2015年3月23日月曜日

長野県は酒処?『川中島幻舞純米吟醸無濾過生原酒』

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 今年は積雪らしい積雪も無く過ごしやすい冬でした。彼岸花の葉が土から5cmほど顔を出し、草花たちも冬から目覚めているようです。

 さて、江陽一丁目の「加藤酒店」さんで「新しい蔵を開拓しました。美味しいお酒ですよ」と言って、大型冷蔵庫の中から出して見せてくれたお酒が『川中島幻舞純米吟醸無濾過生原酒』でした。このお酒を醸す長野県長野市川中島町の株式会社酒千蔵野さんは、創業が天文9年(1540年)と大変古く、日本全国でも7番目に古い酒蔵だそうな。杜氏の千野麻里子さんは長野県で初の女性杜氏ですが、東京農大を出て国税庁醸造試験所で2年間の研修を積んでから杜氏の修行に入りました。また、酒米の田植えから稲刈りまでを黙々とこなす職人気質のホンモノの杜氏です。実際に実力の程はと言うと、「長野県清酒品評会長野県県知事賞」を平成16年、18年に受賞するなど他にも多くの受賞歴があります。女性と侮るなかれ。

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  しぼりたてがうれしい     なんで『幻舞』なのか?    杜氏の名前が前面に 

 まあ、受賞歴よりお酒の味わいが勝負ですが、『川中島幻舞純米吟醸無濾過生原酒』の酒米は美山錦を使い、仕込み水は武田信玄と上杉謙信が戦った千曲川の支流、犀川の伏流水で醸し、日本酒度は+3、酸度1.6とロマン溢れる辛口のお酒です。期待を大きく開栓すると、穏やかで仄かな立香が。口に含むと内に甘さを隠し持つ無濾過の濃い味わいがします。舌の上の心地よいピリ感が持続し、後味に旨味がドーンとやってきます。フルーティさが口中に蔓延するに留まらず、旨味と合体しこれが日本酒か・・というレベル。文句無しで私の「2015日本酒気に入りましたランキング」に顔を出しそうな美味しいお酒でした。

 今回のお酒は加藤酒店の下沢店長さんの薦めがあって購入したお酒でしたが、彼女の舌はなかなかのもので、スルドイのです。色々なお酒を呑んで鍛えているのでしょう。・・・いいなぁ・・と少し羨ましい今日この頃でした。♪

\(。・_・。)ノ