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薫風香る5月の第三日曜日、「第44回八戸うみねこマラソン全国大会」が開催され、10kmの部に参加させて頂きました。本当はハーフに出たいのですが、12kmを過ぎると膝が痛んで走れません。1時間4秒だった4月の「青森さくらマラソン」の記録を更新したいと頑張って完走し、記録は59分44秒でした。1時間を切った事がとても満足で、沿道の方々からの声援の賜物だと思っております。参加者冥利に尽きました。
ねずみ男と 仮面ライダーも参加
無事完走です
さて、連休中に長男夫婦たちがお土産を買い求めるために八食センターへ行った際、一緒に行ったウチの奥様が、太っ腹なところを披露すべく、「日本酒を買ってもいいよ」と私に言ってくれました。うれしー!。端から端までじっくりと品定めを行い、買ってもらったのが山形県鶴岡市で安永2年(1778年)創業の冨士酒造が醸す『榮光冨士純米大吟醸無濾過生原酒 壽限無』です。あれっ、「壽限無」って聞いた事があるなぁ。そう、当ブログに5月5日にアップした、『寒菊壽限無50純米大吟醸おりがらみ無濾過生原酒HazyMoon』の酒米も「壽限無」でした。そう云えば美味しいお酒だったなぁ。
榮光冨士 肩ラベル
裏書をどうぞ 酒色は透明
『榮光冨士純米大吟醸無濾過生原酒
壽限無』の酒米は、酒名にもある『壽限無』で、2010年に福岡県の民間の方が、何と個人で育成した、希少な酒米だそうです。名前の由来ですが、何という名前にしようかと思いながらテレビを見ていたら、「壽限無」の言葉がたまたま聞こえたので、「目出度い!これだ!」と決めたとか。酒造好適米の「山田錦」を父に、「夢一献」を母に生まれた酒米です。
この「壽限無」を50%まで磨いて使い、酵母には香り高く酸の生成が少ない山形酵母を、そして仕込み水は日本一のきれいな水道水と言われる鶴岡の地下水で醸し、日本酒度±0、酸度1.6、ALC16.5%で、火入れしない生の無濾過の原酒となっています。
蛇の目に注ぐとトロミがあるように感じます。酒色は微かに琥珀色で、立ち上がる香りは爽やかに、そして甘やかに。口に含むと軽めのスッキリとした呑み口で、甘さは程々に酸味と苦みが結構、ズーンときます。日本酒度の±0は、「う~ん、そうか?」という感じ。呑んだ感じでは日本酒度+4、酸度1.8位に感じました。『寒菊』を想定して呑んだので、違った切り口で「壽限無」を頂くことができました。
それから4日後、冷蔵庫で保管していた『榮光冨士純米大吟醸無濾過生原酒 壽限無』を頂きました。甘さが重厚で濃くなっており、甘さと同居していた酸も気にならない程になって、苦味も気になりません。熟成したという事でしょうか。しかも、呑み口はスッキリです。
今、各道府県で新たな酒米の開発に力を入れているようです。日本酒が頭打ちのように云われますが、各酒蔵では海外へ活路を見出しており、美味しい酒米で美味しい日本酒を造りたいという、蔵人たちの心意気を感じます。♪
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