いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。 今頃の時期はリンゴが旬なので、産直巡りが楽しみになっています。レッドやジョナゴールドなどは大変おいしいのですが柔らかくなりやすいため、遠くの県まで流通しないと聞き、他県の方々は気の毒だなあと思いました。あんなに美味しいのに。青森県民に生まれて良かったと思います。 さて、先日お誘いを頂いて類家の鮨店「魚がし」におじゃましました。驚いたのはカウンターには長~い水槽が設置され、エビやらウニやらえらい数張付いていた事です。これでは活きが良いのは言うまでもありません。エビのお刺身はぴょんぴょん跳ねて、お皿から脱出していましたからねえ。 踊るエビにびっくり感動 お鮨は美味しくこの後に大皿で追加 では早速、乾杯。その日本酒とは、何と驚きの『獺祭 純米大吟醸みがき三割九分遠心分離』でした。何か難しそうな表現方法ですが、「みがき三割九分」は1粒のお米を39%まで削った事を表し、小っちゃく残った芯のおいしい部分を原料に使っています。「遠心分離」はその名のとおり遠心分離器で搾って、重石を掛けると出てくる雑味が出ない搾り方を採用しているのです。置くか普通?こんなお酒。 店の奥様にグラスいっぱい表面張力を使って注いで頂いたので、乾杯と共に口からお出迎え。さすが山田錦の大吟。香りも良く、味わいは華やかでややフルーティ。雑味を感じない綺麗な味わいでした。お寿司屋さんでこのお酒、1杯八百円は激安でしょ。 こぼれるまで注いだ獺祭三割九分 浦霞禅 純米吟醸 黒龍 しずく大吟醸山田錦100% さすが鮨屋、お酒も桁違いのものが揃っていて、この後には宮城県塩竈市の(株)佐浦『浦霞 禅 純米吟醸』。宮城の浦霞といえば一ノ蔵と並ぶ宮城の雄といったところでしょうか。因みにこの禅というお酒、フランス輸出用に開発したもので、輸出手続きの煩雑さに挫折し、国内向けとして販売したという曰くのあるお酒です。スッキリ淡麗で酸味ありほのかな苦味も、私が言うガッツリ系のお酒で、お刺身やお料理がとても引き立ちます。 このあと福井県吉田郡永平寺町にある文化元年創業、黒龍酒造の『黒龍 しずく大吟醸』を頂きます。こちらも山田錦を100%使って35%まで磨き仕上げたお酒で、完成度の超高いガッツリ系辛口。料理を引き立たせる爽やかな淡麗で酸味少々のお酒は、次々にやってくる自慢の料理を美味しくしてくれる魔法のアイテムになっておりました。お腹と気持ちが満たされ今夜もごちそうさまでした。ありがとうございます。 \(。・_・。)ノ