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暖かい日が続いていますが風も強く、せっかくの満開の桜は花吹雪となって散っています。庭の花壇には、あちらこちらに草花の芽がチョロっと顔を出しており、早く大きくなれー、ガンバレーと応援したくなります。早くきれいな花を咲かせて、私や近隣の人たちを楽しませてほしいと願っています。
チューリップが咲いて プリムラも満開
さて、二十三日町の「宮重酒店」さんに『獺祭』を調査に行ったのですが、酒米の不足で製造量が少ない上に、人気が高まり入荷数量が少なくなって、お得意先の居酒屋さんに卸してしまえば、一般のお客に売る分が残らないという話を聞きました。うーん残念。工業製品とは違うので仕方のない事ですが、せっかくお邪魔したので冷蔵庫の中から『純米吟醸春鹿しぼりばな生酒』を購入させて頂きました。
このお酒は、奈良市福智院で明治17年創業の株式会社今西清兵衛商店で醸すお酒で、アメリカ、イギリス、フランスなど、世界10か国以上に輸出しているお酒です。もともと奈良県は日本酒の発祥の地といわれており、平城京の頃には国営の酒造場があったことが記され、春日山系の硬度の高い良質の水で醸されたお酒は、かの徳川家康に最上と言わしめたと伝えられています。
鹿がシンメトリーに 緑色の杉玉も お酒の色はやや黄色く
酒米五百万石を使い日本酒度+2とやや辛の『純米吟醸春鹿しぼりばな生酒』をぐい呑みに注ぐと、お酒の色は薄っすらと黄色に。香りは少し酸味を予感させます。口に含むとピリ感は無く、酸味もそれ程感じません。ややフルーティで清涼感のある口当たりは、優しい酸に優しい辛さと生酒特有の味わいの3つが混じりあって旨味になっています。キレもスッキリですが、呑み込んだあとには舌にジワーっと辛味が浸み込んでいるのが分かります。スイスイと口の中に入る美味しくも危険なお酒でした。
八戸では『獺祭』は「宮重酒店」さんでしか扱っていないので、気長に待つしかないのですが、とあるスーパーのお酒売り場には四合瓶で9800円で出ていました。『醸し人九平次』でさえ6千円だったのに、恐るべし『獺祭』。♪
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