーズで織田信長の他に豊臣秀吉などがあります。日本酒が二本届いたと書きましたが、もう一本が濃姫でした。

特別本醸造 織田信長 大吟醸ブレンド』の酒米は「ひだほまれ」「あきたこまち」「山田錦」のブレンドで、60%に磨いて使っています。仕込み水は長良川の伏流水を、ビルの地下から汲み上げて使い醸しています。醸造アルコール添加の本醸造ですが、大吟醸ブレンドで特別本醸造としており、日本酒度+3、酸度1.4ALC1616度に仕上げました。

蛇の目に注ぐと酒色は透明で、香りは仄かにアルコールの香りが。口に含むとスッキリとした呑み口で、淡麗辛口の新潟のお酒のよう。少しの甘さと酸が混在し、大吟醸ブレンドを物語っています。呑み込むと酸と苦みでキレました。この手のお酒は料理に合うんですよねぇ。料理を美味しく頂きながら、永遠に呑めるお酒でした。

届いた箱にはもう一本、姉妹品の『濃姫』が入っています。これから楽しみに呑ませて頂きます。そして円筒の容器は何かに使えそうですが、何に使ったら良いのか考え中です。この辺がジジイですねぇ。♪

(。・_・。)ノ

2025年6月1日日曜日

八食センターで『榮光冨士純米大吟醸無濾過生原酒 寿限無』

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薫風香る5月の第三日曜日、「第44回八戸うみねこマラソン全国大会」が開催され、10kmの部に参加させて頂きました。本当はハーフに出たいのですが、12kmを過ぎると膝が痛んで走れません。1時間4秒だった4月の「青森さくらマラソン」の記録を更新したいと頑張って完走し、記録は5944秒でした。1時間を切った事がとても満足で、沿道の方々からの声援の賜物だと思っております。参加者冥利に尽きました。

ねずみ男と  仮面ライダーも参加







無事完走です

さて、連休中に長男夫婦たちがお土産を買い求めるために八食センターへ行った際、一緒に行ったウチの奥様が、太っ腹なところを披露すべく、「日本酒を買ってもいいよ」と私に言ってくれました。うれしー!。端から端までじっくりと品定めを行い、買ってもらったのが山形県鶴岡市で安永2(1778)創業の冨士酒造が醸す榮光冨士純米大吟醸無濾過生原酒 壽限無です。あれっ、「壽限無」って聞いた事があるなぁ。そう、当ブログに55日にアップした、『寒菊壽限無50純米大吟醸おりがらみ無濾過生原酒HazyMoon』の酒米も「壽限無」でした。そう云えば美味しいお酒だったなぁ。

榮光冨士  肩ラベル




裏書をどうぞ 酒色は透明

榮光冨士純米大吟醸無濾過生原酒 壽限無』の酒米は、酒名にもある『壽限無』で、2010年に福岡県の民間の方が、何と個人で育成した、希少な酒米だそうです。名前の由来ですが、何という名前にしようかと思いながらテレビを見ていたら、「壽限無」の言葉がたまたま聞こえたので、「目出度い!これだ!」と決めたとか。酒造好適米の「山田錦」を父に、「夢一献」を母に生まれた酒米です。

この「壽限無」を50%まで磨いて使い、酵母には香り高く酸の生成が少ない山形酵母を、そして仕込み水は日本一のきれいな水道水と言われる鶴岡の地下水で醸し、日本酒度±0、酸度1.6ALC16.5%で、火入れしない生の無濾過の原酒となっています。

蛇の目に注ぐとトロミがあるように感じます。酒色は微かに琥珀色で、立ち上がる香りは爽やかに、そして甘やかに。口に含むと軽めのスッキリとした呑み口で、甘さは程々に酸味と苦みが結構、ズーンときます。日本酒度の±0は、「う~ん、そうか?」という感じ。呑んだ感じでは日本酒度+4、酸度1.8位に感じました。『寒菊』を想定して呑んだので、違った切り口で「壽限無」を頂くことができました。

それから4日後、冷蔵庫で保管していた『榮光冨士純米大吟醸無濾過生原酒 壽限無』を頂きました。甘さが重厚で濃くなっており、甘さと同居していた酸も気にならない程になって、苦味も気になりません。熟成したという事でしょうか。しかも、呑み口はスッキリです。

今、各道府県で新たな酒米の開発に力を入れているようです。日本酒が頭打ちのように云われますが、各酒蔵では海外へ活路を見出しており、美味しい酒米で美味しい日本酒を造りたいという、蔵人たちの心意気を感じます。♪

(。・_・。)ノ

2025年5月25日日曜日

会津坂下町の豊国酒造が醸す『純米吟醸豊國生原酒』

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GWには、愛知から長男夫婦が孫たちを連れて帰省しましたが、チューリップが丁度満開で、孫娘がたくさん摘み喜んでいました。良かった~!。摘んだ色とりどりのチューリップを、花瓶に差してご機嫌です。次の帰省でも、何か花が咲いていればよいのですが。ナスやキュウリではチョッと・・・。

チューリップ  バレリーナ

さて、冷蔵庫の買い置きが底を尽いたため、前回ご紹介させて頂いた『東鶴芽吹きうすにごり生』と一緒にもう一本、堤町の「ひろがる酒店」さんから購入していた純米吟醸豊國生原酒を今回呑ませて頂きました。

このお酒は、福島県河沼郡会津坂下町の豊国酒造が醸しており、代表銘柄は創業者名の『學十郎』ですが、最近は豊久仁や蔵名を冠した『豊國』などでも名が知れ渡っています。同じ福島県の古殿町に『一歩己』を造る同名の豊国酒造があり、混同される方もいらっしゃるそうです。

会津坂下町の豊国酒造の創業は江戸末期で「生麦事件」のあった文久二年(1862)です。醪の入った布袋を酒槽に丁寧に並べ、上方から圧力を掛けてお酒をゆっくりと搾る、「佐瀬式」と云われる昔ながらの手法に拘りながら、真摯に酒造りに対峙しています。蔵のモットーは「基本に忠実に手抜きをしない」としており、先代からの指導では掃除や洗浄に手抜きをしない事も、蔵のモットーに繋がってきます。

豊國生原酒  堂々の書体



裏書をどうぞ  酒色はほぼ透明

純米吟醸豊國生原酒』の酒米は、会津坂下産の酒造好適米「夢の香」で、福島県初のオリジナル酒米です。あの「五百万石」を上回る酒質を持つとされています。その「夢の香」を55%まで磨いて使った純米吟醸で、酵母は非公表ながら、「うつくしま夢酵母」の可能性が高い気がします。仕込み水は軟水でミネラルが豊富な当地の地下水で醸した、日本酒度-4、酸度は1.6で、アルコール度数16%の火入れをしない生原酒です。

グラスに注ぐと酒色は透明で、香りはキリッとスッキリで仄かに酸の香り。口に含むとスッキリとした甘さで、程良い酸味もあります。甘いなぁと思っていると後味まで酸味がジワーっと持続し、喉の奥にまで苦味がやってきました。分別するとフルーティな味わいのお酒だと思います。

最近筋トレの成果か、体重が増え続けており、三年前は60㎏前後だったのが昨年は634㎏。現在は67㎏程ですが上腕三頭筋は結構パンパンで、大胸筋もまずまず。肩や首の後ろの僧帽筋も少しいい感じになり、体重増加が悲しいのか嬉しいのか分からなくなってきました。プロテインもまあまあ飲んでいますが、食事も美味しいのでたくさん食べています。♪

(。・_・。)ノ

2025年5月18日日曜日

佐賀は旨い酒の国『東鶴冬支度おりがらみ純米生』

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今年もいろんな野菜の苗を植えました。昨年の失敗を忘れずに今年に活かし、美味しい野菜になるように、毎日手入れをします。植えたばかりなのに、もう収穫が楽しみな私です。

ズッキーニ  キュウリ

トマト  ナスの苗

さて、冷蔵庫の買い置きが底を尽き、堤町の「ひろがる酒店」さんに飛び込みました。事前にスマホで当を付けていたので、迷うことなく購入させて頂いたのが、今回ご紹介する東鶴芽吹きうすにごり生です。

佐賀県は『鍋島や『七田』、『東一、『光榮菊』など、旨い酒が数多くあり、且つ、九州一お酒を呑む県民性と相まって、次々と美味しいお酒が誕生しています。そんな佐賀県多久市の東鶴酒造が醸す『東鶴』は、幕末の1830年から続く老舗の小さな酒蔵で、お酒が売れずに廃業寸前となったのですが、長男が他の酒蔵で修行した後に自身の酒蔵を継ぎました。「呑んだ人がおいしいと言ってくれるお酒を目指す」を掲げて酒造りに奮闘します。また、より美味しくなるようにと仕込み水も、10mの井戸を更に100mまで掘り下げてまで、軟水の水に変える拘りで、150石と小さな蔵ですが家族総出で旨い酒造りを目指しています。

佐賀の銘酒東鶴  多久の山々が




裏書をどうぞ  上澄みにバブルが







撹拌すると濁って

東鶴芽吹きうすにごり生』の酒米は生卯粒で多収な「レイホウ」を、60%まで削って使います。酵母は二種類で、バナナのような香りと穏やかな酸が特徴のK1401酵母と、円やかな味わいに華やかな香りのK1801酵母です。濾過せずに壜に詰め、火入れをしない薄にごりの生酒で出荷しています。日本酒度は-1、酸度は1.5で、アルコール度数は15%のお酒は、木々の芽吹く春の季節限定酒となっています。

振らずに開栓しグラスに注ぐと、酒色はほぼ透明でシュワシュワと微発泡が蛇の目に張り付いています。香りは甘酒のように優しく穏やか、また白桃を思わせる香りが。口に含むとバブルが舌にピリピリと、サイダーのように刺さります。甘さが強くジューシーで、呑み込むと咽喉の奥に苦味がきてキレてゆきました。

今度は壜を少し振り蛇の目に注ぐと酒色は少し濁っており、滓が蛇の目の中で待っていました。香りは最初と同じく、味わいはジューシーさが増したようでした。後口もスッキとして旨味たっぷりの、感動を覚えるお酒でした。蛇の目をグイッと干して、思わず「旨い‼」と唸ってしまった私です。う~ん、このお酒はお正月のランキングに入るなぁ。

畑の野菜も大切ですが、花壇の草花も可愛がっています。肥料と病気対策をしっかりと管理して、奇麗な花が咲くように頑張っています。♪

(。・_・。)ノ

2025年5月11日日曜日

旨い!目出度い!『陸奥八仙新春祝酒純米吟醸生』

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長男夫婦と孫たちが帰って、家の中がとても静かになってしまいました。昨年5月に生まれ、今1歳の孫は小さかったのに、アッという間に大きく、そして重くなっていてビックリ。もうすぐ5歳の孫娘も身長が大分伸びていました。次に会う時はもっと大きくなっているんだろうなぁ。その楽しみを糧にして日々ガンバろうと思っています。

さて、私のイチオシは、やっぱり地元八戸市の八戸酒造が醸す『陸奥八仙』です。元文年間(1740年代)創業の酒蔵は、「文化庁登録有形文化財」に指定されており、大正時代にスコットランドから輸入された鉄骨を骨組みに使い、外部に煉瓦を積んで造られています。また、酒蔵の見てくれだけではなくお酒の旨さも天下一品で、毎年数々のコンテストに出品し多くの受賞しており、2021年には「世界酒蔵ランキング」で何と第一位に輝き、天下一品の言葉も大げさではありません。

因みに、この「世界酒蔵ランキング」は【インターナショナルワインチャレンジ(IWC)】や【全国新酒鑑評会】などの国内外の6つの大きな日本酒コンテストに入賞した際の実績をポイント化し、合計の点数で順位を競います。(種々のコンテストに参加されていない酒蔵は、ランキングには入っておりません)

この『陸奥八仙新春祝酒純米吟醸生』は、私に仕事を発注してくれるH君から、昨年末のお歳暮に頂いたもので、もう感謝しかありません。さすが、旨い酒をくれるなぁ。壜の色とラベルが昨年から新しくなり、より新春の目出度さが伝わってきます。お~、贈答にピッタリ。

陸奥八仙祝酒  金色の水引で




裏書をどうぞ  酒色は微かな琥珀

陸奥八仙新春祝酒純米吟醸生』の酒米は、コクがありスッキリとした味わいが特徴の青森県産「華吹雪」を55%まで精米して使い、酵母は非公表ですが恐らく青森県酵母、仕込み水には石灰岩層の地中深くから汲み上げた蟹沢の名水を使って醸しています。日本酒度は±0、酸度1.7の特別純米の無濾過の生原酒です。

蛇の目に注ぐと酒色は微かに琥珀色で、香りは爽やかで心地よい吟醸香。口に含むと、やはり爽やかな口当たりに、丁度良いほどの甘さとコクが。酸味にも旨味があり、呑み込むと仄かな苦みがします。甘さと酸が絶妙なバランスで、さすが『陸奥八仙』、違うなぁ。

当ブログは青森県の記事がダントツで多いのですが、こんな美味しい『陸奥八仙』があるので、記事が多くなるのも頷けるのでは。♪

(。・_・。)ノ

2025年5月5日月曜日

限定品『寒菊壽限無50純米大吟醸おりがらみ無濾過生原酒HazyMoon』

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 今は私も会社員では無いため、現在ゴールデンウィークに入っている実感がわきません。が、今回のGWには愛知県から長男夫婦が二人の孫を連れて帰省しており、とても賑やかなGWとなっています。孫娘にとても甘いじいさんなので、長男夫婦はいい加減にしろジジイと思っているかも知れません。誰かが言った「孫は可愛い」というフレーズですがその通りで、若干違うとすれば「孫は超可愛い」でしょうか。

さて先日、ウチの奥様とお刺身を買いに八食センターに行き、奥様から先日当ブログでご紹介した『翠玉特別純米無濾過生』を購入してもらいました。それともう一本、私が選んだお酒も併せて買ってもらったのですが、それが千葉県の日本酒ランキングで第一位の寒菊銘醸が醸す『寒菊壽限無50純米大吟醸おりがらみ無濾過生原酒HazyMoon』です。

このお酒は、九十九里浜に面した千葉県山武市で、創業が明治16年の創業の寒菊銘醸が醸しています。年に一度醸す無濾過生原酒に特化した超限定のOccasional(オケージョナル)シリーズ(特別な瞬間)のお酒のひとつです。寒菊銘醸の蔵の名前は、「冬菊になぞらえ、小粒ながらに一徹さを持ち末永く良い酒を造る」との想いから名付けられています。

酒名にある『壽限無』は酒米の名称で、2010年に福岡県の民間の方が、何と個人で育成した、希少な酒米だそうです。すっげー!。命名の際にテレビで「寿限無」の言葉が聞こえてきたので、「目出度い!これだ!」と決めたとか。酒造好適米の「山田錦」を父に、「夢一献」を母に生まれた酒米です。

ラベルは霞みに三日月です。霞がかかった春の夜の三日月は、お酒が似合うと古から云われており、三月の宵の空に浮かぶ霞と月をイメージしています。因みに『HazyMoon』は朧月(おぼろづき)です。

寒菊大吟醸  月のラベル

滓がらみ無濾過  裏書をどうぞき

抜栓時注意  ポンッと栓が抜け







バブルがビッチリ

寒菊壽限無50純米大吟醸おりがらみ無濾過生原酒HazyMoon』の酒米「壽限無」を50%まで磨いて使っています。酵母は非公表ですが、この酒蔵だとおそらくM310酵母でしょうか。仕込み水には、蔵内にある樹齢約300年の神木と崇める柿の木の根元から滾々と湧き出る中硬水の清水で醸した、日本酒度-5,酸度1.4ALC15度のお酒です。全国の酒販店より生産数を遥かに超える注文が入るという、購入制限が一人一本の店まである超限定酒です。

キャップシールを外すと、壜の栓が「ポンッ」と音をさせて抜けてしましました。何という醗酵力。蛇の目に注ぐと酒色は仄かに濁り、細かなバブルが浮かび、且つ蛇の目にもビッチリと張付いています。香りは爽やかにフルーティ。口に含むと、湧き上がるピチピチとしたバブルが、サイダーのように舌に刺さりました。甘さは程好く、直ぐに果実感のある心地よい酸味が口腔を覆います。呑み込むと渋味を残してキレてゆきました。スッキリとした口当たりでシュワ感があり、バランスも良く超旨いお酒でした。これは当ブログの「気に入りましたランキング」に入るなぁ。

 孫たちとはスマホのライン電話で会っていますが、やっぱり実物は可愛さが違います。滞在中はテンションがハイなのですが、帰ってしまうとガッカリ感がハンパないんだよな~。♪

(。・_・。)ノ

2025年4月27日日曜日

素晴らしく旨い!『町田酒造55特別純米美山錦無濾過にごり生酒』

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 先日、青森市で開催された「あおもり桜マラソン」10kmの部に参加しました。3月後半に左の股関節がガクガクして、練習をペースダウンしていたので、完走できるか心配でしたが、沿道の方々の温かい応援で頑張る事ができ、無事完走できました。天気予報はガチで雨。しかし、晴れ男の私が参加するとあ~ら不思議、曇り空でしたが雨は免れました。タイムはジャスト1時間で、1kmを6分のペースは満足とはいえませんが、まぁ完走したので今回は納得です。帰りも電車でしたが、途中、道の駅浅虫温泉の「ゆ~さ浅虫」で入浴し、しっかりと疲れをとり体もぽかぽかに。道の駅の裏手にある観音様食堂で「豚の角煮定食」を頂いて体力も回復させ帰ってきました。

スタート前   フリーザも参加

青森ベイブリッジ  完走しました!

さて1月末に、八戸市堤町の「ひろがる酒店」さんに行き『町田酒造55特別純米五百万石直汲み』を買ってきた際に、「もう少しで美山錦のにごりが入るはずなんですが」と店主様から伺っておりました。2月に入ってスマホを見てみると入荷していたため、直ぐに買いに走りました。

3月後半のブログに書いたばかりですが・・・、群馬県前橋市で創業が明治16年の酒蔵で、創業からの主力酒は『清嘹』でしたが、ビールや焼酎の台頭で日本酒の消費量が著しく落ち込んだ際に、現在の五代目の蔵主が「今までに無い美味しいお酒を造れば、必ず手に取ってくれる人がいる」との信念から、蔵名を冠した『町田酒造』を誕生させました。全量手造りの小仕込みで、フレッシュさを損なわないようにと、搾ってから3分以内に壜詰めを徹底しているそうです。また、杜氏は四代目蔵主の娘さんが務めており、その旦那さんは娘婿で五代目の蔵主を引き継ぎ、夫婦で助け合いながら酒造りを行っています。(これも全部前回の使い回しです)

町田酒造特別純米美山錦無濾過にごり生酒の酒米は麹米、掛米とも酒造好適米の美山錦を使っており、55%まで磨いた吟醸酒です。酵母は吟醸香をたくさん生成する協会1801号と、フルーティな酒質に仕上がる群馬KAZE酵母を使っています。また、仕込み水は利根川の伏流水を、蔵内の井戸より汲み上げて醸した、日本酒度-1ALC16度の無濾過の生酒です。個人的には、美山錦のお酒ってそれほどジューシーに醸せない酒米だという固定観念がぬぐい切れません。

町田酒造  開栓注意が

緑色ラベル 裏書をどうぞ

滓が沈んで 仄かに濁り

開栓すると細かなバブルがシュワシュワと浮かび上がります。撹拌せずに蛇の目に注ぐと、酒器の内側にバブルがビッチリと張付き、次々にバブルが浮かび上がってきます。酒色は仄かに濁っており、蛇の目からは爽やかで清々しい香りが漂っています。口に含むと爽やかな甘さがジューシーさを演出。口腔にピリピリと心地よいサイダー感が。そして咽喉もピリピリして、酸味でキレました。







撹拌後 すっかり濁って

今度は撹拌して頂きます。撹拌すると酒色は滓が浮かんで蛇の目がうっすらとしか見えません。香りは同様に爽やかで清々しい香り。期待と共に口に含むと甘さにシャープさが増し、酸も少し強くなりました。甘さも酸味も濃くなったと云う事でしょうか。こんな美山錦は呑んだ事がありませんでした。ランキングに入るなぁ。やっぱり町田酒造は旨い!。

青森在住のマラソンの師匠と一緒に走れるものと考えておりましたが、所用があり当日参加されませんでした。もしかすると八戸のウミネコマラソンでお目に掛れるものと思っています。♪

(。・_・。)ノ