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県南の八戸市には、国の重要無形民俗文化財の「えんぶり」がありますが、その年の豊作を願う祭りで、青森冬の三大まつりとして2月17日より開催されました。三社大祭の様に山車が練り歩くというようなものではありませんが、伝統的な民族芸能として小さな子供から年配の方まで、次代に繋がるように一生懸命です。「えんぶり」が過ぎると県南には春がやって来ると言われており、庭いじりができるので嬉しさが込み上げてきます。
さて、本当に有難いことに、ちょくちょく居酒屋に誘って頂いております。先日も迷惑でなければ・・と、お酒のお誘いを頂き、城下一丁目の居酒屋「吞斗」に行って参りました。ここは美味しいお酒がたくさんあり、且つ、行くたびに銘柄も変わるので、本当に楽しみです。
先ず、乾杯に頂いたお酒は、ド派手な金無垢のラベルが眩しい、『無濾過純米吟醸 梵GOLD』で、桜田門外の変が起こった万延元年(1860年)創業、福井県鯖江市の合資会社加藤吉平商店が醸すお酒です。『梵』は「誕生」「創造」を『梵(BORN)』はサンスクリット語で「けがれなき清浄」を表すもので、兵庫県産山田錦100%使用してマイナス10度で熟成させた純米大吟醸を出荷時に火入れして生貯蔵酒のように出荷しています。
香りは仄かで、味わいは火入れの分大人しくなった上品な味わいで、GOLDのラベルような派手な感じはありません。ピリ感も無く、咽喉越しもキレが良く、無濾過の旨味も十分に味わえました。
2013全米歓評会で金賞 ド派手な金ピカラベル
乾杯酒に続いて頂いたお酒は、インパクトのあるラベルに二度見してしまう、宮城県栗原市の金の井酒造(株)が醸す『特別純米川口納豆ひやおろし』でした。酒米は有限会社「川口納豆」さんが生産した美山錦を使い、日本酒度+4、酸度1.9のお酒です。香りは仄かで、味わいは「あれっフルーティ?」と思っていると、実はドシッと辛口で、原酒特有の味わいも見え隠れするような旨味もあります。納豆とは違いサラッとしてキレの良いお酒でした。
どう見ても納豆柄ですね 原酒のマークが語る旨味
3杯目にはまたまたインパクトのあるネーミングの『魚々っと火入れ』。・・・真面目にやれ!。神奈川県山北町の合資会社川西屋酒造店が酒造好適米「足柄若水」を使い、丹沢山系の地下水で醸す日本酒度+6の辛口のお酒です。酒造りのコンセプトは日本食文化の出し汁の味と合うお酒。料理もお酒の力で美味しくなり、お酒も料理の力で美味しくなるという想いをこめて造っています。香りは大人し目で、味わいは1回火入れの割には生酒のようで、しっかり辛口です。本当に辛いです。旨味もあって旨辛いという表現で如何でしょうか。実はこのお酒は、店長さんに隠している酒があったら出して下さいと迫り、奥の冷蔵庫より持ってきてもらったもので、2杯目、3杯目はお品書きに無いお酒でした。
ぎょぎょ!魚々っと 桝に溢れるように注ぎマス
今夜もお刺身や焼き鳥に巨大なホッケ焼きなど、美味しい肴と美味しいお酒で、身悶えするほど堪能させて頂きありがとうございました。いくら感謝しても足りません。この状況で今できるのは、大きな声で「御馳走様でした~」とお礼を言って帰ることくらいしかできませんでした。いつも本当にありがとうございます。♪
\(。・_・。)ノ