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お盆直前となりました。花壇の方はユリやクロコスミアがほぼ終わって、黄色いヒマワリが元気に咲いています。またダリアも花を次々と付けており、夏の暑さをものともしません。
ひまわりが咲き ダリアが咲き
さて、八戸市の台所「八食センター」は、テレビで放送され全国区になりつつあります。土日は外国人や地元以外の方々が多いようにも感じられます。今回のお酒は先週の『秀鳳 純米酒豊穣祈願祭生原酒 』に続き、ウチの奥様から八食センターで買ってもらった日本酒です。
そのお酒とは、山形県鶴岡市で安永2年(1778年)創業の冨士酒造が醸す『榮光冨士純米大吟醸七星無濾過生原酒』です。創業当時は『冨士』という銘柄でしたが、昭和30年に「栄光」を付け加えた『榮光冨士』となり現在に至っています。また冨士酒造は加藤清正ゆかりの酒蔵で、九州の熊本藩主だった加藤清正が二条城で家康と謁見後に、帰途に就いた船上で怪死しました。その嗣子忠廣は改易され山形県鶴岡に配流されましたが、その地で授かった娘とゆかりがある酒蔵だそうです。
榮光冨士 北斗七星から
肩ラベル 裏書をどうぞ
酒色は透明
『榮光冨士純米大吟醸七星無濾過生原酒』は夏酒STARSシリーズの第一弾で、『北斗七星』をモチーフとして造られました。酒米は酒造好適米の「出羽の里」で、2004年に山形県で開発された酒米です。「吟吹雪」と「出羽燦々」を交配させて造った酒米は、雑味が少なく後味がクリアな特徴があるようです。そんな「出羽の里」を50%まで磨いた大吟醸で、酵母は香り高く酸の生成が少ない山形酵母。仕込み水は、日本一のきれいな水道水と言われる鶴岡の地下水で醸した日本酒度-13、酸度1.7、ALC15.8度の無濾過の生原酒です。
蛇の目に注ぐと酒色は無色透明。香りは甘酸っぱさを湛える香り。口に含むとジューシー&フルーティな味わいで、爽やかと甘さが突出しています。酸はきれいな酸で、さっぱりとした味わいにしてくれます。呑み込んで暫くすると仄かに渋味でキレました。さすが、『榮光冨士』です。
いつも感心するのは『榮光冨士』の裏書にある、使った米や酵母の種類や産地は勿論、日本酒度や酸度などのスペックが懇切丁寧に書かれています。要するに自信満々なのです。そして旨いだろうと云う気概が伝わります。♪
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