2025年6月29日日曜日

加藤酒店で購入『琵琶のさざ浪純米活性もろみ酒生』

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暖かな初夏の日差しを浴びて、玄関前の草花がたくさん咲き誇っています。ペチュニアやガーベラ、ベゴニアなど、一年草なのに年を越した花が多く、お金を掛けていない花壇が賑やかです。

鉢植えの花も  たくさん咲いて

さて、先日町内会の集まりがあり、懇親会もあったのですが、話に夢中でお酒はコップ一杯しか呑んでおらず、何か消化不良というか呑み足りない感じだったので、加藤酒店さんに伺い『琵琶のさざ浪純米活性もろみ酒生』を購入させて頂きました。大型冷蔵庫が数台並び、日本酒がビッチリと林立しており、もう目移りがして仕方ありませんでした。

このお酒は、埼玉県入間郡毛呂山町の麻原酒造が醸しており、創業は明治15年です。創業者が9歳の頃に滋賀県から当地に奉公に来て頑張って働き、29歳の時に古い酒蔵を手に入れました。琵琶湖の側の実家や家族を偲んで「近江やに名高き松の一本木 先から先へと開くささ浪」(心を込めて人に喜ばれるお酒を造れば、人から人へとさざ波のように世に広がる)を詠み、そこから主力酒を『琵琶のささ浪』としたようです。そしてこの『琵琶のさざ浪純米活性もろみ酒生』は、予約限定酒で蔵元直販のお酒です。

琵琶のささ浪  もろみ生酒

キャップに穴  裏書をどうぞ







酒色は濁って

酒米は国産米の表記しか無いのでブレンド米でしょうか。精米歩合は70%です。酵母も明示はありません。仕込み水は秩父水系の雑味の少ない中軟水で醸し、搾る前の醪(もろみ)を荒越しして、そのまま壜詰めしているので、お米がそのままぐい呑みに注がれてきました。

醗酵中のお酒なので、スクリューキャップにはガス抜きの穴が開いています。開栓し蛇の目に注ぐと、白く濃厚なトロミがあって、シュワシュワ、ピチピチし、滓が無数に浮いています。香りは懐かしいどぶろく臭で、口に含むとやはり酸の強いどぶろくの味わい。アルコール度数は13度と低いのですが、低アルとは思えないほどのアルコール感があり、濃厚でも重さを感じさせない呑み口でした。呑んだ感じでは日本酒度-10、酸度2.0くらいでしょうか。でも日本酒度のほど甘くは感じませんでしたが。

花はこれから花壇にユリやグラジオラス、ダリア、バラ、オダマキなどが次々と咲いてきます。孫がお盆に帰省したら、また摘ませてあげたいと思うジイちゃんでした。♪

(。・_・。)ノ

2025年6月22日日曜日

奥州街道の要所、五戸町の『特奨五醸大吟醸』

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六月も残り僅かとなりました。今月は仕事が薄いため、庭や駐車場の草取りに尽力しております。冬は草取りが無くて嬉しいのですがとっても寒いし、温夏は暖かいため草が伸びるし、思うようにはいかないものですね。

さて先日、お隣の御主人からお酒を頂戴しました。五戸町の友人から頂戴したらしく、地元のお酒とのことでした。五戸のお酒とは『如空』かと思いきや、八戸酒類の五戸工場が醸す『特奨五醸大吟醸』です。五戸町は当八戸市に隣接した町で、奥州街道の要所と云われ、名馬の産地である事から、馬肉もたいそう美味しい土地柄です。八戸酒類では八戸市内に工場がありますが、五戸町、三戸町にも工場があり、それぞれ人気のお酒を造っています。この『特奨五醸大吟醸』は、五戸工場の近隣の限られた店舗でしか手に入らない、ある意味プレミアムなお酒です。そういえば『特奨五醸大吟醸』は、以前義兄から頂戴した事があるなぁ。



五醸大吟醸  スペック







酒色はほぼ透明

特奨五醸大吟醸』の酒米は、酒造好適米の定番「岡山県産雄町」を40%まで磨いた大吟醸で、酵母は酸の少ない協会10号酵母(明利小川酵母)、そして工場敷地内の井戸から汲んだ、五戸川の伏流水である軟水で仕込む、日本酒度+3、酸度1.3ALC1516度のアルコール添加のお酒です。

利き猪口に注ぐと、酒色は前回の仄かに琥珀では無くほぼ透明で、香りは爽やか系の仄かにフルーティ。スッキリとした呑み口で、仄かな甘さと軽い酸。呑み込んだ後に口腔に辛さと酸が湧き上がります。添加したアルコールの匂いも全く気にならず、呑み進むと辛口が増し増しに。コクがあり料理にどストライクのお酒でした。

今年は5月まで仕事がほぼ無かったし、稼ぎは減りますが年金が入るし、時間は自由になるし、まぁいい事の方が多いのかなと思っています。う~ん、ポジティブ。♪

(。・_・。)ノ

2025年6月15日日曜日

町内会の懇親会で『高清水精撰辛口』

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今年もいろんな植物を育てていますが、果物としてはイチゴとブルーベリーが、ほんの僅かですが育っています。ようやく花が咲いたので、もう直ぐ実になると思います。待っているのも楽しみのひとつです。







ブルーベリー

さて先日、私の住む町内の定時総会に参加させて頂きました。長い会社員生活では仕事に追われ、町内の事は何事もスルーしてきました。65歳を過ぎ諸先輩方が築き上げた町内会を次代に繋ぐべく、微力ながら尽力させて頂こうと、参加した次第です。役職はヒミツです。

たくさんの議案が報告可決され、いよいよ懇親会となりました。ビールがテーブル並び始め、日本酒は無いのかなぁと思っていると、最後に会長さんが持って来て下さったのが、今回ご紹介する高清水精撰辛口でした。

このお酒は、秋田県民なら誰でも知っている銘酒で、創業が明暦二年(1656)の秋田酒類製造株式会社が醸しています。『高清水』の酒名の由来は、大和朝廷が東北地方の拠点とした、秋田城址がある「高清水の丘」です。

秋田の『高清水』 精撰辛口

裏書をどうぞ 肴は折り詰め

高清水精撰辛口』の酒米は秋田県産米で、麹米を60%、掛米は65%に削っています。表示できないのはブレンドしているからでしょうか。酵母はあの新政酵母の変異種で601号酵母。醗酵力が強く、円やかで淡麗な酒質に仕上がる酵母を使っています。仕込み水は雄物川、旭川、太平川が集まっている、旧秋田藩佐竹公の御用井戸から湧き出る軟水で醸した、ラベル通りの辛口のお酒です。日本酒度は+8、酸度1.1ALC15.5度でアルコール添加です。

紙コップに注ぐと、色合いは無色で香りもそれ程ありません。乾杯の声に合わせ口に含むと、スッキリとした呑み口。仄かな甘さを感じますが辛さは+8のようには感じません。料理との相性が抜群で、肴の旨さを引き出します。スイスイと入り、呑み込むとアル添のクセが口腔に残りました。

一週間後にはまた会合があり、また懇親会があるようです。新参者なので、お酒を持ち込むなどの身の程知らずな真似は致しませんが、誰か無濾過生原酒を持って来てくれないかなぁ。♪

(。・_・。)ノ

2025年6月8日日曜日

長男の奥様の御両親より『特別本醸造 織田信長 大吟醸ブレンド』

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先週末は最高気温が30度と、真夏の気温となりました。もう六月初旬の気温ではありません。このまま温暖化が進めば、青森県の特産品がリンゴからミカンに変わるという話を聞きましたが、現実味を帯びています。

さて、GWに愛知から長男夫婦が孫たちを連れて帰省しましたが、長男の奥様の御両親より宅急便が届き、中を開けてみてビックリ!!。日本酒が二本。それも円柱状の紙筒に入っており、なかなかの物々しさ。愛知県から送られてきたお酒が、隣県岐阜の日本泉酒造が醸す『特別本醸造 織田信長 大吟醸ブレンド』でした。帰省中に親子で呑んで下さいという、有難いご配慮に感激です。

この酒蔵は創業が江戸時代末期ですが、日本泉酒造となったのが1948年で、もともとJR岐阜駅の側にありましたが、二十年ほど前の駅前再開発により移転を余儀なくされました。しかし、仕込み水が良質で手放せなかったため、元の酒蔵の場所に建ったビルの地下に蔵を移しました。地下では一年を通して気温が安定しいるため、新たに四季醸造に舵を切りました。主力酒は蔵名を冠した『日本泉』です。

紙管に入って 武将シリーズ



織田信長  酒色は透明

今回のお酒は、日本泉酒造の武将シリーズで織田信長の他に豊臣秀吉などがあります。日本酒が二本届いたと書きましたが、もう一本が濃姫でした。

特別本醸造 織田信長 大吟醸ブレンド』の酒米は「ひだほまれ」「あきたこまち」「山田錦」のブレンドで、60%に磨いて使っています。仕込み水は長良川の伏流水を、ビルの地下から汲み上げて使い醸しています。醸造アルコール添加の本醸造ですが、大吟醸ブレンドで特別本醸造としており、日本酒度+3、酸度1.4ALC1616度に仕上げました。

蛇の目に注ぐと酒色は透明で、香りは仄かにアルコールの香りが。口に含むとスッキリとした呑み口で、淡麗辛口の新潟のお酒のよう。少しの甘さと酸が混在し、大吟醸ブレンドを物語っています。呑み込むと酸と苦みでキレました。この手のお酒は料理に合うんですよねぇ。料理を美味しく頂きながら、永遠に呑めるお酒でした。

届いた箱にはもう一本、姉妹品の『濃姫』が入っています。これから楽しみに呑ませて頂きます。そして円筒の容器は何かに使えそうですが、何に使ったら良いのか考え中です。この辺がジジイですねぇ。♪

(。・_・。)ノ

2025年6月1日日曜日

八食センターで『榮光冨士純米大吟醸無濾過生原酒 寿限無』

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薫風香る5月の第三日曜日、「第44回八戸うみねこマラソン全国大会」が開催され、10kmの部に参加させて頂きました。本当はハーフに出たいのですが、12kmを過ぎると膝が痛んで走れません。1時間4秒だった4月の「青森さくらマラソン」の記録を更新したいと頑張って完走し、記録は5944秒でした。1時間を切った事がとても満足で、沿道の方々からの声援の賜物だと思っております。参加者冥利に尽きました。

ねずみ男と  仮面ライダーも参加







無事完走です

さて、連休中に長男夫婦たちがお土産を買い求めるために八食センターへ行った際、一緒に行ったウチの奥様が、太っ腹なところを披露すべく、「日本酒を買ってもいいよ」と私に言ってくれました。うれしー!。端から端までじっくりと品定めを行い、買ってもらったのが山形県鶴岡市で安永2(1778)創業の冨士酒造が醸す榮光冨士純米大吟醸無濾過生原酒 壽限無です。あれっ、「壽限無」って聞いた事があるなぁ。そう、当ブログに55日にアップした、『寒菊壽限無50純米大吟醸おりがらみ無濾過生原酒HazyMoon』の酒米も「壽限無」でした。そう云えば美味しいお酒だったなぁ。

榮光冨士  肩ラベル




裏書をどうぞ 酒色は透明

榮光冨士純米大吟醸無濾過生原酒 壽限無』の酒米は、酒名にもある『壽限無』で、2010年に福岡県の民間の方が、何と個人で育成した、希少な酒米だそうです。名前の由来ですが、何という名前にしようかと思いながらテレビを見ていたら、「壽限無」の言葉がたまたま聞こえたので、「目出度い!これだ!」と決めたとか。酒造好適米の「山田錦」を父に、「夢一献」を母に生まれた酒米です。

この「壽限無」を50%まで磨いて使い、酵母には香り高く酸の生成が少ない山形酵母を、そして仕込み水は日本一のきれいな水道水と言われる鶴岡の地下水で醸し、日本酒度±0、酸度1.6ALC16.5%で、火入れしない生の無濾過の原酒となっています。

蛇の目に注ぐとトロミがあるように感じます。酒色は微かに琥珀色で、立ち上がる香りは爽やかに、そして甘やかに。口に含むと軽めのスッキリとした呑み口で、甘さは程々に酸味と苦みが結構、ズーンときます。日本酒度の±0は、「う~ん、そうか?」という感じ。呑んだ感じでは日本酒度+4、酸度1.8位に感じました。『寒菊』を想定して呑んだので、違った切り口で「壽限無」を頂くことができました。

それから4日後、冷蔵庫で保管していた『榮光冨士純米大吟醸無濾過生原酒 壽限無』を頂きました。甘さが重厚で濃くなっており、甘さと同居していた酸も気にならない程になって、苦味も気になりません。熟成したという事でしょうか。しかも、呑み口はスッキリです。

今、各道府県で新たな酒米の開発に力を入れているようです。日本酒が頭打ちのように云われますが、各酒蔵では海外へ活路を見出しており、美味しい酒米で美味しい日本酒を造りたいという、蔵人たちの心意気を感じます。♪

(。・_・。)ノ