2025年5月25日日曜日

会津坂下町の豊国酒造が醸す『純米吟醸豊國生原酒』

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GWには、愛知から長男夫婦が孫たちを連れて帰省しましたが、チューリップが丁度満開で、孫娘がたくさん摘み喜んでいました。良かった~!。摘んだ色とりどりのチューリップを、花瓶に差してご機嫌です。次の帰省でも、何か花が咲いていればよいのですが。ナスやキュウリではチョッと・・・。

チューリップ  バレリーナ

さて、冷蔵庫の買い置きが底を尽いたため、前回ご紹介させて頂いた『東鶴芽吹きうすにごり生』と一緒にもう一本、堤町の「ひろがる酒店」さんから購入していた純米吟醸豊國生原酒を今回呑ませて頂きました。

このお酒は、福島県河沼郡会津坂下町の豊国酒造が醸しており、代表銘柄は創業者名の『學十郎』ですが、最近は豊久仁や蔵名を冠した『豊國』などでも名が知れ渡っています。同じ福島県の古殿町に『一歩己』を造る同名の豊国酒造があり、混同される方もいらっしゃるそうです。

会津坂下町の豊国酒造の創業は江戸末期で「生麦事件」のあった文久二年(1862)です。醪の入った布袋を酒槽に丁寧に並べ、上方から圧力を掛けてお酒をゆっくりと搾る、「佐瀬式」と云われる昔ながらの手法に拘りながら、真摯に酒造りに対峙しています。蔵のモットーは「基本に忠実に手抜きをしない」としており、先代からの指導では掃除や洗浄に手抜きをしない事も、蔵のモットーに繋がってきます。

豊國生原酒  堂々の書体



裏書をどうぞ  酒色はほぼ透明

純米吟醸豊國生原酒』の酒米は、会津坂下産の酒造好適米「夢の香」で、福島県初のオリジナル酒米です。あの「五百万石」を上回る酒質を持つとされています。その「夢の香」を55%まで磨いて使った純米吟醸で、酵母は非公表ながら、「うつくしま夢酵母」の可能性が高い気がします。仕込み水は軟水でミネラルが豊富な当地の地下水で醸した、日本酒度-4、酸度は1.6で、アルコール度数16%の火入れをしない生原酒です。

グラスに注ぐと酒色は透明で、香りはキリッとスッキリで仄かに酸の香り。口に含むとスッキリとした甘さで、程良い酸味もあります。甘いなぁと思っていると後味まで酸味がジワーっと持続し、喉の奥にまで苦味がやってきました。分別するとフルーティな味わいのお酒だと思います。

最近筋トレの成果か、体重が増え続けており、三年前は60㎏前後だったのが昨年は634㎏。現在は67㎏程ですが上腕三頭筋は結構パンパンで、大胸筋もまずまず。肩や首の後ろの僧帽筋も少しいい感じになり、体重増加が悲しいのか嬉しいのか分からなくなってきました。プロテインもまあまあ飲んでいますが、食事も美味しいのでたくさん食べています。♪

(。・_・。)ノ

2025年5月18日日曜日

佐賀は旨い酒の国『東鶴冬支度おりがらみ純米生』

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今年もいろんな野菜の苗を植えました。昨年の失敗を忘れずに今年に活かし、美味しい野菜になるように、毎日手入れをします。植えたばかりなのに、もう収穫が楽しみな私です。

ズッキーニ  キュウリ

トマト  ナスの苗

さて、冷蔵庫の買い置きが底を尽き、堤町の「ひろがる酒店」さんに飛び込みました。事前にスマホで当を付けていたので、迷うことなく購入させて頂いたのが、今回ご紹介する東鶴芽吹きうすにごり生です。

佐賀県は『鍋島や『七田』、『東一、『光榮菊』など、旨い酒が数多くあり、且つ、九州一お酒を呑む県民性と相まって、次々と美味しいお酒が誕生しています。そんな佐賀県多久市の東鶴酒造が醸す『東鶴』は、幕末の1830年から続く老舗の小さな酒蔵で、お酒が売れずに廃業寸前となったのですが、長男が他の酒蔵で修行した後に自身の酒蔵を継ぎました。「呑んだ人がおいしいと言ってくれるお酒を目指す」を掲げて酒造りに奮闘します。また、より美味しくなるようにと仕込み水も、10mの井戸を更に100mまで掘り下げてまで、軟水の水に変える拘りで、150石と小さな蔵ですが家族総出で旨い酒造りを目指しています。

佐賀の銘酒東鶴  多久の山々が




裏書をどうぞ  上澄みにバブルが







撹拌すると濁って

東鶴芽吹きうすにごり生』の酒米は生卯粒で多収な「レイホウ」を、60%まで削って使います。酵母は二種類で、バナナのような香りと穏やかな酸が特徴のK1401酵母と、円やかな味わいに華やかな香りのK1801酵母です。濾過せずに壜に詰め、火入れをしない薄にごりの生酒で出荷しています。日本酒度は-1、酸度は1.5で、アルコール度数は15%のお酒は、木々の芽吹く春の季節限定酒となっています。

振らずに開栓しグラスに注ぐと、酒色はほぼ透明でシュワシュワと微発泡が蛇の目に張り付いています。香りは甘酒のように優しく穏やか、また白桃を思わせる香りが。口に含むとバブルが舌にピリピリと、サイダーのように刺さります。甘さが強くジューシーで、呑み込むと咽喉の奥に苦味がきてキレてゆきました。

今度は壜を少し振り蛇の目に注ぐと酒色は少し濁っており、滓が蛇の目の中で待っていました。香りは最初と同じく、味わいはジューシーさが増したようでした。後口もスッキとして旨味たっぷりの、感動を覚えるお酒でした。蛇の目をグイッと干して、思わず「旨い‼」と唸ってしまった私です。う~ん、このお酒はお正月のランキングに入るなぁ。

畑の野菜も大切ですが、花壇の草花も可愛がっています。肥料と病気対策をしっかりと管理して、奇麗な花が咲くように頑張っています。♪

(。・_・。)ノ

2025年5月11日日曜日

旨い!目出度い!『陸奥八仙新春祝酒純米吟醸生』

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長男夫婦と孫たちが帰って、家の中がとても静かになってしまいました。昨年5月に生まれ、今1歳の孫は小さかったのに、アッという間に大きく、そして重くなっていてビックリ。もうすぐ5歳の孫娘も身長が大分伸びていました。次に会う時はもっと大きくなっているんだろうなぁ。その楽しみを糧にして日々ガンバろうと思っています。

さて、私のイチオシは、やっぱり地元八戸市の八戸酒造が醸す『陸奥八仙』です。元文年間(1740年代)創業の酒蔵は、「文化庁登録有形文化財」に指定されており、大正時代にスコットランドから輸入された鉄骨を骨組みに使い、外部に煉瓦を積んで造られています。また、酒蔵の見てくれだけではなくお酒の旨さも天下一品で、毎年数々のコンテストに出品し多くの受賞しており、2021年には「世界酒蔵ランキング」で何と第一位に輝き、天下一品の言葉も大げさではありません。

因みに、この「世界酒蔵ランキング」は【インターナショナルワインチャレンジ(IWC)】や【全国新酒鑑評会】などの国内外の6つの大きな日本酒コンテストに入賞した際の実績をポイント化し、合計の点数で順位を競います。(種々のコンテストに参加されていない酒蔵は、ランキングには入っておりません)

この『陸奥八仙新春祝酒純米吟醸生』は、私に仕事を発注してくれるH君から、昨年末のお歳暮に頂いたもので、もう感謝しかありません。さすが、旨い酒をくれるなぁ。壜の色とラベルが昨年から新しくなり、より新春の目出度さが伝わってきます。お~、贈答にピッタリ。

陸奥八仙祝酒  金色の水引で




裏書をどうぞ  酒色は微かな琥珀

陸奥八仙新春祝酒純米吟醸生』の酒米は、コクがありスッキリとした味わいが特徴の青森県産「華吹雪」を55%まで精米して使い、酵母は非公表ですが恐らく青森県酵母、仕込み水には石灰岩層の地中深くから汲み上げた蟹沢の名水を使って醸しています。日本酒度は±0、酸度1.7の特別純米の無濾過の生原酒です。

蛇の目に注ぐと酒色は微かに琥珀色で、香りは爽やかで心地よい吟醸香。口に含むと、やはり爽やかな口当たりに、丁度良いほどの甘さとコクが。酸味にも旨味があり、呑み込むと仄かな苦みがします。甘さと酸が絶妙なバランスで、さすが『陸奥八仙』、違うなぁ。

当ブログは青森県の記事がダントツで多いのですが、こんな美味しい『陸奥八仙』があるので、記事が多くなるのも頷けるのでは。♪

(。・_・。)ノ

2025年5月5日月曜日

限定品『寒菊壽限無50純米大吟醸おりがらみ無濾過生原酒HazyMoon』

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 今は私も会社員では無いため、現在ゴールデンウィークに入っている実感がわきません。が、今回のGWには愛知県から長男夫婦が二人の孫を連れて帰省しており、とても賑やかなGWとなっています。孫娘にとても甘いじいさんなので、長男夫婦はいい加減にしろジジイと思っているかも知れません。誰かが言った「孫は可愛い」というフレーズですがその通りで、若干違うとすれば「孫は超可愛い」でしょうか。

さて先日、ウチの奥様とお刺身を買いに八食センターに行き、奥様から先日当ブログでご紹介した『翠玉特別純米無濾過生』を購入してもらいました。それともう一本、私が選んだお酒も併せて買ってもらったのですが、それが千葉県の日本酒ランキングで第一位の寒菊銘醸が醸す『寒菊壽限無50純米大吟醸おりがらみ無濾過生原酒HazyMoon』です。

このお酒は、九十九里浜に面した千葉県山武市で、創業が明治16年の創業の寒菊銘醸が醸しています。年に一度醸す無濾過生原酒に特化した超限定のOccasional(オケージョナル)シリーズ(特別な瞬間)のお酒のひとつです。寒菊銘醸の蔵の名前は、「冬菊になぞらえ、小粒ながらに一徹さを持ち末永く良い酒を造る」との想いから名付けられています。

酒名にある『壽限無』は酒米の名称で、2010年に福岡県の民間の方が、何と個人で育成した、希少な酒米だそうです。すっげー!。命名の際にテレビで「寿限無」の言葉が聞こえてきたので、「目出度い!これだ!」と決めたとか。酒造好適米の「山田錦」を父に、「夢一献」を母に生まれた酒米です。

ラベルは霞みに三日月です。霞がかかった春の夜の三日月は、お酒が似合うと古から云われており、三月の宵の空に浮かぶ霞と月をイメージしています。因みに『HazyMoon』は朧月(おぼろづき)です。

寒菊大吟醸  月のラベル

滓がらみ無濾過  裏書をどうぞき

抜栓時注意  ポンッと栓が抜け







バブルがビッチリ

寒菊壽限無50純米大吟醸おりがらみ無濾過生原酒HazyMoon』の酒米「壽限無」を50%まで磨いて使っています。酵母は非公表ですが、この酒蔵だとおそらくM310酵母でしょうか。仕込み水には、蔵内にある樹齢約300年の神木と崇める柿の木の根元から滾々と湧き出る中硬水の清水で醸した、日本酒度-5,酸度1.4ALC15度のお酒です。全国の酒販店より生産数を遥かに超える注文が入るという、購入制限が一人一本の店まである超限定酒です。

キャップシールを外すと、壜の栓が「ポンッ」と音をさせて抜けてしましました。何という醗酵力。蛇の目に注ぐと酒色は仄かに濁り、細かなバブルが浮かび、且つ蛇の目にもビッチリと張付いています。香りは爽やかにフルーティ。口に含むと、湧き上がるピチピチとしたバブルが、サイダーのように舌に刺さりました。甘さは程好く、直ぐに果実感のある心地よい酸味が口腔を覆います。呑み込むと渋味を残してキレてゆきました。スッキリとした口当たりでシュワ感があり、バランスも良く超旨いお酒でした。これは当ブログの「気に入りましたランキング」に入るなぁ。

 孫たちとはスマホのライン電話で会っていますが、やっぱり実物は可愛さが違います。滞在中はテンションがハイなのですが、帰ってしまうとガッカリ感がハンパないんだよな~。♪

(。・_・。)ノ