2025年7月13日日曜日

岐阜から移転、三千櫻酒造の『三千櫻純米吟醸九頭竜55生原酒』

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先月末に、おいらせ町が開催する「第40回おいらせ町いちょうマラソン」に参加させて頂きました。前回の「うみねこマラソン」では、一時間を切る納得の走りだったので、今回の目標を55分前後に定め、週3回の練習で自信を深めての出走でした。スタート後から順調で、これは目標をクリアするかと思ったのですが、何と7km付近で右足のふくらはぎが痛み出し、結果、肉離れで1時間2分と少し残念な結果となりました。青森市から参加した私のマラソンの師匠は、5kmあたりで私を軽々と抜き去り、ゴールした私を待っていて下さいました。さすが師匠。足の故障を早く治して、秋のレースに臨みたいと考えています。



自由の女神 第40回大会







青森市の師匠と

さて、先日、八食センターでウチの奥様からお酒を購入してもらえる機会に恵まれ、これはというお酒を購入しました。冷蔵庫の棚に並んだ中に『三千櫻純米吟醸九頭竜55生原酒』を発見し、おお、ハズレの無い岐阜のお酒だったなぁと裏書を見たら、何と北海道上川郡東川町とあり、同姓同名かと訝しんだのですが、スマホで調べたら酒蔵が北海道に移転していたという顛末。

三千櫻酒造の創業は明治10年。庄屋だった四代目の山田三千介さんが酒造業を起こし、その名前から三千櫻酒造としました。岐阜県中津川市で酒造りをしていましたが、蔵の老朽化で何と北海道に移転。何故、北海道かと云うと、地酒や酒造りのノウハウが無い東川町で公設民営型の酒蔵を全国に募集したところ、思惑が合致した三千櫻酒造が手を上げ採用になりました。ハードの部分の酒蔵は東川町で造り、酒造りは三千櫻酒造が担うのが公設民営型です。

三千櫻純米吟醸九頭竜55生原酒』の酒米は「九頭竜」という希少米で、2003年に生産が途絶えていたものを、2014年に福井県のプロジェクトチームが復活させた酒造好適米です。山田錦と同じ大粒の酒米で、心白も大きいのが特徴です。この「九頭竜」を55%まで磨いて使い、大雪山の天然水で醸しています。酵母やお酒のスペックは非公表でした。残念!。

三千櫻九頭竜  裏書をどうぞ







酒色は仄かに琥珀

蛇の目に注ぐと、お酒の色は仄かに琥珀色です。香りは甘さを伴った穏やかな吟醸香。口に含むと爽やかな呑み口で、重厚な甘さと優しい酸。しかし呑み込むと、口腔にジワジワと酸が刺さるようです。余韻は苦みがありますが、その苦みが次の一口に甘味を与えてくれました。甘さ・辛さ・酸味のバランスも良いお酒でした。

このお酒のラベルには龍が描かれています。酒米の九頭竜からきたものだと思いますが、九頭竜は頭が九つある龍で、龍の中の頂点に君臨しています。中国では九は久の発音と結び付けられる事から、九頭竜は永久に最強の龍となっているそうです。♪

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